ラクシーのタイ料理解説 編集記

ラクシー・ワールド 編集後記では、関連サイトを紹介する場合がありますが、何れも参考としての紹介です。 (註) 直接リンクはしていませんので、URLをドラッグ・コピーして使ってください。



05年3月7日  万華鏡
外国語でカレイドスコープ、って!ゆっじゃな〜い。(註) 最近ハヤリのようで。 欧州の高級美術品級のものが雑誌に紹介されてたり、献血のお土産だったり。 小学校のとき、製作キットがあって作ったような気がする。 3枚の鏡で三角柱を作り、底に色紙を細かく切って入れる。 最近の万華鏡は色彩豊かなゲル状の液体が筒を動くのを覗くようになっている。

註)目を細めて、波田陽区(ハタヨーク)の口調で言う。 kaleido:ギリシャ語源 kalos=美しい+eidos=形、模様 と、あるサイトでは書いてある。 波田陽区がわからない人は、TV番組で「エンタの神様」を見てください。 ラクシーがウィークリーで見るの内の一つです。
万華鏡の世界 http://kaleido-japan.com/
ギャルリー ヴィヴァン http://www.g-vivant.com/index.html
ノキアのデジタル万華鏡 http://www.nokia.com/nokia/0,,43612,00.html


05年3月5日 中部国際空港
 来日タイ人を迎えに中部国際空港(註1)に行きました。 途中、人生で最大級の交通事故の現場(事故処理中)を見ました。 空港は旧小牧空港時代と同じく、土曜朝とあって混雑。 加えて「送迎便乗」+「行ってみよう」の人が一杯で朝食にはレストラン前に並ばねばならないことです。 首都圏人ならまだしも、我々田舎者は食事に並ぶのは学食だけで十分です。 
 空港は良いデザインと思いました。 登場手続きフロア前の長いスロープでコロつきのスーツ・ケースが滑る事故がありそうでした。 駐車場は拡張余地十分のようすです。(註2) 安く乗れるバスが最寄の駅から出ているし、自家用車では高速道路だけで着いちゃうのも良いと思います。 地理感が無い自分には、ジャンクションの標識表示が不十分に思いましたが。

註1) 空港の近くの市が新しい市の名前を市民から募集、市民から1票もなかった「南セントレア市」と名付けようとして、住民の反発を食らっているという報道があったことは覚えておこう。
註2) 小牧空港付近の民営駐車場は今どうなってるんでしょ。


05年3月4日 TVもインターネットになる
 マニアックな世界の蘊蓄を調べるのに最も適したメディア、インターネット。(注1) 人類の資産、火の次に偉大な道具って思っている。 火は形を変えて、つまり原子力だの電気だのになたように、ネットも進化する。 ファイブ・ドア(仮名)の社長は言った。「TVも何れインターネットになる。」 大きな飛躍・・がありそうだ。 社長の貢献に期待する。

 TVがネット化するといろんな新機能が付くと考えられるが、インタラクティブ(相互動作)機能や、メモリ機能が使える。 番組の懸賞応募やら、Yes/Noクイズにリアルタイムで参加する。 プライベート情報を悪用される。 面倒なことになりそうだ。(注2)

 新聞がネット化して進化するとどうなるか。 田舎の新聞紙上で人気のある、「お悔やみ申し上げます」等と題した葬式広告で進化させてみよう。 インタラクティブになると・・ 利用者は予め知人リストを作っておく。(地域、団体などの検索ワードもリストする) このリストにヒットする葬儀があると、お手元のブラウザからアラームが出る。 これで知人の葬式を知る。 香典振込みサイトが自動的に立ち上がり、香典金額を入れると、相手の口座に自動的に振り込まれる。 続いて代理出席のサイトが立ち上がる。 出席できない人が葬儀代行出席会社が、代理人を出席させてくれる。 実に便利で合理的な仕組みだ。・・かなぁ。

注1) 自分はインターネットを百科事典と考えている。 趣味に傾倒するとき、先人の知恵を拝借する。 自分には携帯電話よりネットの方が重要だ。
註2) 最近のニュースを聞いていると「原因究明を急いでいます。」とよく聞かれる。 この言葉がニュースの締めくくりの言葉として、耳障りのいいことを差し引いて考えても、世の中、原因がわからないことが多くなってきている。


05年3月3日
 今日はひな祭り。 そんなこととは関係なく、この1週間、「一日一語」のアップロードを忘れていました。 面目ない。 ラクシーの小さな脳は年々覚えることが不得意になっています。 「少年老い易く学成り難し」

05年2月25日  カブトガニ(兜蟹)
 天然記念物カブトガニ。 タイではスーパーマーケットで売っている。 普通卵を食べる。 チョウザメの卵であるキャビヤがなぜ高級品かという理由を考えると、カブトガニの卵が高級品であっても悪くないと考えたい。 初めてタイでカブトガニを見たときは、「こんなもの売っていいのか?」などと思ってしまった。 日本だから天然記念物なのであって、タイでは天然記念物でもなんでもない。(註1) 

 水族館で動いているカブトガニを見ると、この世のものとは思えない動きをしている。 兜の中にはたくさんの足がビッシリ並んでいて、足の中央に口がある。 その足の動きを見ていると、それぞれ独立して動く。 何か知性の高い生き物のように感じる。 通常足は甲羅の下に入っていて見ることができないが、透明の水槽にもたれかかった時だけ見える。 古代から生き延びた(進化していない)生物と言うが、本当は古(いにしえ)に宇宙人が置き忘れて行った他の星の生き物じゃないのか? (註3)  映画に出てくるエイリアンに似ている。

 カブトガニの事をタイ語でメンダー・タレーと言う。 メンダーはタガメ(昆虫)、タレーは海である。 海の中にいるタガメって一体なんだ? 昔タイ人に「メンダー・タレーって何?」って聞いたら、こういう答えが返ってきた。 「海のタガメだよ。 亀みたいに甲羅があってこのくらいの大きさ、尻尾が生えている。 足はタガメと同じだね。 市場(いちば)で売ってるよ。 亀の仲間だと思う。」 う〜ん、そんな亀いたかなぁ。 そんな亀を想像する一方で、新旧の記憶を縦横無尽に探すが、解らない。 絵を書いてもらってはじめてわかった。 亀の仲間かぁ? 日本名では「蟹」とついているから蟹の仲間かというと、そうでもないかもしれない。 三葉虫の仲間かも・・ってゆうか他の星から来た生き物だから分類できないでしょ。 

タイでは昆虫類を食べるが、このカブトガニを見ていると、海の昆虫のような気がしてくる。 発展させて考えると、カニやエビも昆虫に似ている。外骨格だし、卵産むし、脳の発達も同じくらいに思いえる。 昆虫が海に住むとカニのようになるんじゃないかなぁ。 仮にカニくらいの大きさの昆虫がいたとすれば、きっと世界中でその昆虫はたべられていると思う。

 カブトガニのよく見れるサイト
http://www3.famille.ne.jp/~ochi/kabutogani/

註1) これと似たことがある。 日本では野鳥を飼ってはいけないことになっているが、野鳥のはずのメジロが飼われていた。(註2) この飼育者は香港メジロの鑑札を持っている。 これが公的に通用するものかどうかは不明ではあるが。 同じメジロでも香港から来れば野鳥ではないのである。 
註2) 目白(メジロ)は外観の美しさも然ることながら、鳴き声を競う為に飼っている。 野鳥を飼うことは日本古来からの趣味の一つである。 戦国将軍がホトトギスを鳴かしたとか殺したとかあるように。
註3) カンブリア紀(註4)には多種多様の動物が出現したというが、その流れをくんでいるかもしれない。 上記紹介のサイトではカブトガニの祖先はカンブリア木に出現した三葉虫でジュラ紀に現在とほぼ同じ形になったとされている。 
註4) カンブリア紀(古生代5〜5.7億年前) 三葉虫が出現、様々な形の、デザインの見本市のような生き物が出現した。 ロッキー山脈にこの時代の化石がたくさん出る地層がある。 三葉虫を捕食する生物アノマロカリスもこの時代のものだ。


