考察 : 藤沢市 ごみ有料化事業 最新状況    平成21/2009年12月 現在
                                 
        src: 藤沢市環境_廃棄物/ごみ有料事業/DB&APL/APL/FJWaste2YearReport.xls Gen omega/fujisawa/dust/RefData/FJWaste2YearReport.htm  
「ごみ有料化事業」が 平成19年10月に開始されて以来 のデータを元に課題を考察してみました。
目 次 < 0 > 「ごみ有料化事業計画」の現状評価は?
< 1 > ごみ量変化は?
< 2 > カラス対策イェロー袋の「過剰経費」の状況は?
< 3 > 有料化事業の財政上の実態は?
< 4 > 世帯当たりの排出量? 
< 5 > 世帯当たりの袋枚数・負担額は? 
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< 0 > 「ごみ有料化事業計画」の現状評価は?    
 == 当事業主目標 「ごみ分別改善・排出量軽減」 :
藤沢市長期減量計画は H19/2007年度に達成している。 参照=>
「有料化」が一つの契機となり 「分別」意識が一層高まったと言える。
 == 今後の課題
「有料化事業」はいつまで続けるのか?  目標価? 管理項目?
 == 「カラス対策イェロー袋」: 参照=>
過剰歳出額= 1,067 万円(H21/3月時点) となっている。    1,094万円 (H21/10月時点) 
 == 今後の課題
「有料化事業」はいつまで続けるのか?  目標価? 管理項目?
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< 1 > ごみ量変化は?
◎ 藤沢市の長期減量計画達成はどうなっているか?
 ==> 平成19・平成20年度実績では 既に 目標を 「達成」 している。
目標:   目標年度 2010/平成22年 までに 対基準値1997/平成9年 削減率 ▼ 20 % 
基準 :    =======================================>> 目標 :  
 1997/平成9年度 実態   実態   実態    2010/平成22年度
要処理量   2006/平成18年度 2007/平成19年度 2008/平成20年度 要処理量  
946 g/日・人 823 738 685 757 g/日・人
    ▼ 13.1 %   ▼ 22.0 %   ▼ 27.6 %   ▼ 20 %  
                   
詳細情報==> http://www5d.biglobe.ne.jp/~mmlab/omega/fujisawa/dust/FJ_Dust_New05.htm#RANGE!A70
◎ 藤沢市の有料化事業後の「ごみ量変化」 はどうなっているか?  ( H19/10有料化開始 )
 ==> 「減量化」傾向が 明らかとなり 特に「不燃ごみ」の減量が「顕著」に見られる。
「減量」の要因としては 次の点が考えられる。 
 「注記」 当情報は 全て藤沢市役所が「関与・収集」した範囲のデータであり 他所に「移動・廃出」されたものは 一切「含まれ」ていない。
1: 「有料化」に伴い 「捨てずに利用継続」「再加工利用」する事。
2: 「有料化」に伴い 「ごみ発生要因の物品購入」を買い控える事。
3: 「有料化」に伴い 「不法投棄」を含め 市役所管轄以外の「廃棄」を行なう事。
4: その他
5: 「社会的不景気」に伴い 「購買量」が減少した事。
H21/12月時点
排出総ごみ = 家庭系 & 少量排出事業系 : 収集 & 持込 H19/10有料化開始 9 ケ月分暫定
  年度   H17 /2005 H18 /2006 H19 /2007 H20 /2008 H21 /2009
 総ごみ量 :「排出量」 (トン) 148,560   151,428   140,936   133,388   101,284 前年同期間比
  対前年度比 + 607 + 0.4 % + 2,868 + 1.9 % - 10,493 -6.9% - 7,548 -5.4% -2,061 -2.0%
内訳: 要処理ごみ 117,936 -0.4% 119,633 1.4% 108,324 -9.5% 101,256 -6.5% 77,524 -2.0%
  内訳: 可燃 99,575 0.0% 100,970 1.4% 92,228 -8.7% 88,071 -4.5% 67,401 -2.0%
    不燃 10,924 -0.7% 10,962 0.3% 9,136 -16.7% 6,791 -25.7% 5,292 2.3%
    大型 7,437 -5.5% 7,701 3.5% 6,960 -9.6% 6,393 -8.2% 4,831 -5.6%
  資源物   30,624 3.8% 31,795 3.8% 32,612 2.6% 32,133 -1.5% 23,760 -2.0%
詳細情報==> http://www5d.biglobe.ne.jp/~mmlab/omega/fujisawa/dust/FJ_Dust_New00.htm
< 2 > カラス対策イェロー袋の「過剰経費」の状況?
◎ 「カラス対策・イェロー袋」 の「過剰歳出額」は どのくらいか?
 ==> 市民提言・市との対話などの結果 市の当初計画に比らべて 2,307万円 の歳出削減が得られています。
現時点の 累積過剰歳出額は 1,067 万円(H21/10時点では 1,094万円) となっており 早急の「袋メニュー見直し」が求められています。
市との対策実践に向けての対話が予定されています。
詳細情報 ==>
< 3 > 有料化事業の財政上の実態は?
◎ 「有料化事業」 に伴う市収支状況はどうなっているか?
 ==> 有料化事業の開始以来   累計 4,380 万枚の「指定袋」が 購入され,   1,451 百万円 の市財政上「収益」 となっています。 〜 H21/12暫定
実績 平成19&20累計 9ケ月分暫定 平成19〜平成21/9累計
(百万円)  (税込み) 平成19年度 平成20年度 累計 平成21年度 累計
歳入   636 756 1,392 539 1,931 歳入 (百万円)
歳出   156 + 185  = 341 + 140  = 481 歳出 (百万円)
収益   480 571 1,051 400 1,451 収益 (百万円)
枚数  (万枚) 1,482 1,838 3,320 1,061 4,380 枚数  (万枚)
H19/10 H20/4 H21/4
〜 H20/3 〜 H21/3 〜 H21/12暫定
詳細情報:A H19--H20 ==>
詳細情報:B H19--H20 ==>
< 4 > 世帯当たりの排出量? 
総排出量 (Kg)/世帯 H19 H20 前年比
年間換算   854 794 -7.1%
月間換算   71 66 -7.1%
< 5 > 世帯当たりの袋枚数・負担額は? 
H19 H20 前年比
袋枚数 全市枚数 (万枚) 1,457 1,812 24.4%
6カ月間 12カ月間  
袋枚数 (枚/世帯)
年間換算   177 108 -38.9%
月間換算   15 9 -38.9%
袋購入額 袋購入額 (円/世帯)
年間換算   6,626 3,919 -40.9%
月間換算   552 327 -40.9%
「註」 H19年度の年間/月換算数値が大きい理由として H19/10月に 「有料化制度」 を開始した為
 開始月の「買いだめ」 による影響である見られます。