|
−ウルトラマンティガ外典:第10話「冷たき隣人」
異次元からやって来たイゴーロナクは、ふだんは人間に取り憑いて行動している。ねらったあいてと二人きりになるとイゴーロナクは正体をあらわし、怪物のすがたへと変身しておそってくる。きみのとなりに住んでいる人も、いつの間にかイゴーロナクになっているかもしれない。 目も耳もないイゴーロナクが、どうやってあたりのようすを知るのかは謎だ。だが、どこに人間がいるかということは、手のひらにある口からたらした舌で感じているらしい。実際の生物でも、ヘビはそのチョロチョロと出し入れする舌を使って空中にあるにおいや味を集めている。それと似たようなしくみなのだろう。
背たけ:3メートル〜60メートル おもさ:250キロ〜5万トン
|
(1)イゴーロきば口…ダイヤモンドも丸かじりだ。よだれはなんでもドロドロに溶かしてしまう。 |
(2)イゴーロとげ舌…うまそうな人間をねらうために、空気を伝ってくるにおいと味を感じとる。 |
(3)イゴーロ白熱心臓…血液のかわりに、白熱液をからだじゅうにおくり出している。 |
(4)イゴーロ胃…左右の胸にある。食べたものを分解して、白熱液のもとをつくり出す。 |
(5)イゴーロ腕…押さえこんだ人間を、食べ尽くすまで絶対に逃がさない。 |
(6)イゴーロ白熱液ぶくろ…からだじゅうをめぐる十万度の白熱液をつくり出し、ためておくふくろ。 |
(7)イゴーロ分裂脳…からだの9か所にちらばっていて、同時に別々の悪事を考えることができる。 |
(8)イゴーロ足…キック力はアンディ・フグの一万倍。歩いたあとには草一本生えない。 |
構成・解説:大朝正次(おおともまさつぐ)
|
ウルトラマンティガと対旧支配者特殊部隊(Anti-Great-Old-Ones Extra Force)AGEF(アジフ)の活躍が、ビデオ&DVDでも見れる! 新シリーズに対するファンの期待に応えた第1話、外典の特色であるホラーテイストが早くも織り込まれた第2話及びそれを引き継ぐ第10話、重いテーマで深い感動を呼んだ第23話、ファンタジックな悲しい物語の第30話、寓話とエンターテイメントの見事な融合である第33話、という厳選された6話分を収録。 <収録作品(予定)>第1話「姿なき召喚者」:透明怪獣スターヴァンプ登場 第2話「緑の街の恐怖」:植物怪神グリーンゴッド登場 第10話「冷たき隣人」:陰謀怪神イゴーロナク登場 第23話「故郷は地中」:変異人グール、食屍怪神モルディギアン登場 第30話「幻の雪山より吹く風」:吹雪怪神イタクァ、氷獣ウェンディゴ登場 第33話「禁じられた言霊」:悪質怪神ニャルラトテップ登場 以下続巻!
|