05年2月20日 目標管理と評価
 成果は商売の基本でしょう。 日本企業は10年くらい前までコネだの学閥だの年功序列でやって来れました。 経済が成長してたからです。 バブル景気が終わり、日本経済が伸び悩むと、いきなり目標だの成果だの言い出して従業員は慌てちゃいました。

 売上も利益も下がっている中、いかに従業員を働かせるか? 頭を痛めていた矢先、雑誌や新聞の記事を読んだ社長や役員はある日、人事部長を呼び出し 「ウチも目標管理やったらどうかね」と言ったのです。 学閥で出世した人事部長は「ハイッ、早速検討してみます。」、などと言って導入が決まったのでしょう。 導入は勢いで出来たのですが、仕事は従業員一人一人が違うので評価が難しいことに気付いたのでした。 マスコミに流されて始めたツケが来たのでした。

 さらには、安直なシステムは付け焼刃が剥がれたのです。 一般社員には成果主義と言い渡し、上層部ではコネだの学閥だの全く旧態依然としている。 そんな体制が一般従業員の知るところになり、割切り組を生んだ。 割切り組はエスカレーターに乗るまでは頑張り続けたが、いざ乗ってみると、エスカレーターはその上の階止まりだった。  彼らは言った。 「おい、みんな、このエスカレーターは上には行かないぜ。 乗るな!」と呼びかけた。 バブル時代に入社したエスカレーター待ちの後続組は、一生懸命やっても報われるないことは景気後退のとき経験済みだ。 そのエスカレーターには乗らない。 

 学校同様、良い社員を作り出そうとすればするほど悪い社員が増える。 悪い社員は無気力で悪い社員になったりしない。 良い社員になろうとして挫折した結果なのである。 


05年2月20日 妬み
 日本人は横並び社会の為か些細なことで嫉妬する。 それで悩みも多い。 大抵の妬みを持つ人は、自分で努力せず上手くやってる人の妨害をする。   学校で「可能性は無限」と教えるからイケナイ。 「努力は報われる」と教えるからイケナイ。 「人はセイゼイこんなもん」、「運がよけりゃ努力も報われる」と教える。 子供のうちから、可能性の限界は外部要因であることに気付かせないといけない。 そうすりゃ嫉妬も減るし、楽に人生を送れてラテン民族のようになれる。 反作用でナマケの理由にもなるが、そこはその、ホレ、自己責任ってぇヤツよ。


05年2月14日 磁石のチカラ
 10年くらい前になると思う。 水道管に強力磁石を巻き水を通すことで、水のもつ力を引き出すという健康モノを針灸師の知人から紹介され、水道の元栓に取り付けた。 水の粒子が細かくなり、物質や細胞の細部にまで行き渡り、洗浄の能力や体の水浸透力が向上するというのが効能書きである。 家庭用だけでなく、工業用も発売され、磁石という単純機能と比較すると、高価な印象を受けた。 着装(と言うより付けた)翌朝からいきなり鉄管(註1)の赤サビがドッと出た。 話に聞いていたが、こんなに早い効果(?)があるとは予想外だった。 

 水道での効果があるなら、と自動車のガソリン供給管に巻く磁石、商品名「マグチューン」を早速買った。 パッケージ裏の説明にはトヨタMR-2のテスト・データがグラフ化されている。 出力曲線がノーマルを上回っている。 早速社用車1号の超ケイ(註2)に取り付けた。 ナ・ナント! これまで排ガスばかり出していた急坂を普通に登った。 スゲー!! これに気をよくして、社用車2号、3号、自家用車と取り付けまくった。(といっても3台だけだけれど) 自宅の灯油ボイラーにも着装した。 灯油ボイラーも効能確認された。 点火のとき、ドウン・ ガオーと爆発燃焼音をあげ、真っ黒な煙を吐いていたのに、黒煙は極端に減った。  自動車の超ケイ以外の効能は認識できなかったけれど、ボイラーで効果があったのだから、きっと効果があるのでしょう。(註3)

 水道水を変える道具で浄水器、活水器がある。 浄水器は興味ないが、活水器には興味がある。 活水器は水を電気分解して活性水素を水に溶け込ませる。 これだけ聞いても何のことか解らない。 H+O2=H2O すなわち、悪玉である活性酸素を活性水素と結びつけ、水にしてしまうのである。 これだけ聞いても、「ほほう」、ぐらいである。 しかし、この活水器で作られた水をお茶に注ぐと・・あ〜ら不思議、薄くなる筈のお茶の色は反対に濃くなる。(註4)  フェノールフタレン(中学校の理科で学習)を落とすとピンク色に。 その中に食パンを入れると透明になってゆく。 食品添加物で水が酸性になってゆく・・らしい。 それにまた活性水素水を入れるとピンクに。 この実験は時と場所を変えて2度見た。
以下のサイトには活水器とこの実験の評論が書いてある。
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/

 活性水素なる言葉を信じて使ってみたい気もする。 目的は水であって、実験がどうこう言うのは本末転倒。 使ってみて自分がいいと思えばいいのである。(註5) 科学者が自分の理屈に合わないと、真っ向から否定する番組がある。(ヤラセか?) こんな番組を見ていると、否定する学者は天動説じゃないかって思のよねぇ。 真実と理屈が解明されるまでは肯定も否定も自己満足になる。 難しく考えるだけ面倒だ。

注1)当時は鉄管だったが、今は1世代越えた何とか言う黒い樹脂。 (←知人の江崎大王度氏は言った。「ポリエチレン化ポリプロピレンが主流じゃないか? 塩ビは可塑剤が発癌物質で生産ヤメになった。」 自分には全くわかりません)
水道管の歴史(一般的でないが)
亜鉛メッキ鉄管→塩ビ管→今の樹脂

注2)超ケイの「超」とは550ccだから。(以前の基準。 その前は360ccだった。 今の基準は660CCまで。 軽自動車の基準は排気量だけでなく寸法基準もあるので外国車は排気量だけで軽の基準に当てはまらない場合もある)
注3)自動車は計測値で客観的変化を見るけれど、感じる程の変化は計測値では相当変化があることになる。
注4)お茶の粒の中に活性水が入るので、外側から見るとお茶色なのだそうです。pHが変わるからと書いてもありますが。
注5)「あたしゃ、ベンツってどんな車か知らんヨ。 あたしのとどう違うかねぇ」と母は言った。
「こうゆう円の中に真ん中からマルを三等分する線の入ったマーク知らない?」
「見たことないネェ」
自動車屋の営業にこの会話を話したところ、彼は言った。 
「その車の価値がわからない人は買う必要がないわけでぇ・・」
そして、ある中小企業診断士は言った。
「高級外車を乗り回している社長は失格で、そんなカネがあったら投資にまわすべきで・・」
買う人も買わない人も自己満足なのである。


05年2月3日 
 最近のニュースを聞いていると、地震、津波、子供の殺害事件、国家の赤字財政と、暗いことばかりで嫌になる。 全くワシら未来はないのう。 日本を捨てて逃げにゃいかん日が来るんかいな? ワシが向こう岸(三途の川の向こう岸)に渡る前に何とか景気のいい社会になって欲しいものじゃ。 タイ人みたいに自分のサバイ(註)為に人生を使ってみたいのう。
(註)サバイ:サバーイとも聞える。 タイ語で快適とか、楽チンとか、元気とか・・苦しい、面倒の反対の言葉を全部集めた便利な単語。


05年2月2日 100円ショップ
 粉末インスタント・コーヒー瓶入り50g(註1)100円 缶入り飲料は2缶で100円。 安いのか普通なのか? 普通のお店で買ったら清涼飲料が牛乳より高いというのは価値観として如何なものか・・などと思いながら、いつも缶コーヒーを買ってしまう一方で、牛乳は殆ど飲まない。 (註2)

 牛さんが子牛を生んで一生懸命出した乳が混ぜ物から作った清涼飲料より安くて、鶏さんが電灯で夜も眠る事を許されずに生んだ卵が混ぜ物から作ったゼリーよりも安くていいのか? 全国の牛くん、鶏さん、もっと怒れ! 君らにはもっと良い生活をする権利がある! なんて家畜を応援したい・・ 同じ哺乳類として。 牛くんというとパペット・マペットを思い出しますが・・

