千葉県館山市
久しぶりに館山方面をドライブした。館山自動車道も途中までの完成で、木更津
からのドライブはまだまだ時間がかかる。
国道127号を鋸山の辺りまで南下すると、右手に東京湾浦賀水道が見えて潮
風が車内に流れ込む。勝山、富浦町の町並みはここ10年以上変化がなく、なんだ
か落ち着く風景だ。
館山の町もあまり変わってなかったけど、JR館山駅の西口は急変貌した。駅舎
に合せてスパニッシュな雰囲気で統一されて、海岸まで南国リゾート状態だ。浜辺
の公衆トイレまでスパニッシュ。かつて、よく宿泊した駅近くのホテルも元気に営業
していた。
館山湾は波が穏やかで鏡ケ浦と呼ばれる。昔から好きな響きの名前だ。東京湾
から外洋に出る船が停泊したり、一年中ウインド・サーフィンの帆が浮かんでいる。
天気が良ければ対岸に富士山が見え、海岸通りのデニーズで食事していても思
いっきりリゾート気分を味わえる。海と一体になって生活している町は羨ましい。
館山は戦国時代に里見氏の城下町として栄えた。町の中心の城山には模擬天守
閣が建ち絶好の展望台だ。名作「南総里見八犬伝」の舞台で、昔NHKでやってい
た夕方の人形劇や角川映画を思い出す。薬師丸ひろこの全盛期だった・・・・。
昭和に入ると海軍航空隊の飛行場ができ町が大いに栄えたらしい。城山から海上
自衛隊の基地になった飛行場が良く見え、路線バスの表示も「館山航空隊」が多く、
現代でも基地の町の雰囲気が残る。
たしか、刑事ドラマの名作「Gメン75」の有名なオープニングの横一列で歩くシーン
は館山飛行場だったはず。反町、竹之内のドラマ「ビーチボーイズ」、宮澤りえの映画
「僕らの7日間戦争」・・・・・と館山はロケの多い町でもある。最近は平砂浦のホテル
アクシオン館山がよく出ますね。
城山から館山湾を眺める
館山湾に停泊する護衛艦
夢中で読んだ小説「亡国のイージス」
(福井晴敏)に、館山沖の護衛艦の
シーンがありましたね。