JA1LU局のカード    1955年10月26日  7Mc  A3
TX: Antpow  10W   RX: D.S,   Ant: Dipole

港南クラブ
Yokohama

ハムフェア2012

Ham Radio JA1LZ Homepage   

今年も8月25-26日ハムフェアが開催されます。港南クラブも例年どおり参加いたします。
小間の場所は7月9日の抽選会でJ-14に決まりました。 場内中央通路に面していますので
分かりやすいと思います。
アマチュア無線局の局長さん、SWLの皆さんのお越しをお待ちしています。

巣鴨から春日まで
毎年ハムフェアの小間の場所抽選会は文京区で
行われます。今年もまず巣鴨のJARLに寄り
まして、会費の納入と転送のカードを箱に
入れて、訪問者サイン帳に記入などをする。
軽くなったカバンをしょって白山通りを後楽園の
方向に歩き始める。日陰を探して歩くが、陽は
すでに高くあまり日陰はない。
途中道路脇に桔梗が咲いているのを見付けた。
我が家の庭の桔梗は5月頃咲いていたが・・・
小一時間程歩いて春日に到着。
此処には文京区役所がありまして、25階は展望
フロアーになっております。ここでオンエヤー
するためにハンディ機を持参しておりました。

文京シビックセンター
文京区役所の別名ですが展望フロアーは25階
なのでハンディ機でも遠くまで飛んでくれます。
コンビニで買ったパンと牛乳で手早く食事を
済まして、CQ、CQ・・・といきたいところ
ですが、どこも使用中で空きが有りません。
やっと空きチャンネルを見つけたり、BKを掛け
たりでJK1JUI、JA1WZX、JH1KVI各局と
430MHz帯FMでQSOできました。
またここで2文字アイボール会で毎年出展の
7N2UUA矢口さんにお会いしました。
お客さんにシャッター押して貰った写真、
残念なことに東京スカイツリーは小さくしか
写っていませんね。.

今年の展示品
今年2012年は戦後アマチュア無線が再開された1952年から満60年になりますので、その当時の
写真や資料を展示しようと考えております。幸いJA1AT 横瀬さんより1952年当時のJARL NEWS
第134号から138号までの貴重なコピーを頂きましたので再開当時のアマチュア無線界のことを
知る上で大変参考になりました。
このJARL NEWSはJARL理事長をされておられたex.J2JJ 大河内正陽先生の自らの編集となって
おりました。

その当時のアマチュア無線界の状況は・・・
アマチュア無線技士国家試験
第1回1951年6月実施1級47人、2級59人合格
第2回1951年10月実施1級27人、2級48人合格
予備免許1952年7月29日次の30局におりる。JA1AA-JA1ALとJA1WA、JA2AA-JA2ADとJA2WA、
JA3AA-JA3AF、JA5AA、JA6AA-JA6AC、JA8AAとJA8AB
試験電波を発射 JA1AB市川さんが予備免許の当日試験電波発射届を提出して最初のオンエヤ
本免許は8/28一斉に交付。「本日JAは11年ぶりに再開した。全世界のハムにQSPを頼む。」
JA1AH小宮さん達はキーをたたいた。(以上は香山晃著ハム半世紀より)
下の写真にありますJA1AN、JA1AT、JA1AX、JA1BA、JA1BC、JA4AA各局は1952年9月22日付の
予備免許(JARL News Nov. 1952 第138号より)  なお私のJA1LZの予備免許は翌年の1953年8月29日付
です。

Rev 2022. 4.  3

ハローCQ-アマチュア無線60年の思い出” というタイトルで自伝を出版されたJA2AC村松さん、
最初に予備免許を受けた30局のお一人ですが、この本の中で開局当時の諸事情が書かれています。
装置は完成したがなかなか検査に来てもらえず翌年の1953年3月5日になってしまった。本免許に
なって初交信は3月11日で埼玉県のJA1CG局、この日にJA7AI、JA3BM、JA1AT、JA6AS、JA6AX
各局と順次交信された。


