安心・安全、無農薬栽培の青森りんご販売「自然農園 幸四園」

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青森りんごの4大品種

りんごは、栽培・流通・消費などを考慮して、今まで品種改良されてきました。
青森県では現在、「つがる」「ジョナゴールド」「王林」「ふじ」が特に多く栽培されていますが、地球温暖化などの気候変動や、効率・省力化を考えて、着色が容易な品種や、葉とりなどの着色管理がいらない品種への移行が急速に進んでいるようです。
※「取扱い品種」の紹介画像は、「青い森の片隅から」のサイト(現在は閉鎖)を運営しております杉山 芬(スギヤマカヲル)様にご承諾を貰い、利用させていただきました。

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人気のりんご品種

青森県では、「青森りんごの4大品種」でご紹介した「つがる」「ジョナゴールド」「王林」「ふじ」が特に多く栽培されていますが、それ以外の人気の品種をご紹介します。
当園で栽培している品種では「北斗(ほくと)」「紅玉(こうぎょく)」が、「4大品種」に並ぶ人気を誇っております。
「北斗(ほくと)」は甘味と酸味のバランスがよくりんご好きにはたまらない品種です。
また、「紅玉(こうぎょく)」少し強い酸の効いた甘味とさわやかな芳香で、調理・加工用に最適のりんごです。

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「サンふじ」と「ふじ」

サンふじとは、袋をかけずに栽培した「ふじ」を意味します。
もともと病害虫から果実を守るために、りんごの袋かけは始まったのですが、現在では、主に着色と貯蔵性向上のために行われています。
有袋での栽培は人的・物的コストもかかり、無袋栽培に比べて食味が劣るので、無袋栽培が主流です。
※無袋栽培率の高い品種(「紅玉」「つがる」など)やいわゆる「青りんご」(「王林」「きおう」「トキ」など)は、無袋栽培の場合でも、「サン」をつけずに呼ぶ事がほとんどです。
無袋栽培と有袋栽培を区別する時に、特に無袋栽培のりんごに「サン」をつけて使います。

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「葉取らずりんご」について

葉とらずりんごをご存知でしょうか?
慣行栽培では秋になると、りんごに赤く色づけるために、りんごに日陰をつくる葉を摘み取る作業をします。
この作業には多くの労力がかかるので、葉を摘み取らない「葉とらずりんご」は生産者にとって大きな省力化になります。
また、葉ででんぷんが作られるので、慣行栽培のりんごと比べて糖度が高くなるようです。
(そのため王林などの青りんごは、基本的に葉をとらないので、糖度は高いです。)
見た目こそ色ムラがありますが、「葉とらず栽培」は、生産者と味を重視する消費者両方に利益があるのです。
しかし、青森県やりんご協会などに問い合わせたところ、実は「葉とらずりんご」の定義は決まっていないそうです。
一般的なイメージで「葉とらずりんご」と言えば、赤く色づく品種で、葉を摘まない、またはツル元の葉を少し摘む程度のものを指すのではないでしょうか?
りんごの出荷団体ごとにその定義が決められているようで、王林などの青りんごも「葉とらずりんご」に含まれる場合もあるそうです。
実は、糖度が高ければ必ずしも美味しいという事ではなく、甘味と酸味のバランスが大切なのです。
この、甘い、酸っぱいの食味を客観的に表したものが、『糖酸比』(糖度÷酸度)です。
この数値が30~40に入るもの(例えば「つがる」「北斗」「ふじ」)が甘酸適和で美味しいとされ、万人うけする味なのです。
そして、糖酸比が41以上のものは甘く感じ(「王林」など)、逆に29以下のものは酸っぱく感じ(「紅玉」「ジョナゴールド」など)ます。

