花紀行
袈裟丸山 (群馬県・栃木県)
D折場登山口〜小丸山〜つつじ平〜折場登山口
(ミツバツツジが満開!)
2023年5月12日(金)
更新日:2023年5月17日
桐生市515−615折場登山口635〜755つつじ平分岐〜810賽の河原〜836雨量計845〜930小丸山950〜1010避難小屋〜1045小丸山1051〜1126雨量計(昼食)1155〜1226つつじ平分岐1230〜1242つつじ平(1549mピーク)1255〜1309つつじ平分岐〜1400折場登山口
|
一昨年(2021年)は、5月4日に行ったが、アカヤシオはまだ1〜2分咲きだったので、今年は一週間遅らせた。それが裏目に出てしまい既にアカヤシオは散てしまったという。
アカヤシオが散ってしまったということは、逆にシロヤシオやミツバツツジが咲き出しているかも知れない、という期待を込めて出掛けて行った。
それがズバリ、咲いていたのである。ミツバツツジとシロヤシオの共演が見られ、さらに小丸山の山頂付近では待望のアカヤシオとシャクナゲも見ることが出来た。まさに怪我の功名だった。
まずはその花々をご覧下さい。
(ヤマツツジ)
|
(ミツバツツジ)
|
(シロヤシオ)
|
(アカヤシオ)
|
(シャクナゲ)
|
折場登山口へ6時15分着。先客の車はキャンピングカーを含めて4台。さすがにGWが終わりアカヤシオも散ってしまったという中途半端な時期なので空いているのだろうと思った。今日は到着が早かったこともあるが、こんなガラ空きは初めてだ。(帰りは路駐が10台位あった)
|
まずは登山口に咲いていた真っ赤なヤマツツジがお出迎え。アカヤシオは散ってしまったそうなので、ヤマツツジだけでも咲いていたので嬉しい。 |
|
ポツン、ポツンと咲いているヤマツツジを見ながら登って行くと、ミツバツツジが現れ、さらにシロヤシオも現れた。バンザーイ! |
(シロヤシオとミツバツツジの競演)
左側が伐採された草地へ出ると、シロヤシオが多くなって来た。対岸の尾根もシロヤシオとミツバツツジが綺麗だ。
ここで写真を撮っていると犬を連れた女性2人が登って来た。犬も山を登るんだからエライ!
さらに登って行くと、ミツバツツジのオンパレードになって来た。シロヤシオとヤマツツジはまだツボミだが、これが咲いたら赤、白、紫色に染まり、さぞかし凄いだろうと思った。
つつじ平の分岐で小休止。よく見ればつつじ平はミツバツツジで紫色に染まっているではないか。帰りに寄って行こう。
ここからは、まさにミツバツツジのトンネルになってきた。とにかく凄い。仲間達も歓声を連発している。
雨量計まで行くと、アカヤシオがわずかに残っていた。我々を待っててくれたようで嬉しい。ここで小休止。
雨量計から一旦下って登り返して行く。シロヤシオは全くのツボミで、ミツバツツジも1〜2分咲きになり、花が少なくなった。
チョッピリ寂しさが漂った時、何と満開のアカヤシオが現れた。それも咲いたばかりのピチピチした花だ! |
|
|
待望のアカヤシオの写真を撮りながら小丸山山頂へ到着。
山頂からはわずかに雪を抱いた日光白根山が見えた。その白根山の手前に皇海山が見えるが、余り魅力は感じない。 |
|
ここで下山コースを急遽変更。往路を引き返す予定だったが、アカヤシオが凄いので、一旦避難小屋まで下って巻き道で戻ることにした。
この下りはアカヤシオ・ロードとも言える群生地だ。よくぞ今まで残っていてくれた。アカヤシオに感激! 写真を撮りながら下って行く。
仲間が、「シャクナゲがあるぞ〜!」と叫んでいる。よく見れば崖のような急斜面にシャクナゲが見えた。ズームで写真を撮った。
今日は、ヤマツツジとミツバツツジ、シロヤシオを見て、最後の締めにアカヤシオとシャクナゲを見る事が出来た。最高だ〜! バンザ〜イ!
|
避難小屋まで下って、さて巻き道を通って帰ろうと思ったが、その巻き道がない。私は初めて来た時に巻き道を通っているので必ずあるはずだ。みんなで踏み後を探したが見つからない。
ロープが張ってあったが踏み跡らしいものは無く、笹に覆われていた。(これが昔の巻き道だったようだ) |
仕方がなく小丸山へ引き返す。山頂にいた方に聞いてみると、
「アカヤシオを痛めるので市が通行止めにしたんですよ。もう5,6年も前だったですかねぇ・・・!」
とのことだった。私が歩いたのはもう15年も前のことだった。
雨量計でランチタイムにした。お天道様の日差しを浴びながらお弁当を広げる。
帰りにつつじ平へ寄った。ここはミツバツツジの群落で驚いた。これほどの群落は見たことがない。なんと素晴らしい光景だろうか!
写真ばかり撮っていて前へ進まない。もう250枚も撮ってしまった。
|
下りも写真を撮りながら下って行った。 |
今回は、アカヤシオを見ることが目的だったが、そのアカヤシオは小丸山の山頂付近で見ることが出来た。さらにシロヤシオやミツバツツジも見ることが出来て本当にラッキーだった。
袈裟丸はアカヤシオで有名だが、私はあれほどのミツバツツジの群落は見たことがない。とにかく感動の連続で、家に帰ってこれを書いている今も興奮が覚めない。