8月2日〜8月13日 3度目の渡米…ハチドリと遭遇
8月10日(土) 大草原の小さな家
さすがにカナダ旅行疲れで、11時ころ目を覚ます。今日はどこにいこうかねぇ。
もう長距離ドライブはパス、なので、Davidさんに紹介してもらった、近場のOld
Sturbridge Villageに行ってみることに。
カーナビに住所を入力して、出発。30分くらい走るともう到着。
ここは、アメリカ開拓当時の生活ぶりを保存した村で、日本でいえば明治村。ボランティアの人たちが当時の住民に扮していて、ところどころで昔ながらの生活シーンを演じている。
実は、今日の入場券は、Davidさん家族が以前ここでボランティアをやったときにもらったのを譲り受けたもの。
そのときの様子はこちら。
入り口には、ずーっと昔の家の再現。屋根や壁の木の皮がむちゃくちゃでかいのに驚かされる。
入り口をすぎると、まるで、大草原の小さな家の時代に紛れ込んだような気になる。
おじさんが椅子を編んでいたり、
ヒツジが飼われていたり、
教会でミサが始まりそうだったり。
これは昔のおもちゃを披露している人。
なんとそれが日本のけんだまにそっくり。でも、台に載せるタイプと、棒に通すタイプが別々になっている。
ネイティブアメリカン(アメリカ先住民)がアメリカに向けてアジアを出発する前にすでにあったおもちゃだったことが良くわかる。
小学校では授業の真っ最中。
ろくろを足でまわして、日本の大きな湯のみのような器を作っている。観客が、後にならんでいる完成品を指差して、ああいうの作って見せてよ、と注文すると、「僕は二日目の新米なんで、まだできないんですよ」。いやいや、おにいさん、二日目にしては見事な腕だよ。
こちらは農家の再現。牛もいれば、
豚もいる。
柵は、石を積んだものか、木を組み合わせたもの。弟に言わせると、木組みの柵は、雨が少ない土地ならではのものだとか。
こちらは、主婦の仕事の再現。暑いさなか、暖炉で火をたいて洗濯物を乾かしながら、料理を作っている。暑さもすごいし、ハエの数が並みじゃない!水道も、洗濯機・乾燥機も、ディスポーザーも、ディッシュウォッシャーもなにもなし!今のアメリカ人には考えられないことだろうなぁ。でも、日本だと、つい50年ほど前はこうだったのでは。
公園の中にため池があり、そこから流れてくる水の力を使った工場がいくつもある。
これは、階下の水車からの動力で動かす製粉工場。
これは機織工場。
で、これが製材所。蒸気機関ができるよりずっと昔の話。人々が貴重なエネルギー源をどうやって有効に使うか知恵を絞っていたことが良くわかる。与えられたものが少ない分、現代人よりよっぽど頭働かせていたんじゃないか?
感心しながら外に出ると、やっぱり、大草原の小さな家、これでしょう。日光のせいで、ちょっと不思議な写真になりました。
こちらは銀行。この建物だけはレンガ造りで、窓という窓、ドアというドアに鉄製の雨戸(?)が取り付けられている。
こちらは、ほうき工場。ほうきの形が魔女の宅急便に出てくるほうきと同じだね。
こちらは明かりの博物館。真ん中にあるのがろうそくを作る道具。
なるほど、これで末広がりの形になるわけだ。
というわけで、古きよき時代のアメリカを堪能した一日となりました。
明日はいよいよ最終日。。