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無農薬栽培について

最近、有機栽培など、環境や健康に配慮した栽培方法が注目を集めています。
特に木村秋則さんは、りんごでの無肥料、無農薬の自然栽培で有名です。
りんごは無農薬による減収率が90%と、圧倒的に高いです。(水稲が35%、大豆28%、ミカン34%など)
農薬なしに、合理的なりんご栽培は成り立ちにくいのが現実です。
青森県弘前市では、全国のりんごの約20%を生産していますが、農薬の使用量も全国一だそうです。
我々生産者にとっても、薬剤散布は身体的にも金銭的にも負担なので、極力避けたいところです。
しかし、高温多湿で病害虫が多い日本では、危険負担と利益を考慮した上で、最低限の薬剤散布が必要なのかもしれません。
また、無農薬栽培のりんごは、一部の人にアレルギー症状を起こす「アレルゲン」を増大するという研究結果もあります。
りんごが病害虫の襲来を受ける際に、体内で天然農薬とも言うべき防御物質を作り出し、それが一部の人に有害な「アレルゲン」となるのではないかと言うことです。(『踊る「食の安全」農薬から見える日本の食卓』、『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学』松永和紀著 より参照)
消費者の皆様は、「無農薬りんご」「減農薬・低農薬りんご」双方のメリット・デメリットを把握し、自分のライフスタイルに応じて、お好みのりんごを選んでいけば良いのではないでしょうか。

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減農薬栽培について

私たちは減農薬と聞くと無条件に良いものと捉えがちですが、実は削減の比較の対象となる基準が不明確だったり、削減割合が不明確だったりします。
そこで、「無農薬」「減農薬」「低農薬」といった名称の農産物が、平成16年度から「特別栽培農産物」に統一されました。
これにより、「減農薬」などの表現の曖昧さが軽減したのではないでしょうか。
「特別栽培農産物」とは、その農産物が生産された地域の慣行レベルに比べて、
1.節減対象農薬の使用回数が50%以下
2.科学肥料の窒素成分量が50%以下
で栽培されたものを指します。
※「節減対象農薬」とは、従前の「科学合成農薬」から「有機農産物のJAS規格で使用可能な農薬」を除外したものです。
青森県のりんごの農薬の慣行値は36です。この慣行値は、同じりんごでも県ごとによって違います。
基本的に1回の薬剤散布で殺菌剤と殺虫剤2成分を、10回前後散布します。
その中には混合剤もあり、1つの薬剤で成分を2とカウントしたり、また、殺ダニ剤・植物生育調節剤・除草剤なども適宜使われ、りんごの樹に塗る塗布剤もカウントされます。
36は妥当な数字だと思われますが、認証基準値18回以下は、工夫さえすれば比較的取り組みやすいの数値なのではと思います。
天敵生物を利用した「ファイブスター顆粒水和剤」や、天然由来物質の「コロマイト乳剤」「ハーベストオイル」などは成分数にカウントされません。
そういう薬剤を選択し、散布間隔をあけるなどするば、18回以下に抑える事が可能ではないでしょうか。
平成20年発表の県の調査では、青森県の「特別栽培農産物」の生産面積は89.4haだそうです。

リンク
農林水産省(特別栽培農産物関係)
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/tokusai_a.html

青森県食の安全・安心推進課
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/nourin/sanzen/

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残留農薬について

食品の農薬残留濃度基準は、作物や農薬の種類によってそれぞれ定められており、全般的に多いのは1ppm以下の基準です。
作物と農薬の関係がよく分かっているものについては、5ppmですとか10ppmなど、比較的高めの基準が設けられている場合もあります。
1ppmとは100万分の1という意味。横20メートル長さ50メートル深さ1メートルのプールを、例えばジュースで埋め尽くし、食塩10グラム(小さじ2杯程度)を振り入れて均一に溶かし込んだのが0.01ppmという濃度。%で表記すると、0.000001%。このジュースを洗面器一杯飲んだところで、含まれる食塩は非常に少ないということは実感できることでしょう。日本の残留農薬を規制する制度は、今や世界一厳しいといわれています。(『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学』松永和紀著 より引用)
国民の健康を守るために農薬の残留濃度基準を決め、線引きをする事は必要ですし、基準値を超えた食品については、公表や暫定的な販売停止はやむを得ないと思います。
しかし、それをおおげさにマスコミ等が騒ぎ立て、いたずらに恐怖をあおるのはいかがなものと思います。
なお、りんごの残留農薬検査は皮ごと行うそうなのですが、有袋栽培のりんごは、袋かけ後に葉を守るためにいくら薬剤散布しても、果実からは残留農薬が検出されないことになります。
果たして、これを無農薬りんごと言えるのでしょうか?

