裁判日記

裁判のこと 1



労災の申請を行った後、

 私は裁判を起こす準備に入りました。。


労災でさえ、認可されるのが難しい時代。


裁判を起こしても、結局傷つくだけで終わってしまうかもしれません。


それでも、やるだけのことはやってみよう、



10年後 20年後 「あの時しておけばよかった」と思うよりかは、
するだけのことをしてから、あきらめるほうが、納得できる と思ったからです。



じーちゃんと一緒に 弁護士さんの事務所を訪ねました。


生まれて初めて、弁護士といわれる人たちと お話をしました。


私の担当は 2人。



第一印象は「頭の切れそうな人たち」・・・当然ですが。

それから「事務的で、冷たそう」・・・大丈夫かな・・・。



事情を説明して、労災のとき、提出したレポートのコピーを渡して、お金の話をして、その日は帰りました。




これが5年前の話。


その後、1〜2年に1回ぐらい、書類が届くくらいで、弁護士さんとの接点はありませんでした。



3年目ぐらいまでは、何かと裁判のことを気にしていましたが、やがて、裁判のことは忘れるようにしていきました。


労災と同じく、生活しなくちゃいけませんでしたから。


仕事もしていました。


娘達の世話をして、食べさせなくちゃいけません。


職場の寮を出た後の定住地も見つけなくちゃいけません。



気長に待つしかないんだな・・・


だめもとだね。


もともと、大きな期待をしていたわけじゃなかったもの。


悔しいけれど、あきらめ気分で淡々と 日々を送るしかありません。