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ドイツ旅行3)ハイデルバーグからGuckheimへ


ぐっすり寝たあと、八時のオープンに間に合うよう、ハイデルバーグ城にはタクシーで出かけました。五月23日の朝です。やっぱり歩くには距離がありました。それに狭い石畳の道はかなりの坂です。早いので散歩をしている人以外ほとんど人影がありませんでした。人が少ない時間を選べるという点が個人旅行の良いところで、団体ツアーで行った旅行と比べて後々まではっきり記憶に残るような気がします。

ネッカー川まで降りてきて、川沿いに歩いてホテルに帰ることにしました。有名な橋があるあたり(最初の写真)で、うしろで日本語を話す年配の女性がいらっしゃる。それで立ち止まってしばらく話しをしました。大体私は人種不定の顔つきをしている上、なりふりかまわぬ安物の服を着ているので日本人とみられたこと自体がおどろきです。

なんでも、美空ひばりと同年とかで、6ヶ月前ご主人を急になくされ、娘さんがいるハイデルバーグに来たのだそうです。娘さんのご主人はドイツ人で彼らには子供がいません。こどもはその娘さん一人だけで日本語しかしゃべれないこともあって、毎日が寂しくてたまらないそうです。日本にも帰してもらえないとか。ホンとはもっと話したかったらしいですが、カメラのシャッターを押してくれと言った人に中断され別れました。今でもどうしていらっしゃるかと気になるところです。しかし思うに70を超えると、程度の差こそあっても寂しい思いをするようになるのはお互い様であろうかとおもいます。

ホテルのチェックアウトの時間が11時半なので、時間の余裕もあり、荷物といってもハンドバッグとボストンバッグという軽装なので、今度は歩いて駅に。義兄には何時の列車で到着なんて言っていなかったので一時間ぐらい駅に座ってからマンハイム、フランクフルトで乗り換えで目的地のMontabaur駅に着いたのが3時です。電話を掛けようとしていたら、義兄夫婦が迎えに来ていました。五分前から待っていたそうで、連絡もしていなかったその間の良さ、と言ったら、ここで止まるICEの列車はあまりないからだそうです。ちなみにこの列車はベルギーのブラッセル行きでした。

義兄たちの家は駅から車で15分ぐらいです。何しろ軽装で来たのと、ちょっと北になるので寒くて、遠慮なく早速暖かいセーターを借りました。

暫くしてから、イギリスのLichfieldに住んでいる二番目の息子さんMartin (45歳)がやって来ました。エリックと同じぐらいの年齢の子供が二人います。旬のアスパラガスとジャガイモとハムの夕食を一緒にとって、義兄と散歩。マーチンは数時間しか滞在しませんでした。

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