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恵まれた環境が与えた影響について


茨城県は関東地方に属するため気候に恵まれています。且つ平野部分が県面積の大半を占めるために農業に代表される第一次産業が主体の時代においてはかなり豊かな地域でした。また、海岸線も広く海の幸にも恵まれています。


このような地理的要因に恵まれた地域は日本国中を見渡してみても実はあまりありません。そのために古代において常陸国は常世の国として見られていました。


広い平野を誇る茨城県に住む人達は一カ所に集まって住む必要があまりなかったのです。茨城県と同じような平野面積割合の高い県とはおそらく埼玉県以外にはありません。ただし、埼玉県の場合は旧国名を見ても分かるように武蔵国ですから東京と一体といってもいい状態にありますので、早くから住民の流入があり都市化が進んだものと思われます。


都市化とは人間にとって生存競争の厳しさを表しているとも言えるのではないでしょうか。都会という大海に身を置くことによって世間の広さを知った人間は謙虚にもなるしまた努力もするものだと思います。


ところが茨城県民はそのような環境にはありませんでした。敢えて努力をせずとも生きていける環境にあるという事は非常に恵まれているのだと思います。だからこうした天の恵みは幸福なことなのでしょう。


しかし、長所は逆から見ると短所になり得るのです。茨城県民はそうした恵まれた環境のなかで安穏とした時を費やしてきたとも言えると思います。その結果して外の世界の大きさや価値観の多様さに触れる必要も無く、さらに謙虚さからもかけ離れていったように感じます。


つまり自立して生活ができるために協調性を持つ必要があまりなかったのです。この結果として建設的かどうかという次元とは別に、自己の存在をPRするだけの意見をとにかくまくし立てるといった悪癖が身に付いたような気がします。