〜沢木薫子の場合(上)〜
「ほら〜、はやくそこ席に座んなさい」階段状になっている講義室の、一番低い所に設置された巨大なホワイトボードを前にして若い女教師がお気楽な声を出している。
流れるような黒髪に、明るく元気な美貌。
眩しいほどの白いジャンバーを軽く羽織り、萌黄色のワイシャツに落ち着いた黒のタイトスカートといった教師らしい姿のこの美女こそ、この広大な学園でも5本の指に入る人気の女教諭、沢木薫子その人だった。
すでに朝の恒例行事でもあるホームルームも終了し、1限目の授業も残り半分の時間。
いつもなら生徒達への眠気覚ましの雑談をそろそろ切り上げ彼女の教える本来の授業、教育指導にのっとった社会の授業に移るはずなのだが……
今日は未だに雑談どころか、授業すら始まってはいなかった。
その理由は一目瞭然、さらっと黒髪をなびかす美貌の女教師の目線から見渡す講義室は、まるで歯の欠けた櫛のように空席が目立っていたからだった。
普段なら朝の1限目にもかかわらず、この人気教師の授業を一目見ようと大講義室から溢れ出すほどの生徒達が押し合いへし合いして集まるのだが、今日はその半分ほどしかまだ生徒がそろっていない。
「まったく、架線事故だなんてねぇ、本当に寝坊した子はついてるわね」
そう言って薫子先生は教卓に腰をあずけ、出席簿でポンポンと肩を叩くとポツポツとまばらに講義室に入ってくる生徒たちを見つめる。
何でも学園に近い路線で電車が立ち往生したらしく、その影響を受けて学年担任から1限目の遅刻はおおめに見るようにお達しがでているのだ。
もっとも薫子先生はもともと出席をあまり重視はしていなかったし、それ以前に彼女の授業をサボったり遅刻をする生徒は皆無に近かったため気にも留めてはいなかった。
「はぁ、これは、今日は自習にしたほうがよかったかしら」
タイトスカートに包まれた丸みを帯びた女性的なヒップが教卓の上に無造作に乗り上げ、ストッキングに覆われすっと伸びた長い脚が抜群の脚線美を披露している。
そしてなにより、トレードマークとも言える白いジャンバーを羽織ったブラウスの胸元の膨らみは、すごいの一言に尽きていた。
まるで超特大のスイカを二つ無理矢理押し込んだように、どんと突き出すボリューム感たっぷりすぎの超爆乳。
ブラウスを押し上げる型崩れのない極上の曲線は、美貌の女教師が無造作にトントンと出席簿で肩を叩くたびにタプンタプンと柔らかな感触を伝えて揺れていた。
「まったく、これじゃ只でさえ遅れてるのに今期の予定がぜ〜んぶダメになっちゃうわ、ねぇ?」
実際、授業が遅れているのは彼女の雑談好きのせいなのだが……
薫子先生は人好きのする笑みを浮かべながら、おもむろに席の前のほう、ホワイトボードの近くに陣取る生徒に声をかける。
「はっ…はい」
「そっそうですね」
トロンとした顔で美貌の社会教諭を見つめていた生徒たちはしどろもどろに答えだす。
電車通学で遅刻した生徒を除いてもこれだけの学生が朝一番から集まるのは中等部ではここだけだろう。
ちなみに、二つの隣の宇治山教諭担当の教室では生徒が一人もいない部屋の中に、まるで怨念か呪詛のように英語のテープが空しく響き渡っていたとか、いないとか……
そんな裏寂れた授業風景とは対照的に、薫子のクラスはこのアクシデントにもかかわらず生徒を集めていた。
彼女の美貌と巨乳につられた男子生徒も多数いるのは当然だが、実際にはそれだけではなく、薫子のフレンドリーなキャラと、女の子の人には言えない悩み相談に気楽に、そしてどんな小さなことでも真剣になってくれるその性格から、女生徒達からも絶大な人気を誇っていることが最大の理由だった。
そのため、薫子本人は知らないが彼女の授業でホワイトボード間際の席を取るのは至難の技だと言われており、日々薫子命の生徒達による激しい席取り合戦が繰り広げられていたのだ。
ちなみに今日の特等アリーナ席(ホワイトボード教卓前)には、この日のために朝の5時起きで家を出た男子生徒が恍惚の顔で座っている。
「ほんと参ったわ」
まいったぁまいったぁを繰り返しながら薫子先生はまったく授業を始めようとはせず、時々遅れた生徒達がはいってくる講義室のドアを見つめていた。
いつもの彼女のキャラクターなら「やったね、みんな、遅刻し放題よ、そんなわけで今日は自習〜よん」などと教師なのか生徒なのかわからない台詞を言うところなのだが、今日に限ってまるで何かを待つようにそわそわと気もそぞろに開け放たれたドアを見つめている。
勿論、彼女の待つ人物はただ一人。
沢木薫子の受け持ちクラス、2−14組の生徒にして、彼女の大事な御主人様。
高梨正樹だった。
表向きでは教師として特定の生徒を贔屓して見てはいけないことだとわかっているが、それでも薫子の気持ちは止めようがなかった。
本当なら、他の教師のように1限目は自習にでもするつもりだったのだが、なかなか姿を現さない正樹が気になって職員室に帰ることもできなかったのだ。
そんなわけで、薫子先生はまるで主人を待つ忠犬のように御主人様が訪れるのを今か遅しと耳をそばだてて待ちつづけていたのだ。
あぁ、せめて顔を見せてくれたら落ち着いてられるのに………
御主人様ぁ
思わず「く〜ん」と切なげに鳴きそうになってしまい、他の生徒の手前慌ててゴホンゴホンと咳き込んだりしてみる。
もし犬のような尻尾があればしょんぼりと垂れ下がっていることだろう。
その時、薫子先生の耳がピクンと動いていた。
がやがやと遅れてきた電車通学の一団が教室の中に入ってきたのだ。
「いやぁ電車がまさかあんなに長く動かないなんてなぁ」
「ほんとびびったよ」
「……山、お前、電車通学じゃないんじゃ…」
「しっ黙ってろって」
「ねぇはやく席に着こうよ」
数人の聞きなれた声の中から、薫子先生の耳は確実に一人の少年の声だけ聞き分ける。
間違いない!
