オーナーのひとりごと  VOL.86
〈鉄道150年〉の秋は近場で撮り鉄 '22. 10 京都・大阪各地

 今年は日本の鉄道開業から150年という節目の年です。全国各地で記念行事や特別列車の運行など、様々なイペントが行われていますが、多忙のため遠方へは出かけることはできませんでした。それなら近場でと、所用のついでにカメラを持って出て”撮り鉄”活動。そんな中からピックアップしてみました。

■■京都鉄道博物館■■
 京都の鉄道博物館では大小いろいろとイベントなどが企画されていましたが、特別のチケットを購入して「ナイトミュージアム」に参戦?。転車台や扇形庫の外にはカマは出ていなかったものの、SL全盛期の夜の機関庫の雰囲気が出てまずまずでした。また、明るいうちに入館しましたので、それ以外にもいろいろと撮っています。
 静態保存されているカマが転車台に載せてられて展示されており、普段はお召し機の飾りをつけた状態で庫の中にいるC51が"晴れ舞台"に立っていました。
 クラシックなカマの全体の姿を見ることは滅多にないので、非常にラッキー。展示時間終了後は、DE10に押してもらってねぐらに入っていきました。
 
   
 イヘント以外にもいろいろな演出がなされています。
 つい最近展示車輌の仲間入りをしたマイテ49は、「つばめ」のヘッドマークが取り付けられて扇形庫にいました。
 ほかにも、150年にひっかけてEF58の150号機に特別のヘッドマークが…。そしてときどきコスプレ?をする500系新幹線は、アニメ「シンカリオン」とコラボした派手なラッピングでした。
  
 日が暮れてからは『ナイトミュージアム』の時間。特別料金のチケットを持っている人だけが扇形庫の反対側から撮影ができ、三脚も使用できます。ただ、転車台上にカマがなく、庫の外にいるのはC61だけで、不満に思う方もいらっしゃったようです。
 庫の周辺が立入禁止になっており人が写らず、蒸気機関車が全盛の時代の夜の梅小路は、こんな感じだったんだろうなと思いました。

■■阪堺電車(阪堺電気軌道)■■
 大阪唯一の路面電車である阪堺電気軌道では、ときどき古い車輛のモ161形車を臨時特別電車として運行しています。路面電車は私の守備範囲外?ではありますが、この日(10/29)はモ161形のモ161号が走ることが公開されていて、偶然にも所用の行き先から近いので撮ってみました。
 
 ㊧㊤ … 松虫~阿倍野
 ㊧㊦ … 恵美須町~新今宮駅前
             (バックに通天閣)
 ㊨㊦ … 天王寺駅前~阿倍野
             (バックにあべのハルカス)
 
 

■■梅田貨物線■■
 大阪駅の北側の以前に梅田貨物駅のあったところには、貨物駅がなくなってからも新大阪から大阪環状線に連絡する路線が通っていて、「くろしお」や「はるか」・貨物列車などが走ります。この線は"うめきた"の再開発とともに地下線化される予定で、大阪駅の地下ホームなどの工事が進んでいます。梅田スカイビルをバックに走る列車もあと少しで見納めとなるので、記録として残しておこうと思いました。撮影地は最近ネット上でよく見かける場所です。
 

■■今回のおまけ=阪堺電車の車輛■■
 この路線は比較的運行間隔が短く、モ161号を待っている間に次々と車輛が通過していきます。最新の超低床車1001形「堺トラム」㊧も見ることができました。
 そして、この通りでは歩道の街路灯ごとに日の丸とウクライナの国旗が掲げられていました。ちょうどウクライナ国旗と同じカラーの電車がやってきましたので、ツーショット?で一枚。㊨

VOL.85へ VOL.87へ      その他バックナンバーのリストはこちらから