作成:2015/1

関東大震災の跡と痕を訪ねて

番号 : 藤沢市 FS-06

藤沢市稲荷 --- 大庭神社の復興碑 ---

  • 対象:大庭神社の復興碑
  • 所在地:藤沢市稲荷991 大庭神社
  • 碑銘:復興碑
  • 形態:板状
  • 建立年月日:昭和2年9月
  • 交通:JR東海道線「辻堂」北口~舟地蔵(バス)7分 徒歩15分
大庭神社本殿

写真1 大庭神社本殿

大庭神社の石碑

写真2

 正面が復興碑で、左の軍人戦死碑と並んで設置されている

復興碑

写真3 復興碑

篆額 復興碑

写真4

復興碑と篆書で書かれた題字(篆額)

撮影:2015/1

明治41年に藤沢大坂町・鵠沼村・明治村が合併して藤沢町が生まれ、震災当時は高座郡藤沢町でした。1940年(昭和15年)に市制を施工して藤沢市に。

藤沢町での死者は105名*でしたが、石碑には死者と負傷者が合計で記されて死傷者245名となっています。

震災記念碑には当地区の被害状況、翌年の余震による挫折を経て3周年でようやく復興の堵に就いたこと、これを永遠に伝えたいとしてこの碑を建立したことなどが刻まれています。


 ⇒ 碑文を見る




*死者数 諸井孝文,武村雅之 関東地震(1923年9月1日)による被害要因別死者数の推定 日本地震工学会論文集 第4巻 第4号 2004の付表より