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有機栽培りんごについて

有機と名乗ることが出来る農産物は、JAS認定された農産物だけです。
有機農産物とはたい肥などで土づくりを行い、果実等の多年生作物は収穫の前3年以上から農薬や化学肥料を使用していない田畑で、基本的に農薬や化学肥料を無使用で栽培されたものを指します。
さらに、有機農産物と表示するためには、JAS法で決められた基準をクリアし、登録認定機関から認定を受ける必要があります。
りんごの場合、無農薬栽培ですと減収率が90%を超えるため、農薬無しでは不可能に近いです。
ボルドー液(硫酸銅と生石灰の混合液)など、有機栽培でも病害防除に使用可能な農薬も少しはあるのですが、平成20年発表の県の調査では、青森県の有機栽培りんごの生産面積は2.5haだそうです。
なお、無農薬・無肥料の自然栽培で有名な木村秋則さんは、銅が土壌に蓄積する「重金属汚染」を心配して、ボルドー液すら使用していません。
ただ、黒星病の防除のために食酢を薄めて散布しているそうですが、食酢も法律では特定農薬という事になっており、農薬の定義や線引きの難しさを感じます。

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りんごの歴史について

りんごは、聖書やギリシャ神話にも登場する歴史の古い果物です。
また、様々な国や地方での物語にも登場したりと、世界中でポピュラーな果物でもあります。
日本では明治時代に、アメリカからりんごの苗木を買い入れて、栽培が本格化していきます。
冷害に強かった事などから、主に東北地方などで盛んに栽培され、現在では全国の約50%のりんごが青森県で生産されています。

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世界史の三大りんご

皆様は、「世界史の三大りんご」をご存知でしょうか?
一つ目はアダムとイブのりんご、二つ目はニュートンのりんご、そして三つ目が、アップル(PCメーカー)だそうです!
三つ目については、あくまでアップル関係者の中での話ですが…それくらい彼らには世界を変えるという気概があるという事です。(『シリコンバレー精神』参照)
りんごは西洋では知恵の象徴でもあります。りんごには、世界を変える力が宿っているのでしょうか?
ちなみに、アップルのパソコン「Macintosh」とは、「旭」というりんごの英名です。旭は北米でポピュラーな品種ですが、日持ちがしないため、日本ではほとんど出回らなくなっています。
また、「ひとかじり」されたアップルのロゴマークは、「ひとかじり」を意味する「a bite」とコンピューターの情報単位である「byte」をかけてるそうです。

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りんごの意外な利用方法

りんごは熟成するにつれて、「エチレンガス」を多く発生します。
このエチレンガスには植物の熟成を促進する効果があるため、それ自身のみでは追熟しにくい「キウイフルーツ」「バナナ」「オレンジ」とりんごを同じ場所に保管すると、熟成が促進されます。
また、りんごと「ジャガイモ」を密閉状態にして置くと、ジャガイモの発芽が抑制されるそうです。

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グリーンツーリズムについて

最近では「グリーン・ツーリズム」の認知度もかなり高まってきたのではないでしょうか?
グリーン・ツーリズムとは農山漁村地域において、自然・文化・人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のことを言います。
日帰りや宿泊の形態がありますが、2003年頃から農家民宿関係の規制緩和も進み、農林業家民宿の開業が広がっています。
グリンツーリズムの先進国、農業大国フランスでは、雇用全体の一割をグリンツーリズムが生み出しているとも言われており、主要な産業の一つとなっているそうです。
当園でも毎年、約80名ほどの中・高校生の農業体験を「グリーン・ツーリズム」として受け入れております。

青森県のサイト「グリーン・ツーリズムを体験してみませんか」
http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/kanko/green-tourism.html

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