小学生の頃、ビン入りのファンタ、とかミリンダが流行った。(註3) 思えば当時から清涼飲料は高かった。 少ない小遣いでは、飲み物より腹の足しになる菓子を買う。 (註4) 飲料そのものの値段は25円か35円か忘れたけれどビンの補償金が10円とあって、持ち帰るよりも10円安いから皆店で飲んだ。 キャンペーンで蓋の裏にキャッシュバックの金額が書いてあるって時代もあった。(註5)


05年2月1日
 タイ人の友人がプーケット島の復興写真30枚くらいを送ってきました。 復興と言っても、人が生活する最低限で、流された自動車がやたらと目立ちます。
 こんなこととは関係なく、今日は何年かぶりに月刊誌「オートバイ」を買いました。 付録がついてたんです。 持ち帰って開いてみると付録は2つも。 ろくすっぽ見ずに買ったけど、これはヒット。 「歴代名車カタログ」と「昭和&平成・国産バイク オールヒストリー」 懐かしの車いっぱいです。 自分の歴代所有車の数々。 友人の車の数々。 けれど、「歴代名車カタログ」はVol.4、カワサキのみです。  残念ですなぁ。 もう少し早く気づいてれば・・おそらく・・本田→山葉→鈴木(註1)と来たんでしょうが。 
 「オートバイ」誌をめくっていると・・大型スクーター3輪加工の広告が! これでサムローもどきができそう。 駆動系を作ってもらって、エクステリヤはFRP(註2)で自作・・夢が広がりますなぁ。 
<解説>
(註1)バイク業界は昔から全てこの順で報道されます。 シェアの順です。あえて漢字で書いてみました。 どうしてバイク業界はカタカナになっちゃうんでしょうかね。 日産や三菱みたいに漢字でもいいのに。 
(註2)学生時代ボート屋でバイト。 FRPでボートの修理とカスタム(当時の言葉で特注)ほぼ毎日やってました。 そういえばガラス繊維がイヤでしたなぁ。 皮膚にガラスが刺さって痛い。


05年1月21日 地震
 タイでも津波ってのはツナミと日本語だし、TVのインタビューの米国人もツナミと言ってました。 ヒバクに次ぐ世界に通じる災害用語でしょうか。 バンコックに住む駐在員から聞きました。 タイ人はアンダマン海で取れた魚は誰も買わないそうです。

 子供自転車
米国は子供自転車までアメリカン。 フラット・ハンドル、レイク角が大きく長い前フォーク、極太後輪、前置きペダル軸。 更にはオフセットの前輪シャフトまで。  ロー・ロングとカリフォルニア・チョッパーがあります。  尻の後止めつければ、丁度カッター・ボートのように足に力が入るかもしれません。 コンビニに買物行くのに電動のチョッパー・バイクがいいです。 15マイル/時間以下だって。
http://www.walmart.com/catalog/catalog.gsp?cat=61903&path=0%3A4171%3A61903
用語解説
 フラット・ハンドル:一文字ハンドル。 通常、トリプルツリー(三叉)から日本柱でやや高くしてセットする。
 レイク度: ハンドルを回転させる軸の傾き。 地面に垂直に近いと曲がりやすいが、直進でふらつくので、やや前のめりに作られている。 チョッパーは大きく軸を寝かせているので、直進の安定性はあるが、曲がりにくくなる。 元々曲がることが少ない米国の道が基準なので。
 チョッパー・バイク: チョッパー自体ぶった切るというような意味。 チョッパー・バイクは朝鮮戦争の帰還兵が仕事にあふれ、盗品バイクを足が付かないよう、バラバラに分解して(チョップする)、ごちゃ混ぜにして組み立てたのが始まりと聞いていますが・・。 他にベース奏法や電気にもチョッパーという言葉が使われています。
 ロー・ロング: チョッパー・バイクのひとつの形。 前フォークは短く、寝かせた形。
 カリフォルニア: チョッパー・バイクのひとつの形。 前フォークをある程度長くし、ハンドルの位置を高くした形。


05年1月10日 地震
 一体どこまで被害があるか底知れません。 正月休みタイに遊びに行ってた知人が「タイの新聞って凄いんだね〜」といって、地震災害のタイ語新聞を持ってきた。 遺体の前でブルドーザーで埋穴を掘っていました。 これ何処だろ、と思ったら、インドネシアと書いてあった。 知人から、回教は死後2日以内に埋葬する、と聞いていたんですけど、インドネシアは回教ではなさそうだし・・。

04年12月3日  マイロー
 タイにマイローという飲み物がある。 これは日本ではミロ(Milo)と呼ばれている。 日本で商品棚に載る5年位前、初めてその商品を見たのは、船員の叔父が南米から持ち帰ったものだった。 おそらく、スペイン語とかポルトガル語で書かれていたと思われる緑色の缶は飲み物であるという写真も無かった。 家族揃って、何なのか全くわからなかった。 缶蓋を開けて、顆粒粉末は湯に溶いて飲むものと思われた。 ココアにしても薄いし甘くもない。 不味い飲み物でも無いよりマシ、と飲んでいたが、最終的に一番消費したのは知恵のついた子供であった自分で、顆粒を匙で掬ってそのまま舐めていた。 タイには、ミロと似た・・ってゆうかミルク・ココア、商品名=オーヴァンティーン(Ovantine)がある。 ロングラン商品ではある。 今、オーヴァンティーンのサイトを見ようとタイのサイトをクリックしたんですけど・・どっちもこっちも凶悪的に重くて諦めました。 残念!


04年11月25日  磁気カード
 以前は買物してスタンプが一杯になると商品交換券がもらえたという、サービス・カードも尽(ことごと)くブラスチックの磁気カードに変わった。 ガソリン屋(通称ガスステーション)/電気屋は必ずカードがある。 そんなカードを30枚ほど持っている。 どの店がどのカードか解らなくなって。 ガソリン屋では店員にカードを選んでもらったりして。 米国の軍事映画のシーンを思い出す。
 イーストウッド主演だったかもしれない。 高齢教官が鈍ら(なまくら)青年を一人前の兵士に叩き上げて、中南米某国の米国人人質を救出する。 前線から無線電話で本国の指令部(だったか?)に電話しようとすると、交換手に電話料金支払いのクレジット・カードの番号を問われる。 
元鈍らノー天気青年(鍛えられて一人前の歩兵になったが)の部下は、「こんなこともあろうかと・・」と言ってクレジット・カードのホルダーをパッと広げるとクレジット・カードは10枚くらい入っている。

 今年、クレジット・カード会社を替えてゴールドにしようとしたら、「ご利用金額100万円/月でないと契約できません。」と言われがっかり。


04年10月17 電話番号
 登録機能を持った電話の普及で電話番号を記憶する必要は殆どなくなった。 外国語を話すチャンスのなかった頃、電話番号は日本語の音で覚えていた。 例えばニイサンゴーロクのように。 そんなある日、初めて英語の電話が掛かってきた。 「こちらの電話に掛けてください。 番号は・・」 日本語の発音で記憶していると、普段使っている電話番号さえも英語で言えない。 一旦紙に書いて読んだ。 今、会話では、電話番号の文字のイメージを思い描き、読み上げている。 関係ないが、知人で推定70歳、現役で商売してる人がいるが、彼は電話番号を約50人分記憶してる。(といって、私の電話番号、私の知人の番号も言った) 記憶力がいい人は羨ましい。


04年10月16日 「一日一語」(トップページに入り口あり)
 日本語の単語をそのまま外国語に置き換えられない場合があります。 例えば ”道を教えてください” の英語訳には、「教えてはteachだ!」、などと短絡的に置き換えられない、と中学校で習います。 言語毎に包括する意味の範囲が異なると言うことです。  また、タイ語辞典を引くと該当単語が羅列されていて、どの単語が適切なのかもわかりません。 前述同様に、羅列された単語にはそれぞれの意味の違いや、使われる場合があるわけです。 当サイト「一日一語」ではそのような経験に基づき、単語の適用範囲や、熟語も紹介していますので、タイ語の辞典にはない解説が見られると思います。


