VOL.
46
運転所・工場など、社会見学の秋
'11.10〜11
京都総合運転所・吹田工場他
10月14日の「鉄道の日」をはさんで、各鉄道会社では車輌基地や工場の一般公開が目白押しになりますが、自粛傾向だったJR西日本でも、今年は京都総合運転所・吹田工場・網干総合車輌所と立て続けにありました。網干はどうしてもはずせない用事のためパスしましたが、他のふたつは久しぶりの「見学」。また、模型関係でも「ジオラマフェスティバル」というのが開催されていましたので、そちらにも行きました。少し遅くはなりましたがそのレポート?です。
■■京都総合運転所50周年記念公開■■
▲車輌展示の全景
▲入替・連結実演用の683系とDE10(DEはチキとの連結)
▼マニア垂涎モノのヘッドマーク・サボなどの展示
10月30日(日)に雨天をついて行われた、京都総合運転所の5O周年記念公開です。前回は2004年の40周年のときでしたから、それから数えて10年と思いきや、なぜか7年しかたっていません。(前回の様子はVOL.3にあります)
特に珍しい車輌の展示はなく、いつも運転所にいることが多い業務用の車輌が集められていたぐらいでした。車庫から頭出しで展示された117系には新快速などを表示。583系ではシュプール号や雷鳥などに変換して、撮影者にサービスしていました。
今回の目玉企画?として、「はまかぜ」用のキハ189系車輌を使用して、運転所内を移動しながら作業場・作業風景を見学する「特急列車で基地探検」というのがありましたが、残念ながら事前予約で落選となり、乗車できませんでした。
↑基地探検に使用のキハ189系3連
車庫内に留置されていた583系は休憩・飲食スペースとして開放され、また中の見学もできるようになっていました。
若い頃、北海道に行くのにわざわざ東京・上野からの「はくつる」に乗り、その時の車輌が583系で、3段ベットの最上段で寝たことを思い出して、懐かしかったです。オープンにしてあるところと、カーテンを下ろしたところがあり、両方の状態が見られましたが、通路が当時の記憶よりかなり狭く感じました。
←子供たちに人気のミニSL
↓こちらも子供たちの人気者…
「イコちゃん」
私が行ったのは、午後からで終わりに近い時間帯でした。中で販売されていたお弁当が余ったのか突如半額での販売となり、お弁当の中身はともかく、包み紙が気に入ったので購入。表に昔の運転所の写真、裏には現在の写真を使用していました。
(上の画像をクリックすると拡大画像が見られます)
■■吹田工場一般公開■■
続いては、11月5日(土)に開催された、吹田工場一般公開です。昨年から再開されたイベントですが、昨年は行けなかったので久しぶりの見学になりました、
車輌の展示で最も人気があったのは、まだデビューしてない「くろしお」用の287系のようでした。ただ、廃車予定のボロボロの489系ボンネット車が撮影場所に置かれていて、そちらにカメラを向ける人も多かったです。工場らしく検査上がりのビカビカ車輌もあったものの、こちらのほうが上回っていたかもしれません。
↑ 左が「くろしお」用・右が「こうのとり」用の287系
車輌展示
… U@Tech
堰@… クモヤ143系
(奥にはブルーの103系が見える)
… 吹田工場のシンボル的存在のモハ52
(この日は中を特別公開)
作業実演
… 車輪削正・圧入作業の実演
堰@… 車輌の吊り上げ・下ろし実演
堰@… マルチブルタイタンパの
バラストつき固めの実演
■■ジオラマフェスティバル■■
模型関係の見学は、11月3・5・6日に大阪・南港のATCで開かれた「鉄道模型ジオラマフェスティバル」で、3日に近くに行く用事がありましたので、これ幸いと覗いてみました。
同場所にあるジオラマ製作会社「J,Modeling」が企画運営のわりには、シーナリーつきレイアウトやジオラマの展示が少なく、拍子抜けでした。
今回のメインテーマ(展示)となっていたのは、水の中を列車が走るというもので、中央にバイプを貫通させたアクリル製の水槽に魚を泳がせ、バイプの中に敷いた線路を列車が走るという構造です。また、車載カメラを搭載した車輌を走行させ、大型テレビにその画像が映し出されていました。(左の写真参照)
レイアウトに取り入れることは出来ないでしょうが、組み立て式やモジュール式の中に繋ぎとして組み込むのは面白いかもしれませんし、インテリアとしてはユニークでしょう。
会場内で、かの摂津鉄道で著名な坂本衛氏の著書が販売されていました。なかなか面白そうだったので購入しようとしたら、なんとご本人がおられて、本にサインまでしていただけました。
摂津鉄道は、「レイアウトモデリング」に載った記事を子供の頃に何度も読んで、”自分もいつかはレイアウトを作りたい”と思ったきっかけのレイアウトであり、その作者にお会いすることができて大感激でした。
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