オーナーのひとりごと  VOL.76
再び四日市へ赤熊と諸々を見に行く '18.11.18〜19 三重県・四日市近辺

 国内唯一のDD51が牽く定期貨物列車で有名になった三重県四日市の関西本線ですが、老朽化が進むDD51の置き換えとして、北海道から「赤熊」ことDF200が次々と渡ってきました。そこで本州で活躍するようになった「レッドベア」を見に、再び四日市へ。またここには、セメントタキでこれも有名な三岐鉄道があり、こちらへも撮影に赴きました。

■■北から来た「赤熊」DF200■■
 DF200は、コンテナと石油タキの牽引がメインのようで、関西本線上と塩浜貨物線を主戦場にしています。北海道でしか見られなかった「赤熊」が関西からすぐの近場で見られるようになったわけですが、これと石油タキの組み合わせもなかなか似合っているなと思いました。
 
                    塩浜駅   
  四日市〜塩浜


 

石油コンビナートをバックにタキを牽く(四日市〜富田浜) 
 

■■まだまだ頑張るDD51■■
 
                                

                                 富田駅



末広橋梁

                   四日市〜塩浜
 数を減らしているとはいえ、まだまだDD51も頑張っています。 今年は山陽線の豪雨被害による山陰迂回貨物で、このカマが活躍しました。
 

■■三岐鉄道のカモレ■■
      藤原岳を背景に行くセメントタキ(丹生川〜伊勢治田)
  四日市のJR富田駅と山間部の工場との間のセメント輸送を主にしていた三岐鉄道の三岐線では、日本でたった一路線となったセメント輸送のタキ列車が運行されています。また数は少ないですが、炭酸カルシウム・フライアッシュ輸送のホキ列車も走っています。
 
入れ替え中のED(東藤原駅)
 
  
  
   貨物列車を牽く機関車は、デッキ付きのED重連です。国鉄・JRの機関車より小振りですが、重連なので迫力はあります。   
 
 藤原岳を後に四日市方面に向かうセメントタキ
        (三里〜丹生川)
  
                   炭酸カルシウム・フライアッシュ輸送ホキ(三里〜丹生川)
 
 

■■今回のオマケ@=三岐鉄道の土木遺産■■
 
 三岐鉄道には元からある三岐線のほかに、近鉄から運営継承した北勢線が平行するように走っています。北勢線は営業路線としては日本に3線しかないナローゲージ(軌間762o)のひとつです。
 そしてここには「土木学会選奨土木遺産」に認定された橋がふたつあります。ふたつの橋はすぐ近くにあり、北勢線の撮影スポットてあるとともに、一般の見学者も多数訪れます。
 特にねじり橋は「ねじりまんぼ」といわれ、プロックがひねりを入れて積まれていて、現存するコンクリートブロック製では唯一だそうです。
めがね橋〈明智川拱橋〉(楚原〜麻生田)     

      ねじり橋〈六把野井水拱橋〉(楚原〜麻生田)
    
 

■■今回のオマケA=貨物鉄道博物館■■
 三岐鉄道三岐線の丹生川駅には、NPO法人により運営されている「貨物鉄道博物館」があります。開館日は月に1日だけで、残念ながら内部は見学できませんでしたが、屋外に展示されている保存車両は随時見学できますので、見に行ってみました。
 B4型SLをはじめに、二軸貨車から超大型のシキまで珍しい貨車が多数保存されていて、貨車好きで特にタムに目がない私にとっては見ごたえがありました。
  
      
     
このホキは東藤原駅にて展示・保管  

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