平蔵のコルには、昨日、剣山荘で一緒にビールを飲みながら山談義をしたガイドさんがいた。オバさん2人を案内して南壁を登るという。
ここには、昔、コンクリ製の避難小屋があったが、今はトイレになっている。登りの場合はトイレの下を通り過ぎてしまうため、トイレがあることに気付かない人や、そもそも、ここを「平蔵のコル」だと気付かない人もいるようだ。
そして、ここからがいよいよ「カニのタテバイ」である。
ここから見る限り、かなりビビルが驚くことはない。実際は鎖と人工足場が必要以上?にあるので、両手を同時に離さない限り問題はない。
カニのタテバイを登った所から振り返ると、凄い高度感だ。ちょうど今、切り立った平蔵の頭に登山者の姿が見える。
カニのタテバイが終われば、もう急峻な岩場はない。フリーハンドで登って行く。
平蔵のコルから、ちょうど20分でカニのヨコバイ(下りコース)との分岐へ出た。もう下って行くパ−ティーがいた。若者に立ち止まってもらい、標識の写真を撮った(写真右)。それにしても、もう下って来るとは速い。 |
山頂へ7時8分着。山頂には30人ぐらいの先客がいた。皆さん満足そうにはしゃいでいた。私は久し振りに山頂へ立って感無量だった。
展望はバツグンだった。しばし展望を楽しむ。
(剱岳の山頂) |
(北ア南部の山が見える) |
(八ツ峰の奥に後立山連峰が・・) |
(後立山はさらに続き、針ノ木まで見えた) |
さて、ぼちぼち下ろう。7時30分下山。
(まずは、なだらかに下り・・) |
(こんな所を下ると・・) |
(平蔵のコルが見え、楽勝かと思ったが・・) |
ここからが待望の、いや、恐怖の「カニのヨコバイ」である。
(この辺は、まだ序の口で・・) |
(ここが核心部・・) |
(真っ逆さまに見える梯子を下り) |
(さらに鎖を下る) |
(下から見るとこんな感じ) |
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