横浜クラブ  最近の横浜クラブの活動を報告します。クラブ結成以来5年目を迎えて現在1級3人、
2級7人が、夫々無線局開設を急いでいる。8月31日大島OM(Ex.J2HZ)宅でミーティングを行い、
会長JA1BZ林OM始め多数の出席者を得て、種々アマチュア無線局の設備、運用などにつき話合った。
会員は総勢31人で、皆熱心なアマチュアである。クラブ員のセット類は今後のアマ無線局にふさわしい
立派なものであると思う。 横浜市神奈川区 JA1CB野村四郎(QSL Card)方 (JARL News Oct. 1952,
第137号より)

JA2RM局のQSLカード
このカードには5mに関連する機器や
VHF伝播などの情報が記載されている。
☆NATIONAL社受信機
☆J2OS自作の56Mc送信機
☆TRM送受信機for 56Mc
☆キングソロモンの法則も56Mc
戦前J2KS 戦後JA1KSで活躍された栗山晴二氏が昭和15年の秋「無線と実験」誌に20枚近くの
天気図を示して発表された

現在の50MHz帯は波長6mですが戦前は56Mcで5mだったようですね。詳しくはJA2RM氷室さんの「JA2RMじじいのBLOG 201302」で説明されています。

戦前戦後アマチュア無線史
JA2RM 氷室さんのホームページ「電脳パピーニュウス」第34〜48号にアマチュア無線再開時の
状況が詳しく書かれておりまして貴重な資料となっております。また2005年のCQ誌に数回にわたり
「創刊時代のアマチュア無線」というタイトルでアマチュア無線再開時のことが書かれています。

                             ハムフェア2012用に作成した展示品A

黎明期の50MHz
丁度60年前1952年7月29日、戦後最初の予備免許が30局に与えられたが、この日を記念して
「アマチュア無線の日」が誕生した。この30局の内、6mだけの申請はJA1AGとJA1AI、
HF+6mはJA1AC、JA1AD、JA1AE、JA1AL、JA3AAの5局である。いきなりVHFに挑戦された
そのパイオニア精神に敬服致します。

JARL元会長のJA1AN原昌三氏はCQ誌1953年1・2月合併号から始まった連載記事
「About VHF」のなかで次のように述べられています。
50Mc Bandの近況  50Mcバンドは全く淋しい。7Mcを銀座通りとすると50Mcは人里
離れた山道、誰かに会うと、おゝこゝにも人がいたかと感激する。
関東ではAG(52.5Mc)、AI(51.3Mc)、AK(52Mc)、AL(50.4Mc)が良く出ている。
ANのシグナルは夜間20〜23時頃川崎市のAGさんの所でR5S8(距離18km)、藤沢市のAIさんの
所へR5S4〜5(距離45km)で届いている。毎日同じ様に受信出来るとの事、高田馬場のCOさんの
所では超再生のRXでR5S9、毎晩21〜22時頃AL、AN(50.4Mc)、CO(21or14Mc)のクロス
バンドでコンタクトを取っている。AG、AIの電波は東京都内でR4S4〜5以上で毎日聞える
とのこと。」この連載記事は現在も続いていて昨年の2011年9月号で第700回となりました。

このような時代、JA1AI(藤沢市)とJA1AG(川崎市)間で6m最初の交信が行われましたが、
この時のログと、この2局のシャックの写真を昔のCQ誌から見つけて展示品Aに加えました。
左上の写真はJA1AGさん宅でVHFパイオニア達のミーティングのスナップ、また右上は
サンケイ新聞に「ニッポンの還暦、戦後60年 人・世相」というタイトルで掲載された
JA1AN局のシャックです。
また下部中央の緑色のコピーはオーム社発行「ラジオと音響」誌1953年7月号の付録で
戦後初の局名録です。毎年実物をハムフェアでご覧頂きました。なにしろ古いので紙が
ボロボロになりましたので今年はコピーした複製品を用意しまた。この局名録については
別ページに説明してあります。


