オーナーのひとりごと   VOL.11
一流の舞台で映える役者(国鉄色)=餘部 '06.10.21〜22 兵庫県・餘部

 餘部鉄橋という一流の「舞台」に、最も映えるであろう国鉄色のキハ58・28という「役者」がやってくる…。少し前までははごく日常の風景だったことが、いよいよ最後になるのでは?と、多くの撮り鉄が全国から殺到すると思われるなか、あえてそのひとりになってみようと、撮影に赴きました。
《まずは主役「キハ58・28」の4連》
キハ58・28「快速あまるべ」(お立ち台から)
▲お立ち台から「快速あまるべ」
「急行あまるぺ」(南東側から)▲南東側から「急行あまるべ」 ▼南側から「快速あまるべ」「快速あまるべ」(南側から)
「快速あまるべ」(南西側から) ▲南西側から「快速あまるべ」 ▼北東側から「急行あまるべ」「急行あまるぺ」(北東側から)
《定期列車は今回は脇役なので、秋の季節感で…》
163Dとコスモス 167Dとススキ
   ▲下り163Dとコスモス          ▲下り167Dとススキ 
▼下りはまかぜ1号と柿    ▼キハ181系先頭から2両の回送と柿   
はまかぜと柿 キハ181回送と柿
 この日、お立ち台は事故防止のため、50分ごとの入替制となりました。初回の10時からの組は、その前から居座る連中が退去せず、整理に来た香美町役人・JR西日本・警察官もどうしようもなくてトラブルがあったようです。ダメモトで最後の16時の組に行ってみると、かなり少なめで、普通に撮影できました。ただみなさんも私と同じ考えらしく、帰りの急行狙いで、快速を撮影後すぐに下へ降りて、東港の防波堤に大集合となりました。
 一方、俯瞰組もかなりの人数だったようで、熊よけの鈴をぶらさげた撮り鉄が、多数見受けられました。
 また、このイペントに重なった一般観光客のツアーで、駅のホームは都会のラッシュなみの混雑。知らずに来た添乗員が一番大変だったかもしれません。
 そして撮影を終えて、川戸屋さんの玄関で立ち話をしていたら、なんと鉄橋をほのぼの・ふれあいSUN-INが通過。しかも翌朝も、女将さんと玄関前で話をしていたら逆方向へ再び通過。知っていたら撮影できたのにと、女将さんともども悔しがっておりました。
餘部鉄橋遠望
 川戸屋さんの常連の方々とも何人かとお会いでき、また各撮影スポットで出合った方たちとも、列車待ちの間にいろいろ楽しい話ができました。
 ひとつ嬉しかったのは、翌朝、始発4連とはまかぜを撮りに南西側のお墓の上へ行ったのですが、前日の喧騒で、さぞかしゴミだらけではと思ったら、通路にタバコの吸殻が少し残っていたぐらいで、誰かが掃除したのかというぐらい、きれいだったことです。撮り鉄たちのマナーが取り沙汰されていますが、悪いのはほんの一部の人間だと、再認識しました。
 それよりも一般の観光客の方がひどいです。川戸屋さんが事故防止で張った通り抜け禁止のロープを、4〜5人の子供をつれた若い母親が、平気でくぐって通って行きました。子供のひとりが意味が分かるらしく、「通っていいの?」と聞いているのに、「いいからさっさと通りなさい」と…。こんな母親に育てられた子供がかわいそうに思えました。
 とにもかくにも、大きなトラブルもなく無事に終わったイベントでした。
《今回のオマケ=当日の餘部あちこち》
鉄橋下 南西側お墓 南側たんぼ
▲撮り鉄に一般観光バスも加わり… ▲南西側のお墓(この時間はまだ少ない)  ▲南側田んぼの畦(道路には駐車の列) 
▼鉄橋下の道端から(パトカー終日巡回) ▼最後の急行を待つお立ち台  ▼最後の急行を待つ北東側防波堤 
鉄橋下道端 お立ち台 北東側防波堤
ここにアッブしたフォト以外にもたくさん撮影しています。それらのフォトは「撮り鉄、再び」のページにあります。
      
「走るトレインバナー」餘部鉄橋のイメージ《急行あまるべ追加》こちらから


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