そして、再び薬師岳の山頂へ立った。意地と根性で45分で登って来た。「あ〜あ〜、疲れるなあ〜!」
山頂でコンビニのオニギリを頬張っていると、宇都宮から来たという単独行がやって来た。お互いにアカヤシオが咲いていないことを悔しがる。
彼に夕日岳について訊いてみると、「すぐそこに夕日岳へ下る道がある」と言って、峠から登って来た道を指さす。「そんな道、あったかなあ〜?」
彼も夕日岳へ行くという。その彼よりも先に出掛ける。整備された広い道を下って行く。 右手に皇海山や袈裟丸山がスッキリと見える。 (右奥が皇海山、左が袈裟丸山)
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この道は、『日光開山の祖である勝道上人が、古峰神社で修行し、そこを拠点に男体山を開山した道筋であり、禅頂行者道』というそうだ。 途中に石祠と石像があった。私は喪中なので写真を撮っただけで下って行った。 |
そんな味気ない稜線を歩き、やっと「三ツ目」へ着いた。そこに今朝、細尾峠で一緒になった2人組がいた。 (写真左:三ツ目のピーク直下から見た夕日岳) (写真右:例年ならアカヤシオでピンクに染まるという三ツ目) ネットによれば、この三ツ目一帯はアカヤシオの群落でトンネルになるという。しかし、薬師岳からここまでアカヤシオは1本もなかった。何か騙されたような気がしてならない。 |
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