アマチュア無線再開60周年にちなんで、先人達のご努力に感謝しつつ展示品をまとめました。
多くの方にご覧頂き喜んでおります。

当小間にお立ち寄り頂いた方、又会場でお会いしました局長さんは・・・・
JA1AI  JA1AT  JA1CP  JA1EM  JA1FY  JA1GK  JA1HG  JA1HV  JA1HZ  JA1IB  JA1II  JA1IZ  JA1KK  JA1KP  JA1LC  JA1LI  JA1LU  JA1OQ  JA1PX  JA1QC  JA1QO  JA1UX  JA1VD  JA1WL  JA1AAF  JA1AEW  JA1AFF  JA1AFS  JA1AZS  JA1BDD  JA1BON  JA1BON  JA1BRK  JA1BSN  JA1BVA  JA1BZQ  JA1CBF  JA1CGC  JA1CIC  JA1CJY  JA1COH  JA1CQJ  JA1CQT  JA1CXC  JA1DCK  JA1DCY  JA1DDZ  JA1DTS  JA1EDC  JA1EEV  JA1ESJ  JA1ETZ  JA1FFS  JA1FNO  JA1GLP  JA1HFA  JA1HQG  JA1IIV  JA1IQK  JA1IZZ  JA1JFT  JA1JNM  JA1KXL  JA1LPO  JA1LWX  JA1MEO  JA1MFO  JA1MPF  JA1NAF  JA1NAM  JA1NMH  JA1NND  JA1NSJ  JA1NVF  JA1OZK  JA1PNI  JA1PRR  JA1PRX  JA1PXV  JA1PYP  JA1QEU  JA1RLQ  JA1STY  JA1TBX  JA1TGC  JA1TLZ  JA1TPS  JA1UZQ  JA1VJD  JA1VMW  JA1VUI  JA1VXQ  JA1WAI  JA1WBW  JA1WLO  JA1XUY  JE1UMG  JE1THF/JA3BWX  JF1DIJ  JF1IWT  JF1IZM  JF1JDA  JF1KKL  JF1KUR  JF1MLG  JF1NYK  JF1OQL  JF1OVO  JF1TMT  JF1UMK  JF1WCD  JF1WTP  JF1XTG  JG1BUF  JG1BXA  JG1FYA  JG1GJL  JG1HUF  JG1KOE  JG1TRT  JG1UCF  JG1UEZ  JG1UMG  JG1UUN  JG1XBQ  JH1ASG  JH1ANW  JH1BDA  JH1BNI  JH1CSA  JH1CIK  JH1DWU  JH1EBU  JH1EHA  JH1FVE/JA1-7777  JH1HAK  JH1HGF  JH1HUK  JH1JBO  JH1OJY  JH1OHZ  JH1QOI  JH1QYS  JH1SUM  JH1TIW  JI1EWK  JI1FXS  JI1QEO  JI1RUM  JI1WTL  JJ1AMJ  JJ1CWX/JH0HOD  JJ1KZI  JJ1PSM  JJ1RZG  JJ1TBU  JJ1UZU  JJ1VVO  JJ1WPR  JJ1WTL  JK1FFB  JK1KHT  JK1NEW  JK1THX  JL1BFC  JL1HHN  JL1LOW  JL1RLX  JM1BKZ  JM1KTC  JN1CCF  JN1IRN  JN1KWT  JN1RFC  JN1UJY  JO1APS  JO1HYP  JO1NII  JO1PVC  JP1AEG  JP1FUR  JR1BHO  JR1CFH  JR1CHU  JR1CUI  JR1FCC  JR1PAM  JR1PGU  JR1QVY  JR1SIM  JR1WLR  JR1XNR  JS1BVK  JS1LXD  7K3UVVF  7L1AVS  7L2RQP  7L3ATQ  7L3EEJ  7M4GOM  7N1AZY  7N1RFC  7N2OTX  7N2UUA  7N3DZD  7N3MCX  7N3WAG  7N4RIX
JA2AO  JA2CO  JA2ZN  JA2ZS  JA2AEP JA2CXT  JA2LKC  JA2RYO  JA2WIB/JA8VEP  JA2WMZ   JE2EHP  JE2IAM  JE2ORY  JG2ULB  JH2AMN  JK2RGS  JQ2QHQ/JA1IAM
JA3HQ  JA3PE  JA3ATJ  JA3HXQ  JA3JOX  JA3OLX  JA3RMY  JF3EPU  JF3VHW  JI3DST/JS6RRR  JQ3OTN     JA4JY  JA4UE  JA4CXX  JA4FAB  JA4GGR/JH1AAO  JH4CIJ  JJ4KME      JJ5HTY       JA6CU  JA6FN  JA6BUT  JF6TWP
JA7DY  JA7IO  JA7NX  JA7BXP  JA7CNS  JA7EGW  JL7CCJ  7J7ACT
JA8NF  JA8OW  JA8PN/JA1RAE  JA8XM  JA8YK/JR1GFX  JA8ATG
JA9JQ  JA9JX  JA9KP/JH1AIX  JA9MH  JA9UX  JA9MUZ
JA0RE  JA0ANA  JA0BFG  JA0BIF  JA0CFO  JA0EYV  JH0ALH  JJ0MOY  JR0EQQ
BX2AE  DU1HBC  DW1LFG  K7BV  UA0LE  VK3FY  XV3AA/JF1HJZ  SWL柿沼さん

