溺れたら人を助けるとき

水中で溺れている人を救助するのは、泳ぎに自信のある人でもとても危険です。
溺れている人を見つけら1人で助けようとせずに、大声でまわりの人を呼んで応援を求める。


※まずは、救助に向かう本人が自分自身の安全を確保。

※2次災害(事故)の防止。
※決して、1人で救助に向かったり、無理はしない。
※泳ぎに自信のない人は絶対に1人で救助に向かわない。
※手のあいていている人は、すぐに119番への通報する。

 
 

 
☆うきわやボート、その他水に浮く物にロープをしっかり結び、救助する人はロープをしっかり持つ。
海の場合は、潮の流れや波に注意する。
道具を使わずに溺れている人を助ける時は、正面から近づいて救助せずに背中から脇を抱えること。
複数の人で救助する場合は、何人かで手首をしっかり握り合い、”人の輪”を作って助ける。
☆溺れている人は助かろうとして、救助に向かった人にしがみついてくる場合が多いので十分注意する。


 救助後

☆意識があるか
☆呼吸をしているか 
☆脈はあるか
  
                              
一刻も早く気道を確保し、水を吐かせるより先に人工呼吸をする。

 心肺蘇生法をはじめる。


陸の上から

身近なものを使うか素手で
引き込まれないように岸に腹ばいになり手をのばして引きよせる。
手がとどきそうもないときは自分のシャツやベルトをとって、あるいは身近にある棒、板きれ、なわ等につかまらせて引き寄せる。
  陸の上から

救助用具を使って

リング・ブイの使い方
素早くロープの輪を重ねて作る。ロープの端はしっかり足で踏んでおく。
下手投げで、溺者の後方に落ちるように投げる。
しっかりつかまったら静かに引き寄せる。
  救助用具を使って

水の中に入って


ヒューマンチェーン
ヒューマンチェーン
浮輪、板等を使って

手足を使って

浮輪、板等を使って
溺れた人の手当
水難事故においても、できる限り早く心肺蘇生法を実施することが大切です。
一刻も早く気道を確保し、水を吐かせるより先に人工呼吸をする。
背が立ち、救助者の安全が確認できれば、傷病者の顔を水面上に出して人工呼吸を始める。
水中では効果的な心肺蘇生法を行うことがむずかしいので、なるべく早くボートに乗せるか、水際に引き上げる。
冷水の中に長時間水没していた溺者が蘇生した例もあるので、あきらめずに蘇生の努力を続ける。
もし、水を吐かせる必要があるときは、傷病者を横向きにし、背中を救助者の大腿部で支え、上腹部を軽く押し、口の角を引き下げて流し出させる。
溺れた人の手当