昨年から上関町では、町の特産品として早掘りかんしょの生産に取り組んでいます。
(「早掘りかんしょ」は最盛期の9〜10月より前の、7〜8月に出荷されるサツマイモのことです)
祝島の農家は、以前にも早掘りかんしょの特産品化に取り組んだことがありますが、このときは流通経路や販売先の問題が解消できず頓挫しました。
しかし、山口県内でも飛びぬけて温暖な気候のため、特別な施設や経費を必要とせずサツマイモを7月中に出荷できることは間違いなく、また潮風を浴びる島の風土で育ったサツマイモの味は格別で、祝島の農家は島のイモの旨さには自信を持っています。
そのため昨年来の町の「早掘りかんしょ」特産品化の取り組みに対しては、島の農家有志も再度挑戦することを決め、今年も祝島の早掘りかんしょを出荷しました。
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畑から周防灘を望む
潮風で祝島の芋は、より甘くなる
急斜面を切り開いて作られた見事な段々畑が祝島には多いが、石積みが崩れ、また耕作放棄されて荒れた畑が増えてきているのも実情 |