05年9月20日 セレブ
 にわかにマスコミに浮上したcelebrityに語源がある有名人著名人という単語だが、カタカナで区別のないlとrを入れ替えてcereb(語源cerebral)の短縮形にするとガリ勉屋、勉強家となることは意外だ。(それがどうした?! という人にはどうでもありません。) セレブといえばヨット、高級車、大邸宅、別荘に囲まれて生活している。 拙者ぁ、プロレタリアートですから全く手が届きません・・ゼップク〜ゥ。 TVでそんな生活を見ていると羨望と同時に僻み(ひがみ)も生まれる。 「失う物を持っていない」ことだけが心の支えだ。


04年9月17日 タマの思い出
 今日では「ペット」は「人」に程近いもにになっているが、昔の犬猫の類は、そのまんま動物だった。 小学生の頃、飼っていたネコ、「タマ」の思い出を綴ろう。

 人間でさえも食糧難の戦後を脱して十数年経っていた。 タマは元、野良猫だった。 縁の下に隠れ、人間を怖れながら食べ物を掠める子猫だった。 僕らはタマをエサで誘き寄せ、捕まえ飼い馴らした。(註1) 

 エサは人と同じもの、食べ残し、あるいは動物蛋白系の調理屑である。(平たく言えば魚の頭や骨、鶏の骨など) 味噌汁掛けご飯が与えられ、肉食の筈のタマも雑食にされた。 キッャト・フードが一般化したのはそれから10年以上後のことだし、そんな贅沢なものは当時なら、人間が食べてしまう。(註2)

 ある日、鯖(サバ)の煮付けの骨、家族6人分を与えた。 大量の大好物にむしゃぶりつく。 ところが・・その大骨が喉に引っかかってしまった。 咳を出して、前足で口の周りをぬぐうようにする。 頭を振ったり、顎を動かしたりと、尋常でない様子。 僕らは、「ネコは魚のプロだから大丈夫。」、と考え放っておいた。 翌日、ネコは鳴いた。 「ゲーン、 ゲーン」(普通の鳴き声はニャーンだよなぁ)  喉をやられたらしい。 そしてタマは、鳴き声が「ニャーン」に治ることがないまま一生を終えた。 骨が引掛ったままだったのかどうか未だに不明だ。

<文中注釈>
註1) この時代、飼われている犬猫は野良ちゃん出身が多かった。
註2) 肉は高級食材なのだから人が食べる。 「マッド・マックス」で、メル=ギブソンが丘の上でドッグ・フードをスプーンで掬って食べ、缶を放ると、それを犬が舐めていた。 このシーンがワイルド(野蛮の美学)。(註3)
註3) マッド・マックスで最もワイルドだったのがZ1000に乗ったの暴走族の頭。 後のマッド・マックスII/IIIの、刃物のブーメランを持った野生児(ブーメランは鎖帷子の手袋で受ける)や、ティナ・ターナーも野蛮さは出ていたが、芝居がかっていた。 ある友人は、「マッド・マックスを見て感動した。」 と言って映画を見た3日後に買ったバイク、カワサキZ-IIを見せに来た。 → 単純野郎だ。 → きっとマックス・ターンとウィリーをやった後だ。 → 間違いない! でも、上手くできたとは聞いていない。 残念!  彼奴は毎日、黒の革ジャン+リーゼント、ブルージーン+黒のブーツと言う出で立ち。 しかしなぜかバイクはハスラー50(原付)だった。  それがいきなり、中古のオンボロとは言え、Z-II(750cc)を買うというその金力と、発想を瞬時に現実に変える力が羨ましかった。 そういえば、コブラというスタローン主演の映画もカワサキのZで悪者が登場したなぁ。 何故かカワサキは悪い子の演出が得意のようだ。 ん・・??、トップ・ガンのトム=クルーズもカワサキでしたっけ。 あのシーンはスピードイメージで、マッドマックスもスピードイメージがあったから、悪い子+スピードの小道具か?


04年9月13日 和柄小物
 夏にTVでやってました。 和柄の小物がハイティーン(10代後半)に流行とか。 ここ、田舎にもそんなデザインの袋などを持った人を見かけその番組を思い出しました。 これらは良く見ると古典和風模様をアレンジした新図柄の流通品でした。 あのTV街頭インタビュウの女子高生2人組は母の和服から自作(エライ!)と言っていました。  アロハ・シャツはハワイの日系移民が和服を潰して作ったのが始まりと聞いていますから、和柄小物の世界的ヒットもあり得ます。 カスリの藍染ハンド・バッグなんていいかも知れませんよ。(註1) 自分にはバサマの形見に貰った巾着袋があります。 和装とかいうのでなく、デザイン、生地、柄のサンプルとして持っているのですけれど。

 和風と言えば、米国の日本語ステッカーのオンライン・ショップを見ていると可笑しい。 日本人はハズカシくて貼れないものばかりです。 以前、沢山掲載されたサイトを見たのだけれど、検索では二度と巡り合えません。 下のサイトはTシャツ、割と多く載っています。
http://www.import-action.com/anime-t-shirts.html
「鬼畜米兵」(註2)、「馬鹿外人」とか・・ 平気・・って事は余裕? それ以上のものがありますね。 ・・いけませんぁ。

<注釈解説>
註1)  カーフ又はラムで巾着袋風、風呂敷風などなど。 元禄模様からカスリ柄まで日本の伝統模様は日本政府が商標登録する。 在日企業なら自由に使える。(外国企業、例えばシャネルも使っていいが、これらの企業は収益を税金として日本国家に還元する) ブランド名は「MON-PAY」(モンペ)、「GEN−ROCK」(元禄)(註5)ぐらいがいいでしょう。
註2) 太平洋戦争中、敵対する英米を「鬼畜米英」と日本国民は呼んだと中学校の社会科で聞いた。 教科書には書かれていないが、センセの話には必ず出てくる言葉だ。 さもなければそのセンセは自分のイデオロギーを主張しているのでしょう。 竹槍(註3)、防空頭巾(註4)、「ルーズベルトのベルトが切れた」、教育勅語、非国民、国防色、ゲートル、などなど沢山ありましたなぁ・・教科書に出てこない戦中用語。
註3) 竹槍: 米国が上陸したら竹槍で米兵を倒せと、出兵で夫の留守を守る主婦たちは槍突きの練習をした。 現代では竹槍といえば、車やバイクにつける竹槍マフラー(暴走族全盛期に流行った)しか思い浮かばない。
註4) 防空頭巾: 空襲のとき、ヘルメットの代わりに、綿入の頭巾(和風は帽子がないので頭巾)を被って防空壕に走った。
註5) ROCKで思い出したが、昔、日本酒ブランド、大関のCFにスージー・クアトロが出演して、「サケ・ロック・オーゼキ」と言うのがありましたな。 スージー・クアトロはあのパワフルな歌唱力とパワフルにプロディユースされた音がよかったです。 代表曲:ワイルド・ワン
スージ・クアトロの解説はイカのサイトでご覧になれそうです。
http://www.pure.cc/~hine/rock-2/suzi.html


04年9月6日 竹細工
 タイの田舎では竹細工で籠を作ることができる人が多い。 今日では老人が作ることが多くなった。 小さなものは弁当箱、大きなものでは市場で鶏を入れる籠。(国際花博2004のタイの家にもあった。) もっと大きなものでは家壁や床を作る。(註1) 作り方などは日本と全く同じで、竹の文化が同じということに驚く一方、タイの自家製品の中で竹細工は突出して精密なことに不思議さを感じる。 筍(たけのこ)を浮く割って紐の代わりに稲や野菜などを束ねたりする時術は日本では見たことも聞いたこともない。 昔、日本各地に籠屋があったが、樹脂製品に押されて高度成長期に殆ど廃業した。 聞くところによると、「竹割り3年」(註2)だそうで、籠を編むことよりも竹を割って帯を作ることの方が難しいそうだ。 竹に関係ないが魚網も手編みで作ってしまうのには驚いた。
 
