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南国土佐を旅する

高知県高知市

十数年ぶりに訪れた南国高知はいい天気に恵まれた。はりまや橋を中心に路面
電車が走る風情が懐かしく、町のシンボルである岡の上の高知城天守閣の白壁
が南国の日差しを受けて輝いていた。
 夏のよさこい祭りに豪快な皿鉢料理、幕末のヒーロー坂本竜馬・・・・と土佐のイ
メージは陽気で豪快だ。街を歩く人も、カーラジオから流れるFM高知もとても明るく
高知の旅はワクワクさせるものがある。

町の中心に位置するはりまや橋交差点
にある、坊さんかんざしのはりまや橋。
最近架け替えられた新しい小さな橋の
近くには土産物屋もあり、やはり南国高
知の観光スポット。
はりまや橋の下を流れる川はとても綺麗
で、東京や横浜では考えられない街中
の清流だった。

路面電車の桟橋線を鏡川を渡り南下し、坂本竜馬の像で有名な桂浜を目指す。
太平洋の海が広がる桂浜は高知観光のメッカであり、竜馬像の近くには土産物
屋が軒を連ねる。竜馬グッズの店もあった。
遊歩道が完備されているので、竜馬像から月の名所としても名高い白砂の桂浜
を散策。美しい海岸は遠く高知を旅している気分を盛り上げてくれた。
 桂浜水族館脇を登ると県立の坂本竜馬記念館が高台に堂々と立っている。充実
した展示物と館内の広さには驚き、竜馬人気を改めて感じた。四国の南部に隔絶
された幕末土佐藩のパワーは竜馬を始め、板垣退助、後藤象二郎など幕末維新
フアンにはたまらない土地の一つでもある。
また、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読み返したくなった。

寺田屋を訪ねる 京都伏見

真夏の南国の日差しはきつかった。半袖の腕がみるみる日焼けする。ペット
ボトルの水を片手に、城下町高知のシンボル高知城に登る。天守閣や御殿など
本丸の遺構が残る城として名高い。内助の功で大名に登りつめた山内一豊の
築城は土佐藩24万石の権力を今に伝えている。
 宿泊したホテルの窓からも高知城天守閣のライトアップが眺められ、城下町の
旅を実感した。四国の旅は現存する城巡りも旅の楽しみだ。

高知城の天守閣が窓から見えるホテルに宿泊。夜は追手筋、帯屋町界隈で酒を
楽しんだ。土佐鶴、司牡丹と土佐の酒は辛口で、カツオのたたきにぴったりだった。
房総半島勝浦のカツオのたたきよりも土佐のたたきは豪快で、ニンニクとネギも山
盛だ。そういえば、昼も桂浜でカツオのたたきを食べていたっけ・・・・。
 話し好きな居酒屋の店長は「最近の高知は、前ほどの活気が無い・・・・・」と寂しい
ことを言っていたけど、高知の夜の巷を歩いていると人出も多く、アーケード街では
ストリート・ライブ、踊る軍団・・・・・と、プチよさこい祭り状態だった。
 次に高知を訪れる時には日曜市を歩かねば・・・・・。

桂浜 坂本竜馬