(1,977m、 群馬県・新潟県)
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自宅430−530川越IC−水上IC−715谷川ロ−プウエイ駅730〜757厳剛新道登山口〜848第一見晴〜1025西黒尾根分岐1031〜1220トマノ耳1245〜1300オキノ耳〜1308奥の院〜1316オキノ耳〜1330トマノ耳1336〜肩の小屋〜1424熊穴沢避難小屋〜1504天神平〜(ロープウエイ)〜1534ロ−プウエイ駅 |
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8月下旬に中央アルプスの経ケ岳へ行った時、転んで腰をひねってしまい、翌日から腰痛で身体を動かすたびに悲鳴を上げていた。
その痛みもやっと治まり、今までじっと我慢していた山恋が一気に爆発。「山へ行くぞ!」と一人で吠えた。そして、「さて、どこへ行こうか?」と思いめぐらした時、谷川岳が思い浮かんで来た。谷川岳ならロ−プウェイもあり日帰り出来る。リハビリ山行にはもってこいだ。
思えば、谷川岳はもう30年も前に登ったきりだ。久しぶりに青春時代を思い出しながら登るのもいいだろう。それに紅葉も見頃かも知れない。
朝4時半に自宅を出発。R16で川越へ出て関越道へ乗った。今朝は雲も多いが、雲の間から昇った朝日が眩しかった。
しかし、赤城高原近くなると、電光掲示板に「傘マークに雨注意」の表示がでた。「ウソー! 今、ラジオの天気予報で晴れると言ったばかりなのに・・・!」とグチが出た。
月夜野付近は路面が濡れ、路肩には水溜りがあった。この辺は大分降ったようだが、すでに雨は上がっているので安堵した。
水上ICで降り、土合駅の先にあるロープウェイ駅の駐車場へ7時15分着。(料金は1日500円)
準備を済ませて7時30分出発。まずは一ノ倉方面をめざして歩き出すと、ちょうどマイクロバスから降りた高校生ぐらいの若者20人ぐらいが歩き出すところだった。彼らの後へ付いて行った。 (写真の正面が天神平) |
舗装された林道を歩きながら、昔は上野発の夜行列車で来て、土合駅の長い階段を登ってからこの林道を歩いたハズだが、今は車でロ−プウェイ駅まで来られるので楽だと思った。
この辺はまだ紅葉には早い。山の上の方ははたして紅葉しているのだろうか。
西黒尾根の登山口を見送って進んで行くと、水溜りが多くなって来た。この辺は大分降ったようだ。
後ろから聞こえて来る鈴の音がやけにうるさいと思ったら、ザックを背負って走って来る人がいた。最近はこうゆうスポーツというか登山スタイルが流行っているらしい。
マチガ沢登山口(厳剛新道)まで来ると、10台ほど止められそうな駐車場に4台の車が止まっていた。ここから谷川岳を往復しているのだろうか。 駐車場の前にはマチガ沢園地がありテーブルやイスがあった。 20人位の若者のパーティーを先に行かせ、後から少し遅れて登って行った。ここは30年も前に一度登っているが、どんなコースだったかは全く覚えていない。初めて登るようで新鮮だ。 |
5分も登ると沢沿いの道となった。雨上がりで石や岩が滑りそうだ。
しばらくすると、その沢沿いの道から離れ、石と岩の登りになった。若い人達はやはり元気がいい。どんどん遠ざかって行った。
8時48分、右手が少し開けた所へ出た。マチガ沢の沢音が聞こえ、正面に断崖が見えたが上部はガスって見えなかった。そこから1分ほど登った所に「第一見晴」の標柱があった。せっかく着いた見晴台だ。何としても絶壁が見たい。しばらくガスが切れるのを待った。そして、やっと撮った一枚が下の写真。
見えたのは一部であったが、鬼の歯のような岩峰と絶壁に、やっと谷川岳へやって来たという実感が湧いて来た。
ここからは、右手にマチガ沢の沢音を聞きながら尾根道を登って行くが、雨が降ればたちまち沢になってしまうような涸沢だ。斜面も段々キツくなって来た。
登山道の周りには黄葉が見られるようになって来た。 いつの間にか、薄っすらとガスが忍び寄って来た。右手に見えていた絶壁も見えない。こんな時はただモクモクと歩くしかない。 |
途中に「危険」の表示があった。そこからトラバースして1、2分もすると、鎖場があった。鎖は掴まなくても登れるが、今日は雨上がりで岩がツルツル滑る。
その鎖を登り切った所の一枚岩が、氷のようにツルツルで怖かった。そこからさらに鎖と梯子を登って行く。
さらに鎖場は続く。
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紅葉がだいぶ良くなって来た。
またガスが切れて絶壁が見えるようになって来た。そして正面にトマノ耳が見えた、と思ったが、そんなに早くトマノ耳が見える訳がない。
(絶壁が見える) |
(紅葉) |
(トマノ耳かと思った) |