KA局エリヤ図 (JJ1WTL局ホームページより)

会場で頂いたQSLカードも右側パネルに展示しました。左上から順に・・・・
JR1CHU  JH1DWU  JF1XTG  JA1AI  JA2CXT  JO1HYP  JA8XM  JS1LXD  JR1FCC  JH1CIK
JG1TRT  JO1PVC  JR1XNR  JG1UCF  JH1SUM  JA1EEV  JA1STY  JA1CQJ  JG1BXA
UA0LE  JA3HQ  JA1TGC  JA1VMW  JA1WLO  JA3YEB  JG1UEZ  JA3PE  JR1QVY

             Yokohama港南クラブの小間  写真提供 JA4GGR/JH1AAO



楽しみにしていたハムフェアの2日間があっという間に終わってしまいました。各地からお出での
局長さん暑い中お疲れ様でした。一年に一回の出会い、七夕の様ですが多くの方と楽しくアイボ
ール出来まして喜んでいます。XYLも応援で応対していましたが、至らないところはお許しください。
ホームの港南区でオンエヤしていますので、シグナル聞えておりましたらQSOもよろしくお願い
いたします。
また来年のハムフェア2013で元気なお顔を見せてください。 73 & 88    de JA1LZ 木村

毎年ご覧頂いている展示品@ですが、今回「アマチュア無線戦後7年の会」の集合写真とご出席のJA1CC、JA1CG、JA1CX、JA1MS、JA1BDD、JA1TT、JA1HZ、JA1EA、JA1VD各局のQSLカードを追加しました。
なお上のカードのうちJA2WAは現在のJA9AAです。

JA2WA局(現在のJA9AA局)と1954年7Mc帯A3
で交信のQSLカード、アマチュア無線再開当時の
北陸エリヤはJA2WA-ZZが割当てられた。

展示品@のQSL
上から
JA1AB
JA1AH
JA1KC
JA1AN
JA1CO/
JA1YL
JA1AA
JA2AA
JA3AA
JA4AA
JA5AA
JR6AG
JA7AA
JA8AA
JA2WA
JA0AA
JA1AT
JA1UT
JA1AX
JA1BA
JA1BC


JA1CC
JA1AI
JA1EA
JA1CG
JA1HZ
JA1CX
JA1MS
JA1BDD
JA1TT
JA1VD
JA3AA
JA9VJ
JA2AC

JA9JQ局の
開局50周年記念の
QSLカード

開局当時のシャックの
写真ですね。
自作の機器が並んで
います。
二文字コールアイボール会の小間にお集まりの皆さん・・・・JA1CC  JA1CX  JA1ET  JA1IZ  JA1JG
 JA1JH  JA1LU  JA2ZS  JA7CW  JA7NX  JA7ZN  JA8PN  JA9JQ  JA9JX  JA9MH  JA0QF  ???  

