青森市郊外に1994年出現した縄文中期の一大集落遺跡。
おびただしい数の土器が出土し、4500年前の文化を伝えて
いる。
初冬とは思えぬほどの陽気のある日、遺跡公園を小学生の
集団が見学していた。小学生は楽しそうに復元住居の中を
走り回っていた。この子供たちの中から、未来の考古学者が
でるかもしれない・・・・・。 H13.11
遺跡公園の中には出土品の展示資料館も
あり、資料館の中では土器の復元作業も
行はれていた。
私も高校の時に遺跡発掘のアルバイトをし
たことがあるが、土器破片の整理作業は
根気のいる大変な作業だった。
高床式の倉庫
村の中心にある物見櫓と思われる
建造物は、他に祭祀などに使う建物
の説もあり、まだまだ謎に包まれて
いる。
それにしても、我々が中学などで
習った縄文時代のイメージをはるかに
超える遺跡だ。
縄文時代とはいえ、稲作や狩猟による
蓄えがあり倉庫が出現。倉庫があると
いうことは、村人に財力と余裕があり、
当然のように身分と他の勢力との戦が
あったはず。あるいは、縄文時代の常識
を覆すほど文化があったかもしれない。
三内丸山遺跡を歩いていると、次から
次へと古代ロマンに浸ることができる。
青森県青森市