舞台
                                             戻る


美砂さんが舞う 「あやめ」


「五月雨に匂うあやめや、かきつばた、
かけ渡したる八つ橋に、傘がくるくる蛇の目傘、
降るよ五月雨音も静かに水かさ増して恋のせき、
積もる愁いの池の面、想い染めたるとりとりの、薄紫に濃紫、
渡る影さえおづおづと、水にかげろう八つ橋の、八つの迷いの恋の辻、
闇路ほのかに降る雨に、咲いて色増すあやめ草、
さってもな君がみ庭に咲けばめでたや、
池の灯に青柳の枝もなよなよと風誘う恥ずかしながら袖と袖、
ぬれてさしましょ、も合い傘、胸の思いも晴れて逢う日の花あやめ、
色も匂いも紫に流れ流れて波のまにまに風かおる。」



































戻る

カメラ;EOS1dMK2、EF70-200/2.8

TOPへ戻る ギャラリー 撮影日記 暗室日記  BBS  Webマスター リンク