Diary of a Mad Engineer・・・ルイ
GM
ルイを乗せたツェッペリンは、古臭い一軒家の中に着いた。
家の隣には大きな作業場がある。ツェッペリンはその中に入るとエンジンを切る。
作業場は小さな個人営業の修理工場みたいな雰囲気だ。
情報収集シーンです。
ルイは<理知>で判定してください。達成値は10です。

ルイ
「ここ、何処ダロ?ツェッペリンが整備されていたところかな」
キョロキョロと辺りを見回します。

知覚2D6 → 1 + 3 + (3) = 7
・・・・・しょっぱなっからコレですか(号泣)
「ナンニモナイみたいだなあ」

GM
失敗したらば成功するまで振ってください。
但し、失敗した数に応じて後の展開が辛くなります(敵が増えるなど)。

ルイ
えーと、2回目でピッタリ10出ました。

GM
2回目まではノーペナルティですw

ルイが部屋を眺めていると、一冊のノートを見つけた。表紙には「ツェッペリン整備ノート:ゼロファイター」と書かれている。

ルイ
ゼロファイターって自分で名乗ってたんだ(笑)

GM
そうですw

パラパラとめくってみると、ノートはびっしりと鉛筆書きのメモで埋め尽くされていた。
「○×日ツェッペリンまだ動かず。うーむ、ピストン部分は大丈夫のはずだが。くそ、あきらめてたまるか。」などなど
内容を読むとどれほどこのバイクを愛していたかが良くわかる。
一番最後のページには以下のように書かれている。
「とうとう動いた!!いやー、長かった。しかし、このパーツ、未だによく仕組みがわからん。
大学の遠野助教のところで偶然見つけたものなんだが、僕の直感もたいしたものだ。
だが、これを聞くわけには行かないだろうなぁ。勝手にくすねてしまったし。なんでこんなことしたんだろ?
でも、これを返すとツェッペリンが動かなくなりそうだし、困ったなぁ。どうしよ。」

これは昨日の日付だ。

ルイ
専門用語満載で、理解できない部分の方が多いけど、情熱の程は読みとれる。
最後のページでピタリと手を止め、その部分だけ何度も読み返す。
遠野助教?さっき鉢合わせになった・・。あそこに彼女が居たのは偶然じゃないのか?
それに、ツェッペリンが動き出した、零二にも仕組みが分からないパーツって、まさか。
無意識に左耳のイヤリングに触れながら考え込む。

「キミの一部は、遠野助教が持っていた部品で出来てるみたいだ。
さっきぶつかりかけた女性だよ。キミ、彼女を知っていたのかい?」
シャードの同調で、ツェッペリンと意思疎通を図ってみます。
ツェッペリンにその気がなければ、応答なしと言うことで。

ツェッペリン
おお、その手があったか。普通に意思疎通できるではないですか。忘れてました(笑)。

ルイがシャードを同調すると、ツェッペリンはブルルン!!とエンジンを始動。ボディがうっすらと赤く光ります。
"こりゃ驚いたぜ。お前も俺の仲間なのか? "とツェッペリンの反応。

ルイ
「そうだよ。クエスターとしても、機械の体を持つ者としてもね。実はボクもかなりビックリしてる」
ツェッペリンが本当に答えるか半信半疑で同調したので、目を丸くしつつ
答えます。
ツェッペリン
"キカイのカラダだって? お前人間じゃないのか? こいつはますます驚きだぜ。"

"さっきの女は俺も知らないぜ。しかし、あいつさえ飛び出してこなければ追いつけたものを。くそったれ!!"とブォン!!と空ぶかし。

ルイ
さすがバイク、ワイルドな人格だなあ・・・。

ツェッペリン
"なあ、お前。俺の仲間だったら俺が何者かわからないか?
実は昨日急に目覚めちまったんで、状況がよくわかってないんだ。
なあ、俺って何者なんだ?"

ルイ
クエスターについてのおおまかな知識をかくかくしかじか伝えます。
「僕も、父に聞いた話以外は殆ど知らナイんだけどね。
でも、それより今は零二を助けるのが先決ダヨ」

ツェッペリン
"そうか、お前もあまり良くわからないんだな。"
"そうだな、俺もマスターが心配だ。ルイ、今日からお前は俺の相棒だ。よろしく頼むぜ! 相棒!!"
"さて、これからどうする、相棒?"

ルイ
「今のところ、手がかりになりそうなのは遠野助教くらいダね。
遠野助教ってどこの研究室所属だったかな?調べてみた方が良さそうだ。
なぜ彼女がシャードを持っていたのかも気になるし。それと、あの怪物を
他の人も目撃してるカモ知れない。その辺りを聞き込んで見ようと思うヨ」

ツェッペリン
"よし、そうだな。じゃあ、明日から早速動くとしようぜ"


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