オーナーのひとりごと  VOL.63
山陰へ"後藤"とラッピング車を見に行く '15.6.16〜17  山陰本線・境線

 鳥取県米子にあるJR西日本の後藤総合車両所は、JR西日本はもとより第三セクターの車両も含めて、DL・気動車全般の検査・整備・修繕を担当しています。また現在では、山陰地区にやってくる電車の整備や改装等も扱い、近畿から山陰地区にかけての車輛整備の要となっています。その後藤車両所では、一般開放日の模擬実演とは異なり実際の作業が見られる工場見学を6月より実施。おもしろそうな企画なので、これに飛びついたオーナーは、ついでに山陰地区を走っているラッピング車輛の撮影と島根・鳥取の有名な撮影ポイント巡りを併せて行ってきました。

■■後藤総合車両所見学■■
▼実際の作業場のすぐ脇を通って見学

▲保存・展示車両には古いラッセルのキ100も

     ▲入庫中のDD51 1193号機
 毎週水曜の午後に行われている見学会は、1日20名程度に限定されており予約はほぼ満杯の状況です。はじめにこの車両所の概要や作業を紹介したDVDを見て、それから工場内の見学ですが、ヘルメットに防護メガネ、そして騒音で説明が聞き取りにくいためワイヤレスのイヤホーンを装着するという本格的?ないでたちでスタートです。

 最初の車体検修場では、381系やくもや285系サンライズなどの電車が多く見られました。また、DLの検修庫では吹田の京都支所(向日町)で時々見かける宮原所属のDD51−1193号機がいて、ここまで検査を受けに来ているのかとちょっとびっくり。

 工場の内部は説明役の方について回るのですが、騒音や機械油の匂いに満ちていて、現場の迫力が感じられました。そして、作業中にも関わらず、笑顔で挨拶してくれたり簡単な質問に答えるなど、職員の皆さんのほうは"歓迎ムード"に満ちていていました。

 なお、ここは西日本で唯一ディーゼルエンジンの修理やオーバーホールができるところだそうで、金沢や下関からもわざわざはずしたエンジンを運び入れて作業をしているとのこと。まさに西日本のローカル線の心臓部を支えているといえます。

■■ラッピング車■■

  ▲キハ121・126系 名探偵コナン

  ▲キハ121・126系 石見神楽
 
▲キハ187系 いわみキャラクタートレイン  
 山陰地区では、有名な境線の「鬼太郎列車」をはじめ、多数のラッピング車輌が走っています。無粋な銀色ボディーよりは見ていて楽しいので、それらを撮ってきました。ただ、運用の状況がわからないので行き当たりばったりの撮影でしたが、運良く何種類かをカメラに収めることができました。
          ▲ねこ娘列車             境線 キハ40系             ねずみ男列車▲

■■山陰本線・撮影ポイント■■
 山陰本線は、日本海と絡めて撮影するポイントがSL全盛の時代からいくつも紹介されています。今回もネットやガイド本で調べた「定番」スポットばかりですが、時間の許す限り巡ってみました。
折居〜三保三隅

スーパーおき



浅利〜江津



田儀〜波根

快速
アクアライナー



小田〜田儀

スーパーおき



東山公園〜伯耆大山
(日野川橋梁)

やくも



東山公園〜伯耆大山
(日野川橋梁)

サンライズ出雲




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