【アカヤシオ紀行】
天狗岩(1234m)〜シラケ山(1274m)〜烏帽子岳(1182m)

(群馬県)



今年はアカヤシオの当たり年、ちょうど見頃で最高!
(写真は烏帽子岳、右後方は三ツ岩岳)


2016年4月25日(月)

自宅−520相模原IC−下仁田IC−道の駅しもにた−740天狗岩登山口P〜750登山口〜821廃小屋〜905天狗岩〜909展望台〜941シラケ山〜1119マル〜1138烏帽子岳(昼食)1210〜(横道)〜1320一本岩峰〜1415駐車場

 今年も「アカヤシオ紀行」は、西上州である。
 当初の予定では、今日、毛無岩へ登って、明日、天狗岩から烏帽子岳を登る予定だったが、南牧村の「ひとつばな開花情報」によると、烏帽子岳のアカヤシオが見頃とのことで、急遽変更、今日、天狗岩から烏帽子岳を登ることにした。

 Sさんと、「道の駅しもにた」で待ち合わせ、途中、「オアシスなんもく」で車一台をデポして、湯の沢トンネルをめざして行った。

 天狗岩の登山口へ着くと先客の車が5台。止めるスペースがあってホッとした。しかし、我々が準備をしている間に続々と車が入って来た。さすがにここはアカヤシオで人気がある山だ。
 我々が出発する時は、すでに満車だった。
 今日は天気も良く、最高のお花見日和である。アカヤシオが散っていないことだけを祈りながら出発。
 駐車場からわずかに下った所が登山口である。

 左手下に細い流れを見ながら杉林の中を登って行く。10分ほどで自然林になった。淡い新緑がいい。

 途中で休んでいる人達がいたので、我々も休んで行こう。
 駐車場で我々の隣へ車を止めた埼玉から来たというご夫婦から、「烏帽子まで行くんですか?岩稜コースですか!岩稜コースなら是非連れてって下さい。後ろに付いて行きますから・・・」と言われる。

「いいですよ。でも私達は足が遅いから、途中で会ったら一緒に行きましょう」と言うと、「お願いします」と言って先に歩き出した。

 左手の沢へ降りて鉄橋を渡り、すぐに小さい鉄橋を渡り返して再び左岸を行く。新緑が眩しい。

 大きな岩が現れ、いかにも西上州の山らしくなって来た。そして岩の間からミツバツツジがお出迎え。良く見ればアカヤシオも咲いているではないか。上はかなり期待できそうだ。

 我々、オジさんパーティーは次々と追い越されながら、やっと廃小屋(写真左)へ着いた。

 小屋からは涸沢の右岸へ取り付き、急斜面を登って行く。足元に咲くネコノメソウやニリンソウを見ながら、時々、頭上のミツバツツジを見上げる。

 大きな岩壁を左から巻くように登って行くと、「おこもり岩分岐」(写真右)があった。

 ここからはアカヤシオのオンパレードになった。「お〜!凄いなぁ〜!」と歓声を上げた。
 アカヤシオのトンネルを潜って行くと、石祠が建つ天狗岩の山頂へ飛び出した。


 狭い山頂に5,6人がいて長居も出来ず、写真を撮っただけで下って行くと、鉄橋がありそれを渡ると展望台になっていた。

 その展望台からは、シラケ山と烏帽子岳が良く見えた。烏帽子岳までは、まだまだ遠い。明日登る予定の毛無岩も遠くに霞んで見えた。

(中央の丸っこいのがマル、右端が烏帽子岳)


 展望台から下る道もアカヤシオのトンネルだった。こんな所をスタスタ下ってしまってはもったいない。ここで一服して行こう。天狗岩も展望台も狭い上に人が多くて腰を下ろすことも出来なかった。ここは絶好の休み場だ。

 実はここからの下りに小さい岩峰(写真左)があった。私はこれを「一本岩峰」だと思ってしまったのがいけなかった。本物の一本岩峰を登らずに巻道へ出てしまったのだ。

 巻道を進んで行くと、「シラケ山分岐」があった。そこから戻るように急斜面を登って行くと、アカヤシオが咲く小さなピークへ着いた。

 そこからは、すぐ目の前にシラケ山(写真)が見えた。

 さらに、今登って来たばかりの天狗岩と展望台も見えた(写真)。

 シラケ山の山頂には、埼玉のご夫婦もいた。一緒に展望を楽しんだ。
 (私は、まだ一本岩峰を巻いて来たことに気付いていない)