オーナーのひとりごと  VOL.49
因美線・山陰線でタラコを”たらふく” '12.5.12〜13 因美線・山陰本線

 5周年を迎えた因美線の「みまさかスローライフ」号は、58・28引退後、タラコ色キハ47系が務めています。また、評判のよくないJR西日本の単色化車輛のなかで唯一好評なのが気動車の朱色(タラコ色)化で、山陰線東部でも豊岡(播但)色からの塗り替えがかなり増えてきました。ということで、今回はタラコをたっぷりと味わった2日間になりました。

■■スローライフも早や5年■■

↑那岐〜美作河井
 
                 ↑美作滝尾駅

                      吉井川橋梁(津山〜東津山)→

 5周年目の記念の年となった「みまさかスローライフ」号は、キハ40・47の3連となりました。58・28の頃と比べ格段に撮影者が減り、列車名にふさわしくゆったりとした撮影。新緑の山を背景に行くタラコは、やはり映えますね。今年は土曜日に智頭駅から若狭鉄道を訪ねるオプショナルツアーが組まれたためか、乗り鉄のほうが多かったかもしれません。


←美作滝尾〜三浦
                 美作加茂駅↓
 
 
↓松ぼうき橋梁(知和〜美作河井)

■■餘部近辺にもタラコ増殖中■■
 スローライフ撮影後は、久しぶりに餘部を訪問し宿泊。翌日は餘部近辺で、増えてきたタラコを撮影しました。塗り替えが進んだのか、豊岡色は1回しか見ませんでした。
 旧国鉄色の朱色は山や海の絶景にも引けを取らず、存在を主張しているかのように見えます。餘部橋梁が架け替えになる前に走っていてくれれば…と、何度も思いました。
   
 
  餘部橋梁
     (鎧〜餘部)

桃観トンネル
     (久谷〜餘部)

餘部駅

  鎧駅
 
 3月のダイヤ改正で、一部の列車が鎧や久谷駅を通過することになりました。快速以外に鳥取〜豊岡間直通の普通列車もあり、列車で現地を訪問される場合は注意してください。

■■餘部近況■■
 餘部では、道の駅建設関連の工事の真っ最中でした。現地をご存知の方ならお分かりになるでしょうが、観音様と一滴亭の間の国道沿いに、飲食・物販の立派な建物がすでに完成しており、現在はその周辺の工事が進められています。また、鳥取方面からは右折で道の駅に入ることになるので、国道を拡幅し右折専用レーンを作る工事も行われています。


←道の駅の施設の一部となる旧橋の橋脚下部

     国道沿いに完成している飲食・物販の建物↓
 
     ↑飲食・物販の建物の前では国道の拡幅工事中          

              道の駅の工事現場を上から見る→

 一方、残された橋脚と橋桁を利用して展望施設となる「空の駅」のほうでは、橋脚の強化・保守として、塗装の前にリベット止めの部分をボルトに変えるそうで、そうなれば建設当初からのリベットが見られなくなってしまいます。そして橋脚の工事後、橋桁の整備と展望用の歩経路化が行われる予定です。
 また駅への坂道がある斜面は、崩落の可能性があるらしく、コンクリートで覆うことになるかも知れないとのことでした。
 

 ■■今回のオマケ−その@■■
 山陰線ではタラコ以外も撮ってきています。快速ジオライナーのうち、鳥取受け持ちの車輛はキハ126系の2連ですが、これには山陰海岸の風景のラッピングが施されています。銀色の味気ない車体よりはましと思うのですが、いかがでしょう?
 GWは終わっていますがまだシーズン中の扱いなのか、この日は「はまかぜ」も6連で走っていました。





 餘部橋梁を渡る
    快速ジオライナー


 山間をゆくジオライナー
    (竹野〜柴山)


 安木浜を横目に…
    キハ189系はまかぜ
        

 

■■今回のオマケ−そのA■■
 今回もスローライフ撮影前に津山の扇形庫の見学会に行ってきました。国鉄色に塗り戻されたキハ181やDD15ラッセルが仲間入りし、まさにディーゼル車の博物館になってきており、今後の展開が期待できそうです。
 また、扇形庫の片隅に「津山街なみ展示室」という部屋が設けられ、津山駅や機関区、市街地を再現したNゲージのレイアウトができておりました。これは津山駅前に移転してきた「トレビック模型」さんが製作されたものと思われます。
↑DD51には出雲のヘッドマーク ↑再び国鉄色を身に纏ったキハ181
  ↓入替動車も含めると9輌が揃った  
 
   
↑津山街なみ展示室のNゲージレイアウト↑ 

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