<注釈解説>
註1) 壁: タイの古典的な家というと、ジムトンプソンの家のような瓦葺(かわらぶき)で木の壁と想像するかもしれない。 これはタイ中央部の裕福なスタイルであって、庶民的なものは高床式、草葺で竹の壁や床も多い。 
註2) 魚屋に聞いたところでは、サシミを切るのには大した技術はいらないが、おろす(解体)のが難しいそうで、素材作りの難しさという点では、丸竹を帯状にすることに似ている。 


04年9月3日 オリンピック
 アテネ・オリンピックで、タイは8個のメダルを獲得した。 内、金2個、銅2個は女子重量挙げ。 タイ女子重量上げが2つも金 ・・きっとプロジャクトX(註)級の逸話があるんでしょうなぁ。 53kg級金メダリスト、ウドンポーンさんによれば重量上げは14年間やっているとの事。  ボクシングはわかる。 この前も金取ってたし。 オカマ・ボクサーが金メダル取るとオカマの認知度も上がるんですけど。 ・・染色体は男ですから参加できるんでしょうなぁ。 女性ホルモンで逆ドーピングか?

そんなこととは関係なく、今回のオリンピックに思うこと
・ドーピング規制強化で米国のメダルは減ったか?
・鉄砲持てる自衛官+警察官は50万人以上。 射撃の腕は?(前にピストルで金があったよね)
・入社して!高給、住居提供、旅行つき(バブル経済時代)・・的ではオリンピックも功績が残せない?
・日本の団体スポーツはなぜ本気が出せない?
・日本の柔道人口の全世界比率。 同じく水泳人口比率。

金 3  女子重量挙げ 2 ボクシング 1
銀 1  ボクシング 1
銅 4  女子重量挙げ 2   女子テコンドー 1   ボクシング 1

<注釈解説>
註) NHKで火曜日時々やってる放送で、日本のビジネスの成功物語(サクセス・ストーリ)。 03年ヒットした、ナカジマ=ミユキの何とか言う曲が主題歌(テーマ・ソング)になっている。


8月下旬  三菱大型車
 いけませんなぁ、三菱。 乗用車もリコールはいろいろあるようだけれど、三菱の車は好きですよ。 前にも書いたけれどジープJ57、パジェロ・ジュニア、デボネア(フィッシュ・テールっぽいヤツ)、レグナム、ラムダ(側面が富士山のような形のヤツ)、低速の効くエンジンや、商標も好きです。 何とか立ち直って欲しいものだと思います。 が・・報道で一連の事件の答弁を聞いていると人を変えないといけませんな。 企業は人というじゃありませんか。


04年 8月24日 「シア・ウェラー」(タイ語で時間のムダ)
 初めてタイを見たとき、たくさんの若者が昼間からブラついていたり、寝ていたりで、怠惰だと思った。 1ヶ月もするとそれは間違いであることが解ってきた。 夜はぶっ通しでビル建設やってるし、バスは24時間動いてる。 夜眠らず昼間眠っている人も多い。 タイ人の言う「シア・ウェラー」=時間を損ねる=時間の無駄、という感覚がなんとなく解るようになってきたのは1年くらいしてからだ。 シア・ウェラーという言葉は日常会話でよく使われるし、流行歌にも聞くことができる。

 日常会話として、この言葉が使われる状況は、義理で何かをせねばならぬときや、好きでない相手に同行するときなどに使う場合が多い。 したがって日本語の「時間のムダ」以上にネガティブなイメージだ。 日陰でハンモックを揺さぶりながら寝るとも無く起きるとも無くしている人や、長い間ベランダの椅子で外を眺めている人を見ると、彼らはシア・ウェラーとは全く対極にいるのではないかと思える。 自分の好きなように時間を過ごすということが彼らの潜在的価値観にあるように思える。 

 お金には憧れるが、お金持ちになるには、体も頭も忙しくなる。 ひょっとすると彼らは余計なお金の為に働く事を「シア・ウェラー」と思っているかもしれない・・と思うようになってきたのは始めての訪タイから2年程後だった。 日本人はどうだろう? お金の為に働く=当たり前だし、出世の為にも働く。 労働は国民の義務であるばかりか美徳と教育されている。 では時間はどうだろう。 自分の時間は沢山あるか? イヤでも義理でも行動してないか? お金は十分(満足できる)か?  この視線で見ると日本人はシア・ウェラーが多いことに気付く。
(良し悪しを評価してるのでなく価値観のズレを客観的に記述した。)


04年8月3日
面白いサイトを見つけました。 全国の航空写真です。 
http://w3land.mlit.go.jp/cgi-bin/WebGIS2/WF_AirTop.cgi?DT=n&IT=p


04年7月29日 工芸職人
 アカ族の扇絵を見ていて思い出しました。 チェンマイの扇絵とバンコックの扇絵は自分の見た範囲では明らかに違っています。 チェンマイは職人です。 工芸品全般にいえるがチェンマイはレベルが高いと感じます。


04年7月28日 ヤフー掲載
ヤフー様には「新着ピックアップ」に載せて戴き、ありがとうございます。 並居るプロフェッショナルのHPビルダーに食い入ったことを嬉しく思います。
掲載サイト: 2004年7月28日ヤフー新着情報 (レコード10/417)
http://dir.yahoo.co.jp/new/20040728.html
 閲覧者の皆様にメッセージ: 新着ピックアップの紹介文と異なり、当サイトにはレシピは乗せていません。 

Yahoo! JAPAN

04年7月15日 教科書見て
 1ヶ月くらい前に、さる有名、政治経済評論家の講演会に行った。 質問の受付になり、推定35歳男性が言った。 「学校での子供の勉強のさせ方を見ていると、どうも我々の子供時代と違う。 学業の低下が心配。」 評論家先生は言った。「家族の役割や、理想の姿も変わってきた。 経済の成長期が終わり、色々な分野で模索している時代になっている。」 質問した男性の回答になっていなかった。 彼が期待していた回答はたぶん、「日本の子供の学力は低下している。 国の教育方針を変えなければならない。」 などの同意であろう。 

 最近の義務教育(小1〜中3)の教科書は覚えるべき重要語句が書いてない。 教科書には何が書いてあるか・・簡単に言うと・・行間を読むと、「授業中は先生の言うことをよく聞いていよう。」となっている。 先生が言った事をノートに書きとめておかないと試験が出来ない。 なるほど、先生の重みが増した。 ところが聞き忘れたり書き忘れたり、先生が飛ばしたりすると全くわからない。 悪い子がいる教室ではその組全員が出来ないことになるし、病欠でもしようものなら、次のところに入っていけないという弱点も兼ね備えている。 これまでソコソコだった子でも、病欠を機に授業がわからなくなり、ついには登校拒否になる。(子があるという)

 前述の「先生の言うことを良く聞いていよう」が新たな産業を生んだ。(教育産業に加担した決定とも取れる) 先生の言うことは聞いていなくても出来るように@塾を開く。 A重要語句を網羅した本を売る。 などだが、これがメチャンコ高い。 塾に行けば1教科最低5千円、3教科では1万5千円。 3年間では54万円、 本類は50万〜100万円が相場らしい・・が驚くことに、これを買う人が沢山いる。 商品の購入はローンになっている。 おそらく担保なしだから、相当被っているはず。 車の次に高い買物だから大きな市場だ。

 このような教科書は教育産業が活性化して就業率をあげている反面、家庭での教育に掛かる経費が嵩み、少子化に益々拍車をかけている。 このことは教育産業の将来を考えると不安なことで、”儲かるウチに”と考えまた値段を上げている。 

 少子化は教育産業だけでなく、国家的問題であることはいうまでもない。 何とかしろよ政治家たち。 義務教育に手間とお金が掛かりすぎる。 ワシらの時代は「子供は放っといても大きくなる時代」だった。 子供は安心して生めた。 生活苦はあっても、やがて子供がそれを克服してくれた。 子供の学力は問わねぇが、年金を稼ぐ若者がなくなることがワシら年寄りには一番気がかりじゃよ。 児童手当とか教育補助金は付け焼刃にもならんぞ。 なぜならその銭は親達の飲み食い遊びに消えておるからじゃ。


