地震・防災関連用語集

カテゴリ:地震

マグニチュードとエネルギーの関係

グーテンベルグとリヒターの半理論半実験式(1956)

logE=4.8+1.5M

ただし、Eは地震のエネルギー(J)、Mはマグニチュード

上式より、マグニチュードが1大きくなるとエネルギーは101.5=31.6倍となり、マグニチュードが2大きくなるとエネルギーは103=1000倍となります。

地震のエネルギーと他のエネルギーの大きさを比較すると下の表のようになります。なお、右のグラフで1E+12とは1×1012、1E+13とは1×1013のこと。

項     目 エネルギー ジュール(J)
 1TNT換算トン(1キロトン) 4.2×109
 マグニチュード5の地震 2.2×1012
 広島原爆(13キロトン) 5.4×1013
 マグニチュード6の地震 6.3×1013
 マグニチュード7の地震 2.0×1015
 黒部ダム年間発電量*1 3.6×1015
 マグニチュード8の地震
濃尾地震)
6.4×1016
広島原爆1100発相当
 日本の年間家庭用電力消費量*2 7.1×1017
マグニチュード9の地震
(東北地方太平洋沖地震)
1.7×1018
広島原爆32000発相当
 日本の年間総発電量*2 3.6×1018

*1 関西電力黒部ダムウェブサイトより

*2 (財)エネルギー総合工学研究所ウェブサイトのデータより