1.縄文時代とそれ以前
地球の誕生は約45億年前。
人類は約300万年前に出現し、猿人・原人・旧人の段階をへて、数万年前から現代人と同じ新人が出現した。
日本では、縄文時代以前を先土器時代とよんでいる。打製石器を使っていた。相沢忠洋が岩宿遺跡で、洪積層(関東ローム層)中から尖頭器(槍先形尖頭器)を発見。このことによって、その存在が確認された。
縄文時代(約1万年前から紀元前3世紀ごろまで)
1 地下を1mくらいほりさげたたて穴式住居に住み、水のある土地を季節ごとに移動した。しゅりょう生活といって、山や野に出て狩りをしたり、木の実をとったり、川や海へ行って魚や貝をとったりして生活していた。
縄文式土器や磨製石器の使用も特ちょうの一つ。
2 血縁関係にある者どうし、集落をつくってくらしていたが、住居のつくりやまいそう方法の均一性から見て、貧富や身分の差はなかったと考えられている。
また、万物すべてに霊魂が存在するという信仰(アニミズム)が流行し、土偶・抜歯・屈葬などの風習があった。
3 縄文農耕