雑記帳‐2

天竜市立秋野不矩美術館 静岡県天竜市  設計・藤森照信、内田祥士

駐車場に車を止めて目的の建物を見上げながら長い坂

道を上がっていく、途中大きくカーブしてだんだんと

建物に近づくにしたがって何となく懐かしさが感じら

れてきました(初めて訪れたのに)

鉄平石、ワラ入り着色モルタル、杉板で構成された外

観が来た者に安心感の様なものを与えてくれます。  

中に入りチケットを買い、ここで他の美術館には無い

行為をします・・・靴を脱ぐ、展示室は土足厳禁です

絵は床に座ってゆっくりと観て欲しいと言うのが主旨。

後日、藤森氏の話によると建設委員会関係者にこの提案を承認して貰うのに一苦労したと

言う事でした、曰く「日本画だから・・・」と言う事で納得して貰ったそうです。

おかげで始めから終わりまでゆっくり絵を観る事が出来ました。

 

あけぼの子どもの森公園・ムーミン屋敷 埼玉県飯能市  設計・村山建築設計事務所

公園内にある3つの施設のひとつ、このムーミン屋敷

は童謡の挿絵の屋敷をベースに建築基準法に適合する

ように設計されたそうです。中は子どもの為の部屋や

工房ですが、日頃ガラスやコンクリートの四角い建物

に囲まれている大人も楽しめます。曲面の珪藻土の壁、

いろいろな形の建具、つる草の様な手擦りなど

公園内には他に天然スレートのドーム屋根の子ども劇

、ヒノキの丸太を縦に組んだ森の家(展示室、図書

室)があります。それぞれ特徴があって厭きさせない

建物です、気が付くと子どもはあちこち走り回ってい

ましたが大人はいつしかベンチに。

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