明治42年6月19日に津軽の大地主
津島家に生まれる。
「津軽平野のほぼ中央に位し、人口
五、六千の、これという特徴もないが、
どこやら都会風にちよっと気取った町で
ある。善く言えば、水のように淡泊であ
り、悪く言えば、底の浅い見栄坊の町と
いう事になっているようである。・・・・・・
小説「津軽」
「津軽」のクライマックスである乳母たけとの再会を果たす小泊。記念館と再会の運動場も
残っている。
津軽の財閥に生まれた太宰は、金木
の豪邸で、精神的には窮屈な生活をし
ていたらしい。
戦時中の「津軽」の旅が、彼の波乱
の生涯の中で一番充実していたかも
しれない。
再会の運動場
記念館前の像
青森県北津軽郡金木町
青森県北津軽郡小泊村砂山