オーナーのひとりごと   VOL.17
餘部、ラストのお立ち台&桜 '08. 4. 5〜6 兵庫県・餘部

 昨年秋、お立ち台での撮り納めと称して餘部を訪れた直後、お立ち台の閉鎖が今年4月6日まで延長と発表されました。この閉鎖の時季は桜の開花と重なり、まだ餘部の桜を撮影していなかった私には、天の恵みに思え、あらためて撮り納めに赴きました。まだ満開とまでは行きませんでしたが、お立ち台下の桜は七分咲きながら見事な咲きっぷり…。好天にも恵まれ、撮り鉄・一般観光客がおおぜい詰め掛け、イベント列車なみの大盛況。
 また、何度も足を運びながらも天候などの関係で乗船できなかった、香住から餘部沖までいく遊覧船にも乗ることができ、海からの眺めも初めて味わうことの出来た、ラッキーな2日間となりました。

 ■■桜を絡めて…■■
 お立ち台の閉鎖については、桜の伐採が延びたことから、散るまで延期という情報も飛び交っていました。
 私としてはすでに最終日に川戸屋さんに予約を入れていたため、桜前線や開花情報を気にする毎日…。
 三分咲き程度でも仕方ないと思って出かけましたが、当日は七分ぐらいの開花で、お立ち台最後の日に、桜のフォトをゲットできました。
 4月9日時点で、まだお立ち台からの撮影は可能のようです。公式には閉鎖とはいえ、桜が散るまでは「暗黙の了解」にしているんでしょうか。
4/12追記
お立ち台は11日で閉鎖されました。

          
 この日は、天候にも恵まれ、多くの撮り鉄・観光客が集まり、昼のはまかぜの通過時間には、桜と絡めて撮れる場所は満杯状態。マスコミも、ほぼ全部の在阪テレビ局が取材に来ていました。
 早朝のはまかぜの時間帯には、地元で鉄橋を撮り続けている著名なアマチュア写真家の千崎氏も上がって来られ、さっそくテレビ局のインタビューを受けていました。
 また、お立ち台以外にも、桜の木はあちこちにチラホラとあり、それと鉄橋を絡めたフォトも撮ってあります。(それらのフォトは「撮り鉄、再び」でUPしています)
 ■■工事により撮影可能になったシーン■■
 ■■工事の状況■■
工事の進行は、ほぼ順調とのことですが、それとともに周囲の風景は変わってきています。ただ、上のフォトのように、今まで撮影できなかったアングルが出現しました。

    艶V橋真下の家は立ち退きが進む
    橋脚の中を通る駅への登り口
    駅手前にできた踏切
 ■■今回のオマケ・その1■■
      桃観トンネルからの飛び出し↑
 
 鉄橋の上で瞬く星たちの円舞→

今までも何度も星空を狙った夜間のバルブ撮影に挑戦していますが、天候に左右されてサッバリでした。今回は、好天が夜まで続き、幾多の星がきらめく絶好のチャンスとなりました。鉄橋の上空で、北極星を中心に円を描く星たちです。
 
香住港からでる三姉妹船長で有名な但馬海岸の遊覧船には、3つのコースがあり、最も遠方に出るコースは、餘部の沖を通ります。一度、海から鉄橋を見てみたいと、何度か寄ってみたのですが、海が荒れたり乗船客が少なかったりで、なかなかかないませんでした。今回、ダメ元で行ってみると、団体用の特別コースに余裕があるので、一般客も乗船可能とのこと。しかも列車の鉄橋通過にあわせて出航で、それに乗り込むことができました。天気は良かったものの、逆光気味で霞んでしまい、写真映りはイマイチ。でも、海から見た鉄橋と列車は、改めてスケールの大きさを感じさせてくれました。

    ↓ 遊覧船から見た鉄橋
 ■■今回のオマケ・その2■■
餘部に向かう途中に豊岡市内を通りますが、市内を流れる円山川に北近畿タンゴ鉄道の円山川橋梁がかかっています。この鉄橋は、トラスとデッキガーダーの組み合わせで、典型的な「国鉄型」。(勝手に決めつけてますが…)
私としては好きな形態なので、水害で冠水寸前になり架け替えが決まったという発表を聞いて、寄り道してみました。

ここにアッブしたフォト以外にもたくさん撮影しています。それらのフォトは「撮り鉄、再び」のページにあります。

VOL.16へ VOL.18へ      その他バックナンバーのリストはこちらから