04年7月4日  一日一語
 タイ語でお料理用語を毎日1語づつ紹介します。  一年続けると365語になる。(2-3語の日もあるので、実際はもっと多い。) 1年分まとまったら分類してどこかに載せよう。 【弱気の心は言った。 最初の100語くらいはいいけど、後で苦痛だなぁ。 ミス・スペルもありそうだなぁ。  間違いの言い逃れに他のサイトでよく使われる例のセンテンス、「自分の勉強の為で、皆さんの役に立てればと思って・・」などと付け加えたいなぁ。 ガッコ行ってちゃんと勉強してる人には恥ずかしいなぁ。 そういえば、昔そんな人いたなぁ。 外語大出身者で、観光関係の人だったかなぁ。 店に来たよ。 もう一人タニヤでも見たなぁ。 カウンターで話していたっけ。 一語喋っただけで、「ウヘッ、本物だぁ」と思ってしまう。 こんな人たちは日本に・・弁護士の数よりも少ないだろうって思ったりする。】  最初のタイ滞在でタイ語を覚えようとする自分に、あるタイ人が言った。 「ヌンワン・ヌンカムナー」(一日一語ね。) この言葉は今でも忘れない。 滞在中それを心がけて、最初の帰国までに喋る方では一日一語をクリヤした。 

さて、問題です。
 一字一句のような、”一○一△” の○と△に当てはまる別々の漢字の一般語句を列挙せよ。 但し、一升一合とかの量の単位を除く。 因みに私は2問しか揚げられなかった。 一日一善はCMで知られたが、”一日”の付く語句は、どんな言葉でもつけられるという理由からか、辞書には無かった。

<正解例> 国語辞典に載っていたもの
一期一会、一喜一憂、一挙一動、一進一退、一長一短、一夫一婦、一顰(ぴん)一笑、一挙手一投足、一張一弛 一男一女 一高一低 一問一答 一毛一作 


04年7月5日 名作
 高校生のとき、クラシック音楽を聞くという同級生が言った。 「”名作”と言われるものは大抵はつまらないけど、大衆の評価を受けているんだから、1度は聴いてみろよ。」 その言葉が今でも心に残っていて、チャンスがあれば世界の名作に触れることにしている。 小説とか、絵とか、音楽とか、映画とか。  25歳を越してから「ジキルとハイド」(註1)を読んだ。 「宝島」とか(これは同じ作家だった)、トム・ソーヤーの冒険(註2)も。 ピカソやシャガールも見に行ったし、バーンスタインのCDも買ったりクラシックのコンサートも行った。 昔の映画もビデオで見た。 「風と共に去りぬ」(註3)や「マイ・フェアレディー」(これは同じ主演だった)、「七人の侍」などなど。

 「マイ・フェアレディー」の中で「スペインでは雨は主に平野に降る」(註4)という有名なセリフがある。 梅雨の只中、今朝の豪雨を見て思い出した。 (この一文を書きたい為に前置きが長くなった)

<用語解説>
註1) 名作なら作者やタイトルは小学生でも知っている。 しかし小学生の知っている全ての名作の中身を知ることは大人になってからでも難しい。 例えば、ベートベンの「運命」はあまりにも有名だが、大抵は最初の何小節かくらいしか知らない。 ピカソはあまりにも有名だが具体的にどんな絵か、と言われると1作品も思い浮かばない。


註2) 蔵書家の友人にこのことを話したら、「普通は子供が読むもんだぜ。」と嘲笑されたが、彼から、「トムソーヤーの冒険は1と2、そしてハックルベリーフィンの冒険の3作がマーク・トゥエインのシリーズになっている。」と聞き、全部読んだ。 のみならず、トム・ソーヤの冒険は再度読み直した。 「ハックルベリー・フィンの冒険」という米国製のテレビドラマが小学生のとき放映されていた。 アニメーションの背景+実録人物という妙な組み合わせで収録されていた。 この番組の主題歌もしくは終了歌のときの、船尾に大きな水車のついた蒸気船(蒸気でないかも)がミシシッピ川(そう見えるだけで他の川かも)をゆく映像(実録)が印象に残っている。

註3) 昔は5時の鐘が鳴りスッと帰った従業員に「鐘と共に去りぬ」と言ったが、今ではこのウィットは通じないだろう。 高校で古典をやるまでは「去りぬ」の意味がわからなかった。 確かこれは過去分詞で「去ってしまった」というような意味だったか。

註4) 田舎娘の英語の発音が悪くて、教授がそれを正す。 娘が何と言っていたか記憶に無いが、"エイ"と発音するところが全部悪かったように思う。 そんな発音はどうでもいいが、日本のマスコミはなぜ、彼女のことをオードリー・ヘップバーンと書くのか気にかかってしょうがない。 何か「大鳥屁プッ晩」の様に思えてならない。 せめてオウドゥリーくらいにして欲しいものだと思う。


04年7月2日 面子
 在タイ数ヶ月目の出来事。 「映画見に行かない? シュワルツネッガー主演、今日からはじまるのよ。」と誘われて数人と一緒に映画館に向かう。 皆は映画に期待してバス中でもエキサイトしている。 映画館の前に着いた。 すると上映は数日後からだ。 (理由は不明だが) 「ラクシーさん、このことは絶対に他の皆に言わないでね。」 何か只ならぬ空気。 他の皆に何と言って出て来たのかわからないが、強烈なメンツがあるらしい。 「どうだった?と聞かれたら、『面白かったよ。』と答えてね。」とその場に居合わせた皆は口裏を合わせて言う。 人だから失敗や思い違いはある。 自分の感性からすると、このメンツは一寸オーバーに思えたが、その後のタイの生活であの感性は理解できるようになった。
 このストーリーを思い出しているうちに気付いた。 あの後、僕らは食事した・・そう、4人だった。 話に夢中になった自分は次第に声が大きくなっていた。 「タイでは大声はダメ。 警察に捕まるわよ。」と窘(たしな)められて、うなだれた。


04年6月29日 
 タイに渡って間もない頃、「タイ語で運転手って何ていう?」 と英語で尋ねると、「カイ・クワーン()」 と答えが返った。 忘れないようにメモしておいた。 この単語はネジ回しのことで、英語では運転手も同じ「ドライバー」だったと言うことに気付いたのは、ずっと後になってからだった。 と言うのも、通じないので発音が悪いのかと思って、一生懸命声調を変えて何度も言い直したり、聞き間違えたのかなぁと反省したりしていたからだ。 このような間違いは他にも一杯あって、今も続いている。

 今日はプラーラー(魚味噌)のお店と聞いて、プラーライ(ウナギ)のお店と勘違い(聞き間違いではない)してずっと話ししてた。 イタチョーも日本語のウナギとウサギ(註1)を間違えるし、「気に入らない」と「気にならないも」よく間違う。 運転手とネジ回しとは間違う理由は異なるが。

<注釈解説>
註1) 蛹(サナギ)とウナギも似てている。 「グレムリン」
(註2)という映画の中で、子供がサナギ(英:ピューパ)といえなくて他の言葉を言っている。(何と言ったか忘れた。) その日本語訳は「えっとぉ、ウナギじゃなくって・・」と訳されていた。  意味は違うようだったが、上手く訳してあると思った。 これとは逆に、映画「ロッキー」シリーズの一つでアポロ・クリードが蝸牛(スネイル)と釘(ネイル)を混ぜるセリフがある。 そのときの訳はナメクジとナマクギと訳していた。 意味も発音も似てはいるが一般的にはナマクギとは聞いたことがない。 釘は先端を酢につけて打つと酢で錆びて、釘が抜けにくくなるそうだ。 ナマのクギよりも、酢漬けのクギの方がいい場合もあるかも知れない。

