オーナーのひとりごと  VOL.
JAM初の関西開催=鉄道模型コンベンション '06.8.12 大阪南港・インテックス大阪

 毎年夏に東京で開催されている「JAM」=国際鉄道模型コンベンション・NPO法人日本鉄道模型の会主催=が、2006年、第7回めにして初めての大阪での開催となりまた。以前から「近くでやるのならぜひ行きたい」と思っていましたので、8月11日から13日の3日間の期間のうち、12日に見学してきました。

JAM会場の様子@
 1・2号館に分散した企業プースでは、メーカー・模型店・出版社  など、それぞれの内容を競っていました。メーカーの出展では、通常の模型ショーの目玉となるモジュールレイアウトはなく、製品の紹介・販売に力が入っています。KATOのブースでは、「JR西日本321系製品化決定」と書いてありました。(時期は未定らしいです)入場してすぐに、「バー銀座パノラマ」さんのブースをみつけ、ご挨拶。「関西から出張で来られる方が多いので」とのことでした。  
 2号館のクラブを主にしたパフォーマンスは、会場の広さから、NゲージよりもHO以上のサイズが目立っていたようです。歴史のあるクラブ、ネットでおなじみのクラブ、学校の鉄研など、それぞれが趣向を凝らしていました。組立式・モジュール式が中心になりますが、作りこんだモジュールを見ていると、再び製作意欲が湧いてきます。(ただしスペースがありませんが…)
JAM会場の様子A
☆☆クラブ・団体の出展☆☆
JAM会場-レイルジョイン JAM会場-梅小路ぽっぽクラブ JAM会場-JMLC
▲当サイトリンク先「レイルジョイン」さん ▲当サイトリンク先「梅小路ぽっぽクラブ」さん ▲当サイトリンク先「川越鉄道」さん所属のJMLC
 各クラブ・団体が誇るレイアウトの出展の中で、私としてやはり気になるのが、作りこんだNケージのモジュール式レイアウトです。今回ぜひ見てみたかったのは、JANTRAK企画の大御所ともいえる「JMLC」でした。
 鉄橋のスペシャリスト?押田氏(ご本人のお顔を初めて拝見いたしました)のモジュールでは、カーブした大鉄橋からバンジージャンプといったユニークなギミック。そして「川越鉄道」で有名な大野氏の秀逸な作品に感動しました。右の写真はそれらの中から、大野氏製作の「安比奈地区」というモジュール。川越鉄道のHPでよく見るモジュールが、列車の走行という息吹を加えられていきいきとし、時間を忘れて見惚れていました。
JAM会場-川越鉄道
 
☆☆企業(メーカー・模型店)の出展☆☆
JAM会場-KATO JAM会場-TOMIX JAM会場-マイクロエース
▲KATO ▲TOMIX ▲マイクロエース
▼テラ・ステーション ▼コスミックRM
 今年は大阪で阪神百貨店と日本橋ジョウシンの模型ショーがあるためでしょうか、メーカーのブースは比較的おとなしめ。また、模型店では、ポホンデッタやぽちといった、中古品の販売がやたらと元気で、値引き合戦の様相も呈してしました。コスミックRMという大阪の模型店では、なんと餘部鉄橋のキットを発売。写真の展示物はハーフセットで、価格は3万円。実物どおりのフルセットは5万円だそうです。
JAM会場−テラ・ステーション JAM会場-コスミックRM
 
☆☆個人モデラーの出展☆☆
     個人で出展されている方も多く、小さなブースながら、個性や
    技術を披露する作品が目につきます。レイアウトでは、ジオラマ
    や路面電車のモジュールが多かったようです。
     こちらで特に興味を持っていたのが、福田将夫氏が出展され
    た「餘部鉄橋」のNゲージレイアウト。当サイトの掲示板にカキ
    コミいただいた「kawatoya」さんからのリポートのリクエストもあ
    り、入場後さっそく見に行ってびっくりしたのは、冬パージョンと
    夏バージョンのふたつを製作されていたこと。2メートルを超え
    るその二つのモジュールを表・裏背中合わせにならべて、エン
    ドレスで結んであり、はまかぜを走行させていらっしゃいました。
    駅周辺や鉄橋下の家並みや建造物は実物どおりではないもの
    の、夏バージョンの橋脚の中には、点検・保守用の梯子まで再
    現されており、なかなかの完成度でした。
     この日朝、偶然大阪・毎日放送で餘部鉄橋に関するテレビ放
    送があり、ただでさえ架替工事で注目を集める餘部鉄橋とい
    う題材と、スケールの大きさからか、見学されていた方々も年
    配の人から子供さんまで「スゴイ!」の連発で、熱心にカメラや
    ビデオに収めていました。
JAM会場-餘部鉄橋@
JAM会場-餘部鉄橋A JAM会場-餘部鉄橋B JAM会場-餘部鉄橋C
JAM会場-餘部鉄橋D JAM会場-餘部鉄橋E

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