オーナーのひとりごと  VOL.52
渓谷を飛び交う"こうのとり"&餘部 '12.9.23〜24 福知山線&餘部

 福知山線から山陰線を走る特急「こうのとり」は、以前からの183系・国鉄色に戻った381系・新型287系の三種類の形式で運行されています。ただ287系への置き換えが進むと国鉄色はいなくなってしまうため、今のうちに撮っておこうと、超定番撮影地の川代渓谷に出かけました。24日朝には大サロ・なにわが餘部橋梁を渡りましたので、それの撮影の行き帰りに寄り道の出撃です。

■■福知山線・川代渓谷(下滝〜丹波大山)■■
                                               ▲183系こうのとり  
 
▲381系こうのとり
  
 
     ▲287系こうのとり
 すでにいろんな写真で紹介されているように、篠山市と丹波市の間の川代渓谷には、たくさんの有名撮影ポイントが点在しています。雰囲気的には関西本線の笠置〜大河原間に似ていると思いました。電化区間なのでもちろん架線柱はありますが、川側は急な断崖になっているところが多く山側に片持ちで立っていますので、対岸から列車がきれいに撮れます。それも撮影スポットとして人気がある理由なのでしょう
。残念だったのは、この区間を走る普通・丹波路快速がすべて223系2連になっていたこと。もっといろんな車輛が走っているうちに訪れるべきだったと反省しました。

■■餘部・DD51と大サロ■■
 山陰デスティネーションキャンペーンの一環として、城崎温泉をスタートとして大サロ「なにわ」で山陰地方を巡るツアーが企画されました。考えてみると、DD51の牽く列車を餘部のお立ち台から撮ったのは出雲だけでしたので、新餘部橋梁を行くDD51と大サロを撮ろうと思い立ち出撃しました。通過は月曜の朝ですしコンクリート橋になったので、同業者は少ないだろうと思っていたのですが、なんとお立ち台は満員御礼状態。始発の時間前に上がると、すでに先客が7〜8名いて、最前列には前日からと思われる置き三脚が並んでいました。しかたなく全景はあきらめて、下のほうのお立ち台への通路で構えました。
 この日、目が覚めたときは豪雨でしたが、始発の頃には晴れ間がでてきたので、タラコ4連を期待して行きましたものの、タラコは中の1輌のみ。しかも続くはまかぜの時間には土砂降りの雨に遭い、三脚だけを置いて一旦宿に引きあげて朝食をとりました。始発の時間から大サロ通過までの約2時間半、大雨のお立ち台付近で頑張っておられた皆さんは、たいへんだったと思います。でも大サロのときは雨もやみ少し明るくなりましたので、皆さんの頑張りに天が応えてくれたのでしょうか。

■■道の駅あまるべと周辺の近況■■
      道の駅

 7月にオープンした「道の駅・あまるべ」には、鉄橋の資料室も併設され、HOゲージの模型もあります。物販コーナーでは、お土産はもちろん地元でとれた野菜や魚も売られていて、平日にもかかわらず、買い求める観光客の姿がありました。また飲食のコーナーにはバーベキューテーブルもあって、同様に地産の海産物や野菜を焼いて食べられるようになっています。昼時なら何か食べるのですが、私が覘いたのは朝の開店したての時間で、お土産用のお菓子と最近出た鉄橋の写真集を買っただけでした。
 
  上段…餘部鉄橋の資料室
  上段…外の物販コーナー
  上段堰c室内の物販コーナー
  下段…お座敷のある飲食コーナー
  下段堰cパーベキューテーブルの
           ある飲食コーナー
 
  空の駅

 展望台となる「空の駅」は、工事が始まっています。残された橋脚3本は、足場とシートで囲われていました。リベットをボルトに変える補強工事と塗装が行われているようです。橋桁の上でも作業をしていましたが、まずは足の部分を固めてから歩道部分の工事に移ると思われます。なお、国道側に下部だけが残された橋脚は、そのまま東屋の柱と照明柱に利用されます。
 驚いたことにコンクリートの橋桁の裏側にスズメバチの巨大な巣がぶらさがっており、工事の作業者の方たちにはやっかいな存在のようでした。

VOL.51へ VOL.53へ      その他バックナンバーのリストはこちらから