レブンアツモリソウが見たい!
白馬五竜高山植物園


(レブンアツモリソウ。これを見に行ったのだが・・・?)


2025年6月8日(日)

 北海道の礼文島にしか咲かないというレブンアツモリソウは、10年以上も前に東京ドームの「世界らん展」でガラス越に見たことがあるが、やはり自然に咲く花が見たいと思い、昨年、「礼文島でアツモリソウを見るツアー」に申込んだが、天気が悪そうなのでドタキャンした。

 そんな訳で、もうレブンアツモリソウを生で見る機会はないだろうと諦めていたが、何と長野県の「白馬五竜高山植物園」で咲くというではないか!

 早速、出かけて行った。

 ロープウェイの終点、アルプス平に着くと、近くに植物園の職員がいたので、
「レブンアツモリソウは咲いてますか?」と訊ねると、

「まだ咲いていませんねぇ・・・。今年は雪が多く、雪解けも遅いので2週間位遅れてるようです」 と言って、

「ここにありますよ、これです!」と指をさす。

 それは花どころかやっと芽が出たばかりだった。(右の写真)

 私はこの花を見るためにわざわざやって来たのだが・・・。

 近くにアルプスの3大名花と言われるエーデルワイス、ゲンチアナ、アルペンローぜがあったが、まだ芽も出ていなかった。ダブルショックでガックリときた。

 しかし、近くに綺麗な花が咲いているのを見て、気を取り直おす。サクラソウの仲間のようだ。


(プリムラロゼア)

 せっかく来たのだからお花を楽しもう。

 右手後方に八方尾根、その奥に白馬三山を見ながら斜面を登って行く。


(植物園内)

(八方尾根と白馬三山)

(ハクサンイチゲ)

(チングルマ)


 ハクサンイチゲやチングルマなど一般的な花を見ながら登って行くと、初めて見るめずらしい花があった。



 さらに初めて見る花があった。どこにでもありそうな黄色い花で、うっかりすると見逃してしまいそうだ。
 よく見ると葉っぱが変わっており、日本ではほとんど見ることが出来ない貴重な花で、絶滅危惧種だという。


(拡大できます)

(日本ではほとんど見ることが出来ないという)


(淡い紫色のシラネアオイ)

(白いシラネアオイ)

(紫色のカタクリ)

(キバナカタクリ)


(?初めて見た花. 拡大可)

(?これも初めて見た。拡大可)

(コケモモ)

(トガクシショウマ)


(キバナシャクナゲ)

(?)

(ハルリンドウ)

(?)


(ウルップソウ)

(ムラサキヤシオ)

(クマガイソウの蕾)

(ミヤマオダマキ)


 最後はレストランで、五竜岳や白馬三山を眺めながらコーヒーブレイク。


 ロープウェイを降りて外へ出ると、アヤメとニッコウキスゲの競演だった。


 レブンアツモリソウは来年のお楽しみ、ということにしよう!