ミドルフェイズ05:再び病院にて…哭きの竜
- GM:
- シーンプレイヤーは竜之介。同行者のちみ丸は最初から自動登場です。乱麻は登場判定10にて登場が可能です。
病室には同室の患者さんは居ますが、肝心の範夫はベッドに居ません。ベッドの周りの様子はいつも竜之介が見ている状態とほとんど変わりが無いようです。
- 竜之介:
- 「失礼します!」いつものように病室に入るが、範夫が居ないのでいささか拍子抜けする。
ベッド周りが変わりないなら、病室を移ったわけでもなさそうですね。トイレにでも行っているのかな?と廊下を見回す竜之介。見あたらないようなら、同室の患者さんに行き先の心当たり無いか聞いてみましょう。
ちみ丸(今は茂宇先輩ですね)は、病室まで同行してきてるんでしょうか?
- ちみ丸:
- さすがに一般人の前でキツネ人の姿さらしすのはまずいですかね?あえて、さらすのも面白いですが。でもクエスターの正体は秘密なんですよね(^O^)。
やはりここは茂宇で同行ですね。
- GM:
- キツネの姿はマズいでしょう(笑)。一般人にはひ・み・つ、ということで。竜之介と涼は一緒に病室にいることにしてください。現在は学校帰りなので夕方としてください。
同室の患者は竜之介の質問に対してこう答えます。
「範夫君? 一時間ぐらい前にお見舞いの人が来て一緒に出ていったみたいですよ。」
竜之介は会話や行動を続けつつ「理知」で判定してください。
- 竜之介:
- お見舞いの人?それがどんな人だったか聞いてみます。泉さんは身内だから、同室の人も顔を知っているはずだし、クラスメートなら竜之介の知っている人物でしょう。天神沢が接触してきたのでは・・?嫌な予感がします。
「理知」達成値は9です。出目イマイチ。
2D6 → 4 + 2 + (3) = 9
まあ、情報収集で「運命の予感」を使うという手もありますね。
- GM:
- 「同じぐらいの女の子でしたよ。メガネを掛けてて三つ編みの女の子でした。親しそうでしたけど。」
今回は初めてのルールなのでシナリオはそんなに捻ってません(本当か?)。ご期待通り校門で見た天神沢美子と同じ風貌ですね(笑)。
- 竜之介:
- やっぱり天神沢でしたか。期待どおり(笑)
範夫を連れ出して、どうする気なんだ?アイツは病人なのに!
彼の身に危険が迫っているかも!範夫の行方を探そうとします。
- ちみ丸:
- 廊下の長椅子に座ってウトウト…。
- GM:
- 竜之介は何げなくベッドの上にあった写真に目を移すと何か違和感を感じます。
違和感の正体は写真にはネコが写ってないことです。
- 竜之介:
- さっき襲ってきたネコ達に付着していた現像液を思い出します。この写真から抜け出してきた…なんてありうるのか!?
同室の人に礼を言い、病室を出てから茂宇先輩に写真の件を伝えます。
- GM:
- 範夫を探すのであれば、<理知><知覚><幸運>で判定をお願いします。
- ちみ丸:
- (起きた)「でかしたぞ、竜之介。そして、やはり出てきたか天神沢。俺がこっちに来て正解だったな。よし。範夫を捜すぞ、竜之介!」
<理知> 2D6 → 4 + 4 + (5) = 13
<知覚> 2D6 → 3 + 1 + (4) = 8
<幸運> 2D6 → 3 + 5 + (4) = 12
おっと、その前に。クエスターの心得レッスン1だ、竜之介。
まずは、「感覚を研ぎ澄ませ」だぜ。
- 竜之介:
- 「押忍!承知したッス、先輩!!」
素直に先輩の指導に従い、仁王立ちの姿勢で両手を耳にあてがい、じっと集中します。すれ違った数人の患者が奇異の視線を向けるが気づきません(笑)
理知2D6 → 5 + 3 + (3) = 11
知覚 2D6 → 5 + 2 + (3) = 10
幸運 2D6 → 4 + 6 + (4) = 14
珍しく全部平均値☆
- ちみ丸:
- よし!ナイスポーズだ!様になってきたぞ。
- GM:
- いや、病院の中で耳に手を当てても全部聞こえないから(笑)。
ちみ丸は病室をちらっと覗いて、範夫の「靴」があることに気がつきます。つまり、本人は病院の外に出るつもりはなかったということがわかる(連れ出されているかもしれませんが^^;)。それから、少なくともパジャマ姿で病院の外に出た人は誰も見かけなかったことがわかります。人目についていないということは、待合室など人目の多いところには行っていない、恐らく廊下の隅などにいるのではないかという判断をします。
竜之介がちみ丸の判断で廊下の隅に行ってみると、スリッパが片方ころがっていることがわかる。そのスリッパは範夫のものである。ということがわかります。
要するに、範夫はこの病院から出た形跡が無いにもかかわらず、病院には居ないということです。
また、竜之介は範夫のベッドの側から「稲荷神社」のお守りを見つける。
ちみ丸はどうもその「お守り」に邪悪なオーラの残り香を感じる。
病院を捜索している間に結構時間が経ちます。
定期検診に来た看護師さんが「あれ? 範夫くんはどこに行ったのかな?」と言いながら、他の患者の体温などを測っている。
- 乱麻:
- 流石、デビルイアー!
と思ったけど、全部視覚的情報でしたね(笑)。
着々と情報収集できてますね!
- 竜之介:
- 「範夫!!」廊下の隅に駆け寄り、スリッパを拾い上げる。
廊下を見回し、病室に戻るがやはり範夫の姿はなく、代わりにお守りを発見。
茂宇先輩にお守りとスリッパを差し出し、抑えた声で告げます。
「範夫がかどわかされたらしいッス!すぐに探さないと!」
でも、一体どこを探したら・・?
- ちみ丸:
- ふむ…。ここ(病院)から出た形跡がないのに姿が消えている。
この「お守り」から感じる邪悪なオーラ。奈落か…?
定期検診に来た看護師さんに「すいません。かくかくじかじか(天神沢の外見を説明)な女の子見ませんでしたか? 」
- GM:
- 看護婦「ああ、あのカメラの好きな子ね。さあ、今日は見かけませんでしたよ。たまに来ているようでしたけど。」
と言い、そのまま次の部屋に向います。
- 竜之介:
- 狼狽して無意識にポケットを探り、携帯電話に触れる竜之介。
「そうだ、乱麻先輩にも知らせないと!」
病院を飛び出し、玄関口を出たところで電話を入れます。
- ちみ丸:
- 範夫の姉、高森泉はお稲荷さんを探していた。
高森泉と天神沢のつながり…。
今は手がかりはコレしかないな。
と手に持った「お守り」を見る。
病院を出て、竜之介と共に「お守り」の神社に行くことを提案します。
- GM:
- では、このシーンは終了して「神社へ…」のシーンを立ち上げます。
シーンプレイヤーはちみ丸です。「神社へ…」は竜之介とちみ丸が外に出て、携帯電話で情報交換を行なうところから始めます。
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