(1,908m、群馬県・栃木県)
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自宅400−(R16)−510川越IC−高崎JCT−駒形IC−R50-R122−645道の駅(くろほね・やまびこ)655−715沢入−735折場登山口の手前へ駐車750− 755折場登山口〜845賽ノ河原852〜950避難小屋1005〜1053前袈裟1105〜1140後袈裟1200〜1230前袈裟1250〜1323避難小屋〜1450折場登山口〜1457駐車場−R122-R50−伊勢崎IC−川越IC |
「もうアカヤシオは遅いかも知れない」と思いながらも、アカヤシオで有名な袈裟丸山へ出かけて行った。
登山口からはミツバツツジが咲いていたが、アカヤシオはすでに散った後だった。少々気落ちしながら歩いていたが、賽ノ河原から上は満開だった。今が盛りと咲くアカヤシオに感激! さすがは袈裟丸だった。
朝4時に自宅を出発。いつものようにR16で川越ICをめざして行く。カーナビは圏央道へ導こうとするが、貧乏登山家はそれを無視して、ひたすら国道を走って行く。
川越ICから関越道に乗り、高崎JCTから北関東自動車道へ入る。伊勢崎ICで降りるつもりが駒形ICで降りてしまった。少々遠回りをしてしまったが、何とかR122に出ることが出来た。
まずは大間々を目指して行き、大間々からは“わたらせ渓谷鉄道”の沢入(そうり)駅を目指して行った。そもそも「沢入」と書いてソウリと読むことを今回初めて知った。
沢入には、袈裟丸山の案内版があり、それにしたがって左手の林道へ入って行く。道は狭いが舗装がしてあった。
しばらく行くと、「塔ノ沢登山口」方面との分岐があり、それを右手に見送って「折場登山口」を目指して行く。
峠へ出て5分ほど走ると、路肩駐車が目立つようになって来た。前の車が小さな空き地へ車を止めた。そこにはすでに4、5台止まっていた。上はすでに満杯だというので、私もそこへ車を止めた。R122からここまでちょうど20分だった。
出かける準備をしている間にも、続々と車が登って行く。観光バスまで登って行った。さすがはアカヤシオで名高い袈裟丸だと思った。
準備を済ませ、7時50分に出発。舗装された林道を登って行く。
5分で広い駐車場へ着いた。奥の左手に東屋とトイレがあり、右手に登山口があった。
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登山口からいきなり階段になった。2、30mほど登ると分岐になり、「北コース:一般者、南コース:健脚者」との標識。当然、私は健脚者の南(左)コースを登って行く。しかし、これがいけなかった。階段は足幅も高さも合わない急登で、登りにくいこと極まりない。一般者コースと合流した時には、もう心臓が爆発しそうだった。あ〜あ疲れた。これから先が思いやられる。
階段が終わり、フツーの登山道になると、ミツバツツジが多くなって来た。しかし、肝心なアカヤシオは咲いていない。
ポツンとシロヤシオが1本だけ咲いていた。シロヤシオが咲いているということは、アカヤシオはとっくに終わっているはずだ。「やはり一週間遅かったかァ・・・」と、ため息が出た。
ミツバツツジ(拡大できます) |
シロヤシオツツジ |
今日は団体さんが多く、ペースが乱れる。私の前には30人ほどの団体さんが一列なって歩いている。後ろにも30人位の団体さんだ。「静かに花を愛でる」などという雰囲気ではない。賑やかというよりも喧しいぐらいだ。
団体さんが遅いので歩きにくくて困る。私は後(うしろ)
(以前は後袈裟を(うしろけさ)と表記していましたが、群馬県みどり市観光課に確認したところ、「あとけさ」と呼んでいます」とのことだったので変更しました。
イライラしながら歩いていたが、小さなピークを過ぎた時、左半分が笹山になり、道幅が広くなった。そこで一気にゴボウ抜き。
(写真左は団体さんを追い抜いてから撮った写真)
視界が一気に開ける。それにしてもこれほどの笹山がとうして出来たのだろうか。本当に不思議だ。誰かが牧草、いや笹の種でも蒔いたようにさえ思える。
この登りの途中、右手の森林地帯に待望のアカヤシオが咲いていた。しかし、それはすでに咲き終わった残りだった。
ここを登りきってしばらく行くと、展望台がある広場のような所へ出た。しかし、アッという間にガスが流れ出し、展望は利かない。ここからは袈裟丸連峰が一望できるらしいが残念。
ここからはアカヤシオの木が多くなって来た。これが満開だったらと思うと残念でならない。しかし、歩いて行くとポツポツとアカヤシオが見られるようになって来た。
賽ノ河原へ着くと、ウソのようにガスが切れて来た。
雨量計の近くまで行くと、まさに満開になった。ヤッター! と、思わず歓声を上げた。やっと袈裟丸のアカヤシオに会えた。『袈裟丸を登らずして、アカヤシオを語るなかれ』と言われているそうだ。これで私もアカヤシオについて語ることが出来る。
賽ノ河原 |
やっと咲いていたアカヤシオ |
お〜、群落になって来たぞ〜! |