アカヤシオ紀行
袈裟丸山(けさまるやま)・散策

A折場登山口〜雨量計〜つつじ平〜折場登山口


1本だけあった花付きが良かったアカヤシオ。バックは左が前袈裟、右が後袈裟。


2020年5月13日(水)

相模原IC630−(圏央・関越・北関東)−駒形IC(伊勢崎ICで降りるのを間違えた)−大間々−沢入−930折場登山口945〜1045ツツジ平分岐1050〜展望台1105〜1107賽ノ河原〜1137雨量計〜1148途中で引き返す〜1150雨量計(昼食)1215〜1245ツツジ平分岐〜1300山頂(1549mピーク)1312〜1320分岐〜1353折場登山口

 今年のアカヤシオ紀行パート2は、袈裟丸山である。

 当初は一泊で赤城山のかご山と袈裟丸を登る予定だったが、新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため日帰りにした。しかし自粛要請に応じないことに変わりはない。

 折場登山口へ着くと、私達と同じように自粛要請に応じない「ならず者」の車が20台もあった。やはり、ここはアカヤシオが多いので人気があるようだ。

 準備を済ませ、急な階段を登って行く。

 30mも登ると分岐があり、右が「南周りコース(一般者向)」との標識があり、左は閉鎖されていた。10年も前に来た時は左が一般者で、右が健脚者向で私は右を選択してヘバった記憶があるが、今は段差も緩くなっていた。

「アカヤシオは咲いてないか?」と目を凝らしながら急登を登って行くと、ミツバツツジが2、3本あった。しかし、まだ蕾で1、2輪しか咲いていなかった。

 もう下って来る人がいた。「アカヤシオは咲いてましたかねぇ・・・?」と訊くと、
「咲くには咲いているが、今年は少ないねぇ・・・!」、とのことだった。


 30分ほど登ると、袈裟丸山が見える展望の良い尾根に出た。前に来た時、この尾根でシロヤシオとアカヤシオの歓迎を受けたことを思い出し、ヤシオの花を探しながら登って行った。

 しかしシロヤシオがない。今年は開花が遅いようだ。

 アカヤシオはあったが、花が少ない。1本の木に数輪しか咲いていない。やはり今年は裏年で、極端に花付きが悪いようだ。

 ツツジ平の分岐までちょうど1時間だった。帰りにツツジ平の1549mピークまで行く予定なので、しっかりと道を確認しておいた。

(左が袈裟丸、右が折場登山口、正面がツツジ平方面)

 このすぐ上の岩場で休憩。周りにアカヤシオはあるが、花が少なくて絵にならない。

 この岩場から下って5,6分ほど歩いた時、左の斜面にピンク色に染まった見事なアカヤシオがあった。すでに4、5人が写真を撮っていた。私もさかんにシャッターを押した。

 やっと花付きの良い、見事なアカヤシオを見ることが出来た。これで少しストレス解消になったような気がする。

 展望台が目の前にあった。せっかくなので登ってみたが、周りの花が少ないのでイマイチだった。

 それに、この展望台は誰のためにあるのだろう。垂直で段差がある階段は、女性や子供では登れないのではないか?

 展望台から5分ほどで賽ノ河原へ着いた。ここも本来は360度アカヤシオでピンク色に染まるのだが、今年はお情け程度しかない。

 雨量計へ向かって登って行く。所々にある花付きの良さそうなのを選んで写真を撮りながら行った。

 雨量計近くなると、花付きの良いアカヤシオがあった。「こうでなくちゃ〜!」


 雨量計の広場では弁当を広げている人達がいた。ここは周りがアカヤシオだらけなのでランチには最適な場所のようだ。

 私たちはもうひと踏ん張り。小丸山へ向かって下って行く。

 登り返したピークから小丸山が見えた。まだまだ遠い。しかも、アカヤシオもなさそうだ。

 前にいた4、5人のパーティーがここで引き返して行った。私達もここで引き返すことにした。

 再び雨量計のある広場へ戻り、ここでランチタイム。

 食後は撮影タイム。


 さあ、ボチボチ引き上げよう!

 ツツジ平の分岐まで下り、左折してツツジ平の最高峰を目指して行く。ここを登るのは初めてだ。

 分岐から15分で1549mピークへ着いた。山頂からは袈裟丸や日光の男体山まで見えた。周りはアカヤシオの木だらけである。今はパラパラとしか咲いていないが、当たり年で満開になったらさぞかし見事だろうと思った。



 来年は表年だろうから、来年もぜひ来たいと思った。

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