尻尾があれば、はち切れんばかりに左右に振っていただろう忠実なる美女は教卓から飛び降りる。
………いた!
昨日仲良くなったのだろう、自分の受け持ちクラスの学友達と一緒に空き席を探しているその姿。
さらっとした髪に中性的な顔立ち、そして小柄で華奢な体つき。
そう、間違いない。
彼女の、沢木薫子の大事な生徒にして絶対大好きな御主人様の姿だった。
トクントクンと興奮で大きな胸が早鐘のように鳴り響き、スカートの奥ではじんわりと暖かいシミが広がっていく。
「先生どうしたんですか?」
その時、突然教卓から立ち上がり頬を染めて瞳を潤ませだした女教師の様子に、近くに座る女生徒が怪訝そうに声をかける。
「え?ええ?あぁそうねぇ、こんなに人が少なくっちゃ授業にならないし、今日はもう自習にしちゃおっか?」
「え?本当ですか」
「ええ〜そんなぁ」
薫子の提案に、今までおとなしく席に座っていた生徒たちが思い思いの声をあげる。
「まぁしかたないでしょ、はい自習けってい〜」
薫子の陽気な宣言がでた瞬間に、生徒達は騒がしく椅子から立ち上がっていた。
「ねぇねぇ先生この前の話の続きしてくださいよ」
「それより、一緒にトランプやりません?」
「先生、先生、昨日のドラマ見た?」
そして、待ってましたとばかりに薫子の周りを女生徒達の輪が取り囲んでいた。
いくつもの黄色い声が女教師を包み込み、楽しげに話し出す。
「う〜〜ん、ちょっち悪いんだけどさ、あたし今日は調べ物があるのよね」
困ったなという顔で薫子先生はポリポリと頬をかく。
「え〜そんなぁ」
「じゃぁ私手伝います」
「あっ私も」
次々とボランティアを希望する可愛い教え子達を見ながら、薫子は「ゴメン」と手を合わせる。
「う〜〜ん、結構力仕事もあるから男子の方がいいのよねぇ」
途端に、女子達の輪に阻まれ、遠くから学園トップクラスの美貌の花を羨望の眼差しで見るだけだった男子生徒達が、俺が俺がとアピールをはじめる。
そんな男の子達を見渡しながら薫子先生はわざともったいぶると、さも今思案中といった風情で小首をかしげる。
だが、如何にも何気なく振る舞う女教師の豊かな胸の奥は、早鐘のように鳴り響き喉がカラカラと渇きだしていた。
「そうねぇ、じゃぁさっき騒がしく入ってきた……」
そう言いながら、ちらりと正樹達が座るほうに視線をやる。
大丈夫、自然に、そう自然に言うのよ。
「そうね高梨君に手伝ってもらおうかしら?」
言えた!
「はっはい」
お目当ての少年がガタンと椅子を鳴らして立ち上がる。
それと同時にがっくりと肩を落とすその他大勢の男子達。
「じゃぁ2棟の社会科準備室に行くからついてきてね、それじゃみんなちゃ〜んと自習してるのよ〜さぼったらひどいからねぇ」
薫子は笑顔でそう言うと、「え〜、そんなぁ」と騒ぐ生徒達を後にして、まるで何かに急き立てられるようにドアをあけて教室から姿を消していた。
騒がしい教室の誰も、扉を後ろ手に閉めた女教師の異変に気がつくことはなかった。
彼女が今指名をした男子生徒の性欲処理のメス犬に堕ちていることも、そして今もルージュの引かれた朱唇をぺろっと舌で湿らし、淫らに微笑んでいるなどということにも…………
「社会科準備室」
そう書かれた部屋に正樹が着いたのは、カツカツとパンプスを鳴らして歩く薫子先生の後ろを、まるで小走りで追いかけて数分たった時だった。
ここまでの道すがら、他の教室も自習が相次いでいる為か、沢山の生徒が廊下を出歩いていた。
薫子先生はそんな生徒達と気楽に挨拶を交わしつつも、ちらちらと時々後ろをついてくる正樹を目に留めながら急ぎ足で廊下を歩き続けていた。
その歩調は廊下でたむろする男子生徒から「だめだよ先生が廊下を走っちゃ」とからかわれるほどの速さだった。
「さぁ入って、高梨君」
ガラリと引き戸をあけると、少し息を乱した薫子は教