JA2AO局開局62周年記念のカード、最近は7メガ帯で
国内局とのQSOを楽しんでおられるようです

KA局  上記の記事にも出てきますKA局、これは終戦後
日本にやって来た進駐軍の軍用補助無線局(Auxiliary
Military Radio Stations)でプレフィックスはKA1〜KA9、
アマチュア無線局に近いものであったのでしょうか。
JA8AA局のレポートに出てくるKA3RRは右のエリヤ図
から中部地方の局ですね。
私がSWL時代短波ラジオで聞いていた頃、KA局は14Mc
A3でBC610などを使いハイパワーでガンガンやっていま
した。内容は英語なのでよく分かりませんが本国の家族
との電話の中継などもやっていたようです。KA局との
交信は禁止ということでしたのでQSOはしないようにして
いましたが、14McのSSBで出始めた1960年代の初め頃
彼らもSSBで呼んでくるので何局か交信しました。Hi  
東京のワシントンハイツでQRVされていたKA2CM局
(QSL Card)ーターさんもそのお一人です。
何時ごろからか、気が付くとKA局がいなくなりました。

JA9JX局のカードと写真 1998年4月18日  7MHz  SSB   Rig: IC-780,  DP

アマチュア無線再開60年を祝って

●●●●●●●●●●●●

JARL News 第138号(Nov. 1952)にはex.J3FI 岡谷重雄さん、JA8AA 浜赳夫さんの記事があるので
ご紹介します。再開当時の空中状況が記されていて大変興味深い。

