8月2日〜8月13日 3度目の渡米…ハチドリと遭遇
8月7日(水) ハリファックスからセントジョンへ
昨日とは打って変わって絶好の観光日和。ラッキー!
ホテルがハリファックス観光地の真ん中にあるので、午前中は徒歩観光に決定。
最初に行ったのはSt. Paul's Church。1917年におきたハリファックス大爆発の時の破片が壁に刺さったままになっているというので探してみたけど、見つからず。
こちらは、Province House(州議事堂)の横。
この建物の正面に制服を着たおじさんが立っていて、観光客らしき人が入っていく。無料で館内ツアーをしてくれるらしいので、「無料」に引かれてついていく。
なんだか、歴史のある建物らしく、いたるところにジョージ何世とかなんとか、イギリスの歴代国王の肖像が飾ってある。歴史に詳しくないと話についていけない・・・あ、いや、その前に英語の壁が。(だんな談。私の場合、壁などという生易しいものではありません。。)
すれ違った別のツアーはフランス語での解説。英語には少しなれたけど、さすがにフランス語は異国情緒漂うなぁ。(だんな談。私の場合、英語でも十分異国情緒が漂ってます。。)
で、玄関のおじさんと記念撮影。ついでに、今日の目的地セント・ジョンまでの所要時間などを聞くと、「高速道路スピードで4時間だよ」と機嫌よく教えてくれる。知らない土地で、こういう気持ちよい扱いを受けると、その土地全体の印象が良くなる。
海岸まで降りてくると、Maritime Museum of the Atlantic(大西洋海洋博物館)がある。
ここは港湾都市ハリファックスの海にちなんだものを集めた博物館。昔の船の模型や、第二次大戦で使われた魚雷などがたくさん展示されている。
この地図を見ると、ハリファックスやボストンがアメリカ大陸で最初に発展した町だという理由がよくわかる。
これはハリファックス大爆発コーナー。1917年に港に接岸中の船が火事になり、その火が港の火薬庫に引火して大爆発を起こして、実に街の半分が壊滅したとのこと。なんと爆発の破片が100kmはなれたところまで飛んだらしい。
沈没船引き上げコーナーには、タイタニックコーナーがある。ハリファックスがタイタニック号ゆかりの地だとは意外。
これは、タイタニック号にあった一等客用のホールについていた階段の写真と、引き上げられた手すりの装飾の一部(右下、残念ながらよく見えません)
タイタニック号の構造図。船が水密室で細分されていて、いかに沈みにくいかを説明した図が悲しい。
これは、タイタニック号が無事ニューヨークに到着していたら運行するはずだった4月20日の折り返し便広告。これも物悲しい。タイタニックが沈没したのは、1912年4月15日早朝のことだった。
博物館を後にして、ホテルの裏にある砦跡Halifax Citadel
に。ここに1856年建造のOld Town Clockがある。
西欧のこういう建物は、快晴の空によく映える!
Halifax Citadelの丘から見下ろすハリファックス湾。(ちょっと撮影失敗)
そろそろチェックアウトの時間。次はサチおばさんちのあるセントジョンに向けて出発だ。
ここからまたもや386kmのロングドライブ。
ハリファックスを少し離れると、見慣れたカナダの風景に。
ノバスコシア州を横断して、ニューブランズウィック州へ。
途中、道路わきに車を止めて、運転を交代していると、通りかかったおじさんがガラスをコンコン。
「なにか、トラブルかい?」
「いえ、運転を交代しているだけです。ありがとう」
カナダの人たちは、本当にみんな親切。
ひたすら運転した甲斐あって、日のあるうちにSaint
John(セントジョン)のサチおばさんちに到着。
5月の訪問から時間がたってないせいか、今回は犬たちも最初から歓迎モード。
まだ日もあるし、写真をとるぞー。前回夏に来たときに比べて、花がいっぱい。鳥は少なめ。
真っ赤な実が美しい、グースベリーの一種(?)。
日本のものより背の低い、アワダチソウの一種(?)。
ハマナスの実(?)。
センブリに似た小さな花。
ピンクのノバラ。シューベルトの歌に出てくるのはこんな花かな?
ノカンゾウによく似たデイ・リリー。なんと、中国料理の食材らしい。
たわわに実ったグースベリー。
トリカブトによく似た花。
ハコベのような、カスミソウのような花。集まると見事。
Chickadee。こいつは、ひまわりの種をくわえると、すぐさま木の枝に飛び移ってしまうので、写すのが難しい。
鳥、花ウォッチングを堪能したあと、おばさんが近所のドライブに連れて行ってくれた。
すぐ近くに、こんな素敵な入り江がある。
高台の砦跡から見下ろすセント・ジョンの街とカモメ。
実はこのあと、だんなの財布なくした騒動があって一時事態は緊迫。でも、おばさんちに置いたままにしていたことがわかって、ほっと胸をなでおろす。現金は大して入ってないからいいけど、山のようなカード類の処理を考えると、目が回りそう。(だんな談)
今回はLunenburgを引き払った従兄弟のケンジとも7年ぶり(?)に再会。おばさんちで一緒に夕飯をご馳走になる。おばさんは私たちには日本語、ケンジには英語でと、器用に使い分ける。ケンジはネイティブカナダ人なので、英語オンリー。日本語が幅をきかせて、ちょっと居心地悪かったかな。
実は、ケンジはカナダの反対側(西海岸)のバンクーバーに就職が決まっていて、あさって出発とのこと。忙しいところにお邪魔しちゃったなぁ。
夜の星を眺めたりした後、メールをチェックしたりして就寝。現代人は忙しい。なにもここまできてそんなことしなくても...ねぇ。