B車山〜蝶々深山〜沢渡〜御射山ヒュッテ〜八島ケ原湿原〜駐車場
10時30分、車山下山。 ここからは蝶々 すぐにガスが切れ出した。右手の遥か下にリフト駅と、その奥に白樺湖がチラッと見えた。 急な階段を下って行くと、例のゼッケンを付けたロゲインの選手が駈け下りて行く。逆に駆け登って来る選手もいる。本当にタイシタもんだ。 |
(リフト駅と白樺湖が見えた) |
(あれが蝶々深山らしい) |
途中で小雨混じりになって来た。
平らになった草原の中の木道を進んで行くと、レンゲツツジが綺麗になって来た。この辺は北斜面なので開花が遅いのだろう。ちょうど見頃のようだった。
(レンゲツツジが綺麗だ) |
(蝶々深山は正面の細い道を登る) |
蝶々深山を登っていると、道端にシロスミレや例のネバリノギランがあった。ネバリノギランは余り可愛い花ではないが、いたる所に咲いていた。いや、咲いていたというより生えていたという方がふさわしいかも知れない。
蝶々深山はボッテリした山頂だった(写真左)。ガスが濃い時に動きまわると方向が分からなくなってしまうような山頂だった。
蝶々深山を下り、次の分岐で沢渡を目指し、左手の山道へ入って行く。この道は獣道のようなもので、道幅は狭く、ドロンコ道だった。周りはササに覆われ、ポツンポツンと大きな露岩があった。
所々にレンゲツツジも咲いていた。
ロケーションはいいのだが、ドロンコ道の下りはたまらない。靴も雨具のズボンも泥だらけになってしまった(写真右)。
沢渡へ出て、今朝歩いた道を歩いて行くと、左前方に御射山ヒュッテが見えて来た。ここで「近道しよう」ということで、左手の細い道へ入って行った。
すぐに御射山神社があったので寄って行く。神社の周りにはクリンソウが群落で咲いていた。シナノキンバイもあった。
(御射山ヒュッテ) |
(クリンソウ) |
(シナノキンバイ) |
ヒュッテの庭先にはツアー客30人位が昼食を摂っていた。我々もここで一服していくことにした。
ヒュッテを出ると、アヤメの群落があった。櫛形山のアヤメより凄かった(私が櫛形山へ行った時は極端に少なかったのかも知れないが)。 |
再び八島ケ原湿原の木道を進んで行く。朝よりも視界が広がり、湿原全体が見渡せた。対岸にあるキャンプ場の建物まで見えた。これだけ見えれば申し分ない。
12時40分、駐車場着。駐車場はほぼ満車状態だった。
「ハ〜イ! お疲れさま〜!」
霧ヶ峰がこんなに広いとは思わなかった。昔、強清水から車山へ登ってリフトで下ったが、そのコースでは霧ヶ峰の一部を歩いただけで本当の良さは分からない、ということを今回知った。
霧ヶ峰は6月のレンゲツツジや7月のニッコウキスゲ、さらには9月のマツムシソウなどが有名なので、その時期に行くのが一番いいだろうが、他の季節でもここは湿原あり、木道あり、草原ありと変化に富んでいるので充分楽しめる。
だが、やはり次はニッコウキスゲが咲く頃に行ってみたいと思っている。