註2) 1984年、米国。 スティーブン・スピルバーグ製作担当、監督ジョー・ダンテの傑作(と自分は見ている。比喩作品として。)。 ソ連の中枢クレムリンと結びつけた(と人は勝手に想像することは間違いない)この生き物グレムリンが人間社会を破壊し征服することはメッセージの矛先があまりに具体的過ぎると感じたものだが、暫くのうちにソ連はロシアに変わった。 モグワイを飼う時の掟、「水に濡らさない」 「太陽光にあてない」 「夜中12時をすぎたら食べ物を与えてはいけない」 とは国際政治的に何に当るのかなどと思ったものだ。 食べ物については、当時のソ連は水面下では米国と食糧供給の約束が交わされ、それは日本への食料供給よりも優先するものであるとも読んだ。 確かに光を当てると暴れる虫も沢山したこともうかがえるし、水は何に当るか解らないが、与えてはならないものは沢山あったハズだ。 そんな事とは関係なく、ロシア美術も西側諸国のものよりも我々の眼に入ってこない。 クレムリン宮殿など素晴らしい芸術が沢山あるに違いない。 海外旅行好きのタイ人の友人は、「ロシアに行ってみたい。」 と言っていたことを思い出す。
参考 1989 ベルリンの壁崩壊  米ソ首脳会議(マルタ会議)、冷戦終結宣言  1990 東西ドイツ統一  1991 ソ連崩壊


04年6月21日 タイ語キーボード
 タイに行ってタイ語のキーボードを前にすると、アルファベットすらも打鍵に戸惑ってしまいます。 どうしてですかねぇ。 自分はタイ語のキボードは持っていません。 文字ステッカーをキーの前面に張り付けて使っているんです。 ナナメから見るが、手に隠れて非常に使いにくいことは間違いありません。 キーが液晶パネルになっていて、どんな文字も言語切り替えに同調すると多言語には便利なんですがねぇ。 日本語+英語外言語使う人も少ないでしょうから、商品にならないかも知れません。 ひらがな、英数切り替えが表示されると見た目にいいかもしれません。 カオ文字も1キーで出てくるといいですね。(自分はゴルゴ13のように無表情が好きなので使ったことありませんが) こんな液晶キーボードほしいですなぁ。 タッチパネルじゃ物足りない。 携帯電話世代にはで慣れているから、10キーで文字が打てるのもいいかもしれません。


04年6月18日 タイの宗教 お守り
 日本では壺や掛け軸など、お守りの形が多岐で、霊感商法なる「商業用語」をも生んだ。 これをもっていれば厄除開運とか商売繁盛とか、人に施して云々と言うよりも自分だけのご利益を願っていることは明白だ。 タイの仏教は南方上座仏教、多少解釈は違うかも知れないが、自分の修行である。 そう言う意味では日本のお守りよりも研究されているかも知れない。

 ある週刊誌の裏表紙に載っていた。 「金銭・恋愛・入学・健康、叶わなかったらお返しください。 タイの寺院より極秘に入手、限定100個。」(多少違うかも知れない) タイのお守りを通信販売する広告だった。 開運商品は色々な業者が世界中から、日本人に適合する商品を探し、開発・販売する。 タイでこれだけ人気のあるお守りに触手が伸びても不思議ではない。 ただ、タイの神様に日本語のお願い事がわかるのかどうか疑問ではある。 仮にタイ語で言っても「発音が悪くてよく聞き取れませんなぁ。ハイ、次の方どうぞ。」などという神様のお言葉が返りそうではある。

 タイでは熱狂的ファンがいることは本文でもお分かりと思うが、いくつか集めているうちにコレクターになってしまう。 彼らは購入の為には、タイ全土に行き、2-3日前から順番を待つこともある。 また、幸運に興味があるのはある程度裕福な家庭であようだ。 更にタイでは暴力組織の組員はこのお守りを複数身につけている。 鉄砲弾に当らない為である。 弾丸に当らないという伝説は多い。 

自動車のリア・ビュー・ミラーのところに掛けてある場合もある。 ドーク・ポマラーイと言う花輪をかけたり、車中天井に咒(まじない)が書かれている。 最近は自動車のお守りをしていない車が増えているように思える。


04年6月17日 松の剪定
 梅雨なのに良い天気が続く。(来週は台風らしいが) しかも涼しい。 この季節、松の手入れの季節だと思うとうんざりする。 タイとマツ・・一見何のつながりも無いように見える・・実際つながりはなさそうだ。 おそらくこれを読んでいる人の中でも庭木いじり、しかも松となると殆ど興味のある人はいないと思う。 

 日本と言えば黒松、富士山、日の丸。 枝振りの良い松が屏風に描かれていたりする。 しかし、あの松は自然でなく、手入れされたマツであることは間違いない。 綺麗な松に仕上げるには大変な人手がかかり、「松は3本あると身上(しんしょう)潰す。」と祖母は口癖のように言っていた。 それなのに5本もあって、父から受け継いだ。 1本は譲って、残り4本となった。 身上は潰しっぱなしなのである。(註1)

 松の手入れで、余計な枝や芽を切っていると、つくづく「人造の自然」を見せるという日本の文化を偲ぶ。(別に遠く離れてはいないがそんな気分だ) 盆栽は小さな鉢に自然の雄大さを込めて木を仕上げる。 日本庭園も自然の風景の縮小版を作ることで自然の大きさをあらわそうとする。 従って、四角に切るとか、半球状に切るとか西洋のような幾何学的な形はない。 全てがバランスと調和で全体を構成して行く。 どの芽を切るか、残すか、そんな判断を何百回も繰り返す。 そんな時、つくづく脳を使っているなぁ、と思うのである。

 あまり関係ないかも知れないが、ワット・プラケオなどにある球状にカットした盆栽も作られた自然の様に思えるし枝ぶりはバランスしている。

註1) 自然界の黒松の芽は15-30cmで、春、放射状に通常3-5本出る。 全ての新芽を1本1本切り取る。 1本で何百か何千か解らない、根気のいる仕事だ。 1ヶ月もすると芽の付け根からまた1-4本ぐらい芽が出るが伸びる季節ではないので短くなるのである。 その為、今年の枝から次の年の枝までの間を短くなる。 2回目の芽は放射状に伸び、車枝と言われ、松として最低、あるまじき姿なのである。 残して良い芽は通常1-2本だけを残し、秋にカットする。(自分は面倒なので夏に新芽切りと同時にするが) 自然の松は上に伸び、下の枝は日光が当らないので枯れてゆく。 全ての葉に太陽が当てなければならない。 自然に逆らい、上に伸ばさないようにする。 日光を当てたいので枝を張らせる。 このようにして屏風の松は出来上がるのである。 自然の雄大さを表しているかのように見えるが、実は全く正反対、手を掛けまくった木なのである。

春に芽が出る 芽の根元からカット 夏、付け根から芽が出る 幹と枝振りの基本型

04年6月13日 タイ料理用語解説
 タイ料理用語解説・・今ごろやっとです。 タイ料理用語を検索される方が多い。 必要とされてると思い込みましたが、こんな解説でよいかどうか。 本文にも書いたように、タイ料理の名前は調理方法や、素材を表す単語の組み合わせです。 料理の名前を聞いて、ああ、なるほど、と思うのに役立ちます。

 タイ語(タイ文字)のタイ料理用語集も作る予定です。 タイ料理の食材屋でこのリストを見せるとタイ語が喋れなくても目的の材料が買えるかも知れないというリストです。 でも、タイ料理の食材屋では日本語が堪能なタイ人がいるので殆ど役立ちません。 自分の勉強用ですかね。(個人サイトを見ていると、これは自分のメモ用で他の人の役に立てればと思い・・なんてのが多いですが、自分もそれです。 サイトを作りながら覚えるんです。)

 タイ料理を食べるためのタイ語帳 カタカナ表記はタイ語の発音になるべく近くなるよう試みましたので、タイ文字の表記と異なることをご了解願います。 特に二重子音、二重母音、語尾が子音の場合などで、どんなに頑張ってもカタカナ表記では限界があります。 タイ語の発音は5声が一番大切で(註)、これは文字+記号が必要で、五線に音符が一番いいのです。 とは言え、料理に使われる限られた範囲の語彙ですから、ここにあるくらいは相手も大抵はわかってくれます。 

