8月2日〜8月13日 3度目の渡米…ハチドリと遭遇
8月6日(火) ノバスコシアめぐり
小雨の降る曇り空。本日の最終目的地は、Yarmouthから300km離れたHalifax(ハリファックス)。
まずは、ホテルを出てすぐのガソリンスタンドで、朝食のパン、コーヒーを調達。なぜか四輪バギーや薪も売っている。
腹ごしらえが済んだところで、Yarmouthから225kmのLunenburgを目指す。つい最近まで従兄弟のケンジがすんでいたんだけど、今はセント・ジョンに戻っているそうだ。惜しい。
Nova Scotia(ノバスコシア)の道は、両側に背の低い針葉樹や潅木が広がるカナダらしい風景。対面通行でも制限時速は80kmと、こちらもカナダらしい。
Lunenburgの近くの小さな町で、道路工事のための片側交互通行に遭遇。ふと横を見ると、川の向こうに見慣れぬ標識。いかりマークに赤の斜線。停泊禁止、ね。
しばらくして、雨が少し強くなったころ、Lunenburgに到着。
Lunenburg(ルーネンバーグ)は、海沿いの傾斜地に作られた小さな町。古い町並みが有名らしく、ユネスコの世界遺産になっているとか。小雨の中にもかかわらず、(しかも平日なのに)、結構な数の観光客が来ていて、狭い道路はちょっと渋滞気味。
事前調査によれば、ここで一番有名なのは1753年建造のSt John’s Church(セント・ジョン・アングリカン教会)。
海岸沿いの博物館の駐車場に車を止め、教会を探す。
高い建物のない小さな町。教会はすぐに見つかるだろうとたかをくくって歩き出したものの、なかなかそれらしきものが無い。やむなく、住民らしき人に聞いてみる。
「古い教会があるでしょう。あれはどこにありますか?」
「ん?あんたのすぐ横にあるけど、それのこと?」
「え?」
といわれても、指差されたところには、でっかい白いテントしかない。
とにかく近づいてみると、テントの前にこんなものが。。。あら、どこかでみたような。。
えー、なにこれ。一体全体どうしたの?あとから聞いたところによると、セント・ジョン・アングリカン教会は2001年のハロウィーンの夜に火事で焼失してしまったのだそうだ・・・残念。こんなに歴史ある建物を、自分たちの世代に焼失させてしまった地元の人の無念さはいかばかりか。。
というわけで、現在この白いテントの中で、再建中。
仕方なく、駐車場に向かって歩いていると、どこからともなくシャボン玉がふわふわ。
ここから飛んできたものでした。石鹸屋さん(日本ではお目にかかれない)のPOP広告。でも、入り口が石鹸でべちゃべちゃでは、入る気にならないぞ。それでいいのか?ルーネンバーグの石鹸屋さん。
駐車場を出ようとしたら、駐車場の出口は、2カナダドルの自動ゲート。クレジットカードは受け付けず。カナダ入国以来ずっとクレジットカードで清算してたから、カナダドルの現金などもってない。で、2USドルを握り締め、博物館付属のお土産やさんへ。私のつたない英語でも、2USドルを3カナダドルに換えてくれました。(計算あってるのかな?)
早速次の目的地、マホーン・ベイに向けて出発。
途中、どんどん雨が強くなる。ほどなくMahone Bay(マホーン・ベイ)についたものの、バケツをひっくり返したような土砂降り。
せめて写真をと、意を決して外にでる。
川岸に並ぶ色とりどりの洋館。天気が良かったら、きれいなんだろうなぁ・・・
ずぶぬれで車に戻り、次の目的地、ペギーズ・コーブへ。雨はやむどころか、ますます強くなるばかり。。
ここで、ちょっと、ガソリンスタンドのセルフサービスをご紹介。
こちらは、ホットドック用ソーセージ焼き機。ローラの上で、ソーセージがくるくる回っている。客が自分で取って、パンにはさんでからレジにもっていって清算します。
こちらはコーヒー。好みのコーヒーをポットから注いで、ふたを閉め、レジにもっていって清算します。
ペギーズ・コーブの駐車場に車をとめると、カーナビの表示がこんなことに。あんた、そりゃ海の中ですがな。一応カーナビの名誉のために補足すると、自分の位置(中央の▲)の周りの円は、精度に自信が無いときに出るもので、「この円の中のどこかですよ」という意味。天気が悪いので、GPS衛星がよく見えないらしい。
幸い小雨になったので、今度は心置きなく外で撮影。駐車場から見たPeggy's Cove(ペギーズ・コーブ)の灯台。
灯台の中には夏の間だけやっているという小さな郵便局があって、記念はがきを出せるようになっている。消印もちゃんとPeggy's Coveマーク。
空が少し明るくなってきた。明日は晴れるといいけど。
あたり一体岩だらけ。
岩の上にもちゃんと普通の家が建っている。基礎はどうしてるのかな?
岩の隙間に咲いていた機雷のような形のでっかいアザミ。
そろそろ、日もくれてきた。早くHalifaxにいかなくちゃ。
Halifax(ハリファックス)はノバスコシアの州都で、かなりの大都会。今晩のホテルはハリファックス湾の再開発地区にある近代的なもの。
その地区の主要な建物が、Downtown Linkという空中通路でつながっていて、傘なしで海岸まで歩いていける。ちょっと探検。
なぜか、ショッピングセンタ内に、カナダ軍への勧誘事務所?
通路から見たダウンタウンの一部。ヨーロッパの街角みたいでいい感じ。
通路の終点には、カジノ。平日だというのに、結構な賑わい。
まるでロンドンのような(行ったこと無いけど)、二階建てバス。
通路の途中で見かけた雰囲気の良い通りにあった、シーフードレストランで夕食。
明日はハリファックス観光です。