アマチュア バンド のぞ記
●待望の再開も思ったより早かった。ご同慶のいたりである。さて再開となると受信機も未完成、あわてて
何とか聞こえる様にしてハムバンドをのぞき廻った。愛機は戦前のNC101X改造。実質は大体NC200である。
●7MCバンドの混雑は想像以上。正式免許を受けた局よりも予備免許、アンカバの方が断然多くまるで
試験電波合戦です。スポットフレケンシーであるから試験電波をあんなに出すのは考えものだし又その
必要もなかろうと云うもの、アンカバーは一寸さがって遠慮している(バンドの低い方に多い)のはエチケット
か偶然か、何と云っても2級OPのオアシスだから混雑も無理はないと云うもの、然しA3の質は相当悪いの
がある。Xtal Controlは当節のことで当然だが、小生が始めてon airした時のチャピーシグナルが懐かしい。
●試験電波発射局同志の暗黙のQSOは聞いて居てどうも感心しない。QRMを多くする丈である。試験電波
発射か管理局攻撃か判らない様な内容のもある。スポットフレケンシーの責は一人管理局のみの責任でも
なさそうである。
●QSOのダラダラ永いのが気に掛かる。元来日本語と云うやつはしゃべり出したらいくらでもしゃべられる
ものであるらしい。英語でしゃべる必要は毛頭ないが今少しテキパキと行かぬものか、一度自分の出した
波をレコードにでも入れてもらって聞き直して見る事。
●日本人同志は日本語でと云う訳かどうか、JAイチXZとやっている。これはコールサインとしてJAワンXZと
やっても別に日本人でないとは申されますまい。送信のしめくくりが各人各様突然英語でスタンドバイが
出るやら。「どうぞ」と云うのは割合感じが良い。「終り」は何か軍隊調で気にかかる。
●7MCから14MCに目、いや耳を移すと様子はがらりと一変する。その昔DXを盛にかせいだ頃はFone
Stnは数える程だったが、今では逆にCW Stnが片隅に小さくなって居る感じである。
●KA Stnを聞くと「はて、フィリッピン?」と早合点。これが目下問題の駐留軍局である。一昔前の
フィリッピンが今日の日本であるとは全く・・・・。せめてJA局が共存するよりましか?
●日本からKA局を叩き出せと鼻いきの荒い御仁もあるようだが、一寸KA局の身になって見れば可愛想
でもある。世界中自国内では他の如何なる国籍の者にもアマチュア局を許可して居ない由であるが、
仮に我々が他国へ旅行しどこからでもCQ JAPANとやれればどんなに良いだろうと考えると今度WとVE間
に出来た類の相互の協定の成立こそ望ましいのではなかろうか。各国がこの様になれば申分ないのだが。
●さすがに14MCになるとアチラもコチラもHigh Power局が多い。停電停電の我国で1KW Rigてのはざらに
出来そうにもないが何分にも本場のWとは海を隔てて目と鼻である、特にキャリフォルニヤ キロワットと云う
アチラでも珍重されているWest Coastとは一番近い。さあらぬか戦前でもJapanese 20WとはEqual XX Wと
よくWの連中にヒヤカされたもの。今度はJapanese KWと大いに胸を張りたい処であるが、電気代・・・代と
計算して見るとなかなかそうも行かぬ様である。せめてVK、ZL並にはなりたいものですね。
●JA局は専らCWでDXをかせいで居る、スキップの関係でJA1、JA2は余り聞えない。今迄の処1人2人を
除いては大した収穫をしている人もなさそうである。さすがにこのBandでのJA Stnは一流であり、7MCと
較べると見優りが充分する。もっともFone Stnには未だ余りお目に掛からない。
●このBandにもアンカバが巣食って居る。Foneでやって居るので却ってつかみにくい。時間を定め週に
二三回宛Contactをして居る様で只のネズミでないかも知れぬ、只用語は立派な日本語である。
●JA只一のYL Stnが14MCに出現した・・・アワテルナ・・・良く聞けばこれ又アンカバYLである。Self
OscをGridでモヂった様な全くやりきれない音であるが、その声は明かにYL(いやOMかも知れませんね)
なかなか心臓のYLもあるものだと感心して見たが何もYLの心臓の強いことはHam Bandに限った事で
ないと気がついた次第。
●さるJA Stn CQ CQ This JA・・・・と迄は良かったが引込の文句を忘れられた様子で、なかなか引込
つかず、遂にJA・・・・・「どうぞ」と来た。拍手喝采その意気その意気必ずFone WACが実現しますHi。
●JA3では昔活躍したOM諸氏が続々と返り咲いて来て居るのにJA1、其他は非常に少いのは残念至極。
矢張OMが時々on airして見る必要がある様ですね。特に7MC辺りに。
●初めてアマチュア局のSSBを聞いて以来一寸病みつきみたいになって来た。普通のAMではビートで
S4位のが充分音声になるのだからなかなかうまいものです。
●JA局再開も海を渡ると余り反響がないのか、QSTには只JAへのカードはJARLへと出て居る丈です。
JARL本部は早く対外公示をやってもらわんと困るです。
●海の向うには停電と云う言葉がない由、QSO中に停電したら何としよう。Just QRX 日本ではQRXは
数時間休む事と了解され度い。Hi
●国家試験の受験者も申請者同様逐次増加する事でしょう。戦前をしのぐ盛況は全く大慶至極。戦前
同様世界のNo.1 Class Amateur Countryを再現したいもの。
●WAC、WAS、WAZ、DXCC等々DX Manにはお楽しみは多い。冬の夜長にせいぜい風邪を引かぬ様に
して頑張って下さい。 73 De ex 3FI (岡谷重雄)


