2−2 林業
日本は、国土の4分の3が森林におおわれている。国土が南北に広いため、すぎ・ひのき・まつなどの針葉樹から、なら・ぶな・くぬぎなどの広葉樹まで木の種類も多い。
★天然の三大美林
・秋田のすぎ林
・青森のひば林(あすなろ)
・木曽のひのき林
最近、安い外国材の輸入も増えている。
林業で働く人の数は減っているが、チェーンソーの使用など、作業の機械化でおぎない、生産をあげている。
森林の再生
(1)森林のはたらき
・木材を生産する。
・災害を防ぐ。
・空気をきれいにする。
・人々の心をなごませ、楽しみの場となる。
・動物のすみか。食料。
・森林の土の中にふくまれる栄養分が、川から右海へと流れこんで、多くの魚や貝を育てる。
・緑のダム・・・・・雨水をたくわえて、少しずつ流す。
川の水がかれたり、こう水になったりするのを防いでいる。
(2)林業の仕事
・下草かり・・・・・木の生長のさまたげになる雑草をかり取る。
・間伐(かんばつ)・・・・・木と木の間を広げ、太陽の光がとどくように、弱っている木を切る。
・枝(えだ)打ち・・・・・節のない木材をつくるために、下枝を切り落とす。
森林は、計画的に木を育てて切り出し、また苗木を植え、しっかり手入れして育てることで、貴重な資源となる。
・巣植え・・・・・1ヵ所に複数の苗木を集めて植え、自然に近い強い森林をつくる試み。