ノート‐2
道路からいきなりアプローチするのでは無く、
露地を回り込みながら出入口へと導かれます。
その出入口は玄関や廊下というイメージにとら
われる事無く土間という空間を提案します。
板の床に座布団を敷けばちょっとした接客のス
ペースにも、建具を開け放せばタタキ、中庭と
連続して利用する事も出来ます、内の様でもあ
り外の様でもあり・・・・
昔の縁側みたいな場所です。
廊下は幅が狭い為、単なる移動のスペースだと思い
込まれていますが、幅を広げる事により様々な使い
方が考えられます、ここでは本棚を設けギャラリー
(読書コーナー)として使います。
一日の疲れを癒す浴室が暗く狭いとゆっくりと寛ぐ事が出来ません、脱衣室との壁はガラス
のスクリーン、外部には坪庭を設けて視覚的な広がりを演出しました。
ベッドが常に部屋に置いてあるのは嫌だ、でも床に寝るのも嫌だ。
・・・畳ベッドを提案します、床から40cm程上がっていて下部は
引出しを設けてあります、畳の上のゴロ寝はなかなか気持ちの良い
ものです。