北海道便り JA8AA
OM達の御蔭でLicenseを得ていながら御礼も申し上げず失礼致しておりました。毎日いそがしくて非常に
張り合いのある生活をしております。本免許状も来ましてやっと安心してCQを打っております。御便りに
ありましたQSO Stnを書きます。9月3日附でLicenseが下りたとJA1AFより電報が来たのが9月6日です
ので9月6日よりQSOを始めまして今日9月15日迄の9日間のQSO Stnです。総QSO 78局(14Mc CW)
14Mc FoneはあまりなくOnly JA1AF、JA3AB、JA1WA、JA8AB、KA3RRだけで、CWでもQSO全部して
おります。交信は23Countries、11zone、5continentsでして、未だWACにはアフリカが足りません。ここ
2、3日中には物にしようとたくらんでおります。Hi
ConditionはBFです。あまり詳しいことは未だ分かりませんがヨーロッパの入る時にはJAはスキップです。
ヨーロッパが入り出せば夕方7時頃よりQSO出来ました。又夜中11、12時頃も安定に入ります。
夕方のはQSBがひどいです。これ位しか分かりません。アフリカはTest Wave中に一夜VY FBな時があり
ましたが残念な事をしました。
北海道のアマチュアの動向は現在申請しようとしている人が8人(1級14人) 10月国試を受けるのが
約10人、私の知っている範囲です。来年になれば大分にぎやかになりそうです。それから北海道支部を
作ろうと云う話が出ておりますが現在正員が7名位居るのですが、あと4、5名正員に加入すれば申請
できることになります。
付記 その后の御便りによると浜氏は10月6日までに交信局数160、WACを完成、41Countries、22zones
とのことです
JA8AA局のQSLカード   Confirming our 2 way
SSB QSO on Dec. 3, 1961 on 7 Mc. UR sigs RS 58
HR input 700W TX: 20-A-6146's-813's
RX: RF・6AC7+Conv+BC342+Q5er    Ant: 1/2 Doublet
JA1BZ局(Ex.J1EI、J2HK)のQSLカード
1959年4月10日 7Mc  A3    RS 59
TX: Input 60W to 807pp Ant: Doublet
RX: CR-88/RCA

ハムフェア2013

JA2ZS局のカード(No.25なので開局早々??)
1959年5月16日  7Mc  A3,   TX: 807s  in 30W
RX: 7 Tube Super,   Ant: FD

JA8PN局のカード    1960年7月19日   7Mc   A3
TX: 807  25W,   RX: RF1-IF-3,    Ant: DP

展示品の説明
正面左側・・・・祝アマチュア
無線再開60周年
の標題と
展示品A

正面右側・・・アマチュア無線
再開の頃
の標題と展示品@

右側壁面 上から・・・
☆港南区制施行15周年記念
港南区役所クラブJR1YWIの
QSLカード
☆港南区各局のQSLカード
☆来訪各局のQSLカード

机の上に・・・
☆アマチュア無線局名録
1953年版(オーム社)
☆アマチュア無線局名録
1969年版(CQ出版社)
☆ハローCQ(JA2AC 松村さん著)
☆ハム半世紀(電波実験社)

JA1WL局のカード    1959年6月6日   7Mc   A3
TX: 807s 16W, Mod  807pp,  RX: 9R-4,  DP  10mH

JA1IZ局のカード   1964年4月25日  14Ms  SSB
TX:TM-407 Home built SSB,  100W
RX:BC-1004+Xtal Conv,   Ant: GP  14m High

JA1KP局のカード   1967年2月23日  7Mc   SSB
Rig: FT100  10W,  Ant: Vert
.  Koraasa号から

JA1EM局のカード  1962年1月3日 7Mc CW
JARL QSO パーティでのQSO
TX:30W 807, RX:15T.D. Super, Ant:Zepp

JA1IB局のカード    1954年1月15日   7Mc   A3
TX: 6125  20W,  RX: RF1-IF2,   逆L  10mH