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ドイツ旅行 5)マリールイーズの誕生日


下の部屋で持参の東芝のパソコンを開いていましたら、”サチ”と声が掛かりました。午後3時ごろだったとおもいます。上にあがってみると、もうみんなテーブルについています。会ってなかった人は近所に一人で暮らしているマチルダさんだけ。空席の椅子の右側の人です。立っているのはバーナデッタ。彼女の右側にマリールイーズ、左がわは結婚しなかった長男のジョーゼフと彼のガールフレンド。ケーキを食べているのはジェニファー。白髪の女性が”城”主です。実はこちらに帰ってから東芝パソコンはマリールイーズに送ってあげたのです。時間をかけてパソコンの説明書を作ってあげたり、メールアドレスも作ってあげてプリントして一緒にドイツに送ったのですが、なかなかメールが来ない。ところが、今メールが来てお孫さんが来た、教えてくれたのでと、返事メールが来ました。それによると、お"城”に住んでいる女性の名前はSessi Munsch、結婚する前までの名前は Sessi von Walderdorf だそうです。

三番目の写真でみると、すごい立派な家具でお金持ちに見えますが、さにあらずなのです。そもそも義兄たちがこの家を買ったのは15年前です。ロルフが病気になったのを機に娘さん二人が近くに住んでいるという理由で、このリタイヤホームを買うことにしました。それで写真の家具などはオッフェンバッハからもってきたようです。100年以上は経っています。

この家を訪問したのは初めてですが、義兄の話と私の観察を総合してみるとこうゆうことになります。1)下のアパートにはいずれは娘さんや、お孫さんがすむという想定で大きな家を買ったのですが、これは予想外で、老いた夫婦と一緒に暮らして、ゆくゆくは世話してくれるような人はどうもいないらしい。今のところベルギー(?)から夏場を過ごす人が来るそうですが、2)貸すにしても、斡旋してくれる人への手数料や掃除婦を雇う費用などが嵩むので利益はほとんどないらしい。それに、田舎だから来る人もあまりいない。3)ホスト夫妻はどんどん老いていくのに家が大きすぎるんですよね。しかしわたしからみると、一番大きな問題は階段などがたくさんあり、車椅子に対処することが出来ないということなんです。

最後の写真はホストが送ってくれました。去年のクリスマス休暇に来たお孫さんたちと一緒に撮った写真なのですが、この写真の場所と食事をするテーブルとの間が一メートルぐらいあって、一段低いのです。最初の日、私はマチルダさんが座っている椅子にここに座れと言われ、すわったのですが、さて食事を終えて、お皿をもって立ち上がったとたん、段があるとは気がつかずコケタのです。お皿は壊れましたが、幸い足の方は不思議なことに大丈夫でした。あやふいところでした。老人ともなると、一歩一歩気をつけないと大変なことになるとは判っているんですけどねぇ。

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