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大正元年十二月の
卒業証書
医療法人社団友仁会 赤坂見附 前田病院所蔵
卒業証書の前田友助博士は卒業後慶応大学医学部外科学教室で教鞭をとる傍ら、大学病院の技術と開業医の親切さを併せ持つ独自の構想を理念に昭和2年、当地に前田外科病院を創設。爾来三代に亘りその理念は引き継がれ近代的設備と新技術の導入、広い分野への発展を目指し社会に貢献している。(
ホームページより抜粋
 櫻井錠二は明治40年12月から大正8年4月に定年退官するまで理科大学長を務めていたので当然理科大学の卒業証書には理科大学長として署名していたと思われるが現存を確認していない。「総長事務取扱」は大正元年8月から翌年4月までのわずか9ヶ月間だけである。医科大学の卒業証書に署名があるのは、大変希少と思われる。ましてや震災や戦災を免れて現存する事は奇跡的と言えよう。
 当時卒業式は7月10日に執り行われていたが明治天皇のご病気、崩御でこの年は十二月二十六日に執り行われたと思われる。
画像提供:酒井 茂氏(建築家・櫻井錠二曾孫)昭和56年、新病院建設時に設計と工事に約3年間携わったご縁で、卒業証書のコピーを頂戴した。前田病院の理念に感銘を受け、現在も総院長の前田昭二先生始め、ご子息で現・院長の京助先生とも親交が続いている。

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医学博士 青山胤通の紹介