岡田 棣35歳・裏面署名は自筆と思われる | 昭和13年6月号「将棋日本」 掲載記事資料提供 加賀乙彦氏 |
「乾州岡田君行状」の著者「陸 義猶」は前出の小木<コギ>貞正の知人である。 小木貞正は棣の長女・友の夫で、友は櫻井錠ニの妻三子の姉でもある。 櫻井錠ニ遺品資料の「乾州岡田君行状」のオリジナル冊子の中、3ページ〜5ページが欠落していましたが、加賀乙彦先生からご提供頂いたコピーが岡田棣略歴の参考資料となりました。 又、「将棋日本」掲載記事からも棣の「将棋の腕前は二段である事」・「上野の図書館に寄贈された文献は千冊にも及ぶ事」又「明治18年9月26日に岡田邸での大局記録」など貴重な資料を頂きました事に大変感謝申上げます。又岡田家に係わる家系図もお示し下さり、友が早世した為、貞正は加賀藩士の息女中村千賀と再婚。その孫に加賀乙彦氏は当られます。また貞正の伯母の久・小畠弥五郎(加賀藩士)の孫が「室生犀星」に当られる事も新たに解かりました。 |