オーナーのひとりごと  VOL.21
撮らずにいられない”葬式鉄” '08. 11.1・3  山陽新幹線・姫新線

 路線の廃止や車輌の引退が近づくと、にわかにそれらを撮り始める”鉄”を「葬式鉄」と呼ぶらしいですが、そのジャンルに足を踏み入れてしまいました。私の守備範囲外の新幹線では0系が旧塗色に戻され、在来線の姫新線には新型DC投入という話題が続いたので、消えゆく前に両方の撮影を…と、新幹線は兵庫県西宮市の六甲トンネル東側口と赤穂市の山陽新幹線千種川橋梁へ。そして姫新線では、同県佐用町の三日月駅周辺に行ってきました。

■■0系・500系新幹線■■
 今年11月末で現役引退(ただし12月にさよなら運転あり)の初代新幹線「0系」は、デビュー当時の原色に塗り替えられて、こだまとして最後のお勤めをしています。0系に乗ったことは2回しかありませんが、新幹線の車輌の中で、最も好きな形式です。500系のほうも、のぞみ運用から離脱する日が近づいています。6連化され、こだまで生き残るとはいえ、16連での韋駄天ぶりもいよいよ見納めに…。最後の雄姿をどこで撮るか悩みましたが、オーソドックスに定番中の定番を選択しました。
                   千種川橋梁→
      千種川橋梁俯瞰(高雄山より)↓
      (小さくてわかりづらいですが500系です)
 
      
余禄《摂津市・新幹線公園》
 大阪府摂津市にある新幹線の鳥飼基地は、新大阪貨物ターミナルと隣接していますが、そのターミナルの横に新幹線公園と称した小さな散策路があり、0系先頭車1輌が保存展示されています。実は一度も行ったことがなかったので、ついでに見に行ってきました。第二・第四土曜には、運転席や座席など、内部も公開されているようです。
 
 
 ←六甲トンネル東側口(新幹線公園より)
■■姫新線キハ40系■■
 新幹線を撮り終えたあと、姫新線に転戦?しました。千種川橋梁から近い撮り場を調べてみると、三日月駅周辺が出てきましたので、それを参考に撮影しています。
 姫路〜佐用間を受け持つ姫新線カラーのキハ40系は、来年春の新型DCキハ122・127系の投入により、転属または廃車となります。線路の「速達化工事」も進んでおり、白いバラストが目を引きました。



 ←西栗栖〜三日月間
 
       三日月駅俯瞰→

上の写真の背景に、三日月の模様がありますが、あの近くまで登ることができるようなので、あちこち登り口を捜して、行き着きました。三日月の下は小学校の校舎ですが、校舎の裏側にさらに奥の中学校に続く道があり、そこから撮影したのが、右ならびに下の写真です。

↑右の写真から反対方向を向く
 
 
■■今回のおまけ■■
   摂津市の新幹線公園には、こんなのも保存・展示されています。竜華にいたEF15の120号機です。たぶん貨物ターミナルと新幹線基地が隣接しているので、双方に関する車輌の展示として、貨物代表?に選ばれたのでしょう。私としては、0系新幹線よりも、こちらのほうがツボ…。      
 

      
ここにアッブしたフォト以外にもたくさん撮影しています。それらのフォトは「撮り鉄、再び」のページにあります。

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