土方歳三の旅 多摩編

横浜から多摩ニュータウンを抜けて、川崎街道を日野へとドライブする。今回は
新撰組鬼副長として人気の土方歳三の故郷を訪ねてみた。
天保6年(1835)に武州日野の豪農の家に生まれた。現在の東京都日野市
石田で、京王線高幡不動や多摩都市モノレールと交通の便がいいため急速に
都市化が進んでいる。土方家のすぐ近くにはモノレールの万願寺駅、裏手には
国道20号バイパスが走っていて、都市化の波の勢いは凄まじい。

土方歳三が過ごした家の跡

子孫の方が住み、第3日曜日には土方歳三
資料館として開放される。毎月、大変な数の
フアンが訪れるらしい。

土方家の周辺はまだ畑なども残るが
急速に都市化が進んでいる。
日野市石田地区は実に土方さんが
多い。

土方家の菩提寺である石田寺
歳三さんの墓と碑が立っている。
明治2年5月11日に箱館の五稜郭
付近で戦死し、墓は確定されていな
い。

土方家の家伝薬であった石田散薬の
原料が群生した浅川河原。
20前後の歳三は石田散薬の行商をしつ
つ剣術の腕をみがいた。
石田の浅川は河川工事中で、大きく変貌
しようとしている。


佐藤家 日野館

甲州街道日野宿の名主だった佐藤家は
歳三の姉の嫁ぎ先であり、天然理心流
道場も置かれた。
後の新撰組局長近藤勇をはじめ、沖田総
司、井上源三郎が出入りし稽古を続けた。
歳三も奥座敷でよく昼寝をしていたらしい。
佐藤家は新撰組の後ろ盾であり、新撰組
発祥の地ともいえる。

現在は蕎麦店として、ゆっくりと名物の蕎麦
を楽しめる。


高幡不動尊

新宿から京王線高幡不動駅下車と非常に
アクセスがいい。土方家とは浅川の対岸に
なる。
名刹高幡不動尊は歳三らも出稽古で何度
も訪れ、新撰組縁の場所でもある。

多摩の新撰組ツアーの象徴ともいえる
土方歳三の像。この時期、火の用心に
一役買っていました。

平成16年の大河ドラマは新撰組に決定
しているので、更に新撰組フアンが増え
そう。日野市観光協会も燃えてます。

境内には多摩が生んだ近藤勇、土方歳三
の碑があった。幕末の京都で幕府、会津藩
に殉じた武士道には感動を覚えます。

関東では珍しい五重の塔がある境内を歩い
ていると、新撰組が活躍した京都にいる気
がしてくる。散策にとてもいい場所であり、
新撰組のロマンに浸れる。


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新選組近藤局長の故郷
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京都壬生 新撰組散策