註)カタカナ表記は一つでも複数の音程と意味があるわけです。 日本でカナ表記が同じで発音が違うのは、箸と橋ぐらいしか思い当たりませんが、タイ語ではこのような違いが沢山あると考えてください。 勿論同じ発音で意味の違いもあります。


04年6月12日 包丁
最近、日本の一般家庭向け包丁は殆どステンレス+両刃になっている。 ステンレスは殆ど切れないが、100円で買えることは驚きだ。 今までの包丁のなかではスウェーデン鋼の包丁が一番素晴らしかった。 この刃身はどんなものが混ぜてあるのか、鋼にしてはサビにくいし、吸い込むように切れるし、切れ味も落ち難い。

 ボルボはスウェーデン鋼で作るんで丈夫とか言うのも、本当かどうか解らないがうなずける。 知人のボート屋オヤジに聞いたところでは、日本の技術は確かに凄いかも知れないが、素材がよくないので、世界最高水準とは行かないという。 あるボートショーである米国人が彼に言った。 「日本人は、自分の国の物が世界最高水準にあると思っているが、必ずしもそうとはいえない。 確かに日本の技術は素晴らしい。 粗悪材料や回収品から良品を作り出すことには長けている。 米国は技術はそこそこだが、良質のバージン材を使い、最高のものを作る。 鉄鋼、ゴム、化学製品が良い例だ。」 (そういえば日本は屑鉄を輸入しているって小学校のとき聞いたたよなぁ、と思う。)   更にオヤジは言った。 「確かにウチにあるボートでも米国製のシートは10年でももつけど、日本のじゃ5年もすりゃボロボロだもんね。」 

 近頃、刃物も西洋化して、両刃のナイフは良く見かけても、片刃の和風切り出し小刀は見ない。 両刃は左右均等に切れるので竹割りなどに使うが、細かな細工や削ることには向いていない。 久しぶりに日本の切り出し小刀を使ってみて、片刃の切れのよさを再認識した。 子供の頃、今は無き父が、「片刃の方がよく切れるゼ」、といった言葉が耳に残る。 彼は左利きだったが、刃物は全て右で扱った、日本の全ての刃物は右利きにできているからだ。

 ナイフで思い出すのは、小学生の頃使った、肥後ナイフと言う50円の折りたたみナイフ。 アレはロングセラーのヒット商品だった。 近所の殆どの男児が持っていた。 映画クロッコダイル・ダンディではミック・ダンディーノが刃渡り40cm位のナイフを背負って携帯している。 人前ではこのナイフで髭をそっているフリして、実際は隠れてT字型の剃刀で髭を剃っていた。 毛を剃るナイフは#1000位の砥石で刃先を揃えないと使えないので実際は潅木(ブッシュ)をなぎ倒しているナイフなどではムリなのである。 ゾーリンゲンの折りたたみナイフを土産にもらったが、このナイフの刀身も素晴らしい鋼になっている。  南蛮かぶれするわけではないが流石に欧州は金属文明の土地だと思い知らされるのである。


04年6月11日 タイ語学習
 世の中には恵まれた環境にある人達もいるもので、聞くところによると某大手メーカーは駐在員になって6ヶ月はタイ語の勉強だそうで、やることないし、社命じゃ仕方ないので適当に勉強しても、自分の関係分野の語彙は殆ど読み書き会話を覚えてしまうとのことです。 羨ましいですなぁ。 自分など赤ちゃん方式で覚えて読み書きは未だに後回しです。

 最初の5ヶ月でタイから帰国するとき、空港に向かうタクシーで運転手と会話したことを思い出します。 運転手に「タイ語上手いけど、タイにはどのくらい?」と問われて「5・・」と言いかけると(月という単語が瞬時に出なかった)、「5年かぁ、上手いと思ったよ。」などといわれたので、「5ヶ月だよ。」というと彼は驚いていました。 でも、前述の某社のように毎日6ヶ月勉強していたらおそらく、この時点で話すのと同じくらいは読み書きが出来たはずです。

 中学1年生のとき、洋楽カブレ(註)して英語の歌詞がわかるようになりたいと思ったものです。 その流れで他の国の言葉にも「理解したい」という気持ちが自然に湧きます。 洋楽ばかりに興味を持ってその後の受験にも差し支えたけれど、あのとき洋楽に興味もったから、タイ語を話せるようになったと思います。  語彙も文法も幼稚ですが、外国語が話せると楽しいです。

註)当時の日本の大衆音楽事情は音的に言って幅の狭いものだった。 ほんの少しでも音を求めてゆくとどうしても西洋のポップ、ロック、ジャズに走らざるを得ない状況にあった。 当時は西洋音楽もまた発展の時代だったのではないだろうか。 発展段階で傑作を残していった。 その当時の曲が未だに名曲とされていたり、カバーされていることはその証拠になろう。 しかしその後自分は、米英大衆音楽のリズム&メロディーの画一化に気付き(米英大衆音楽も逆の見方をすれば規模の大きな民俗音楽)、邦楽をはじめとする民族音楽に何かを探そうとしていたとき、タイに行くことになった。 タイの民族音楽をライブで聞くチャンスは何度かあったが、カンチャナブリが一番感銘した。(タイの楽器参照されたい)

 ここまで本題から離れてしまうと、もう、トコトン離れよう。 西洋の音楽が完成されたものであるとか、上品な物であるとか思うかも知れない。 しかし、「日本人なら日本の音楽を学校で学ぶシステムにしろよ。」と文部科学省に言いたい。 邦楽の楽譜が解りにくけりゃ洋風に変えたっていいじゃないか。 民謡ばかりじゃない、長唄とか雅楽、筝曲などもある。 確かにこれらは現代の若者にはノリが悪いかもしれない。 なぜなら、それらは古典のままで、若いの世代の音楽を生んでいないからだ。 子供時代の土壌があると女子十二楽坊のようなユニットだって生まれるし人気も出る。 今の義務教育の音楽は半分ぐらい日本の歌や曲にしてもいいんじゃないか? 保育園、幼稚園では古典文学に関係した童謡を歌うといい。 どうして童謡、桃太郎は学校でも幼稚園でも教えない? 浦島太郎は? 一寸法師は? 牛若丸は? 国際化は自分の文化を知り、子孫に伝えることからだぞ!


 そんなこととは関係なく、桃太郎は全部歌えるか? 

大和魂リマインド用動揺
牛若丸 ♪京の五条の橋の上ぇ〜 だ〜いの男の弁慶はぁ〜 長い薙刀振り上げて、牛若めがけて切りかかるぅ。
桃太郎 ♪も〜も太郎さん、桃たろさん、おっ腰につっけたキビ団子〜ぉ ひっとつぅ私にくださいなぁ。
一寸法師 ♪指に足りない一寸法師 小さな体に大きな望み お椀の舟に箸のかい、京へはるばる上り行く。
浦島太郎 ♪むっかしぃ、昔、浦島はぁ〜 助けた亀に連れられて〜 竜宮上に来てみれば、絵にも描っけない美しさぁ。
兎と亀 ♪もっしもし亀よぉ、亀さんよ、世ッ界の内でお前ほど〜 あっゆみのノロイ者はない。 どぉしってそんなにノロイのかぁ〜。

童謡サイトに上の歌は全て網羅されている
http://www5b.biglobe.ne.jp/~pst/douyou-syouka/02kodomo/00mokuzi.htm

 デイズニーには昔話や童話を元にしたアニメーション作品が多い。 ピノキオ、アラジン、ターザン、ライオンキング(これは単なる横取り) これと同じ調子で「桃太郎」「一寸法師」「浦島太郎」「かぐや姫」などをディズニー風にアニメ化するといい作品が出来ると思う。 皆内容はよ〜く知っている。 (新しい世代では知らないかも知れない) だから脚色の面白さがモノを言う。 現代はコンピューター時代なんだから、これまでのアニメの型破りの映像が欲しい。 アニメ大国なんだから日本の物語を世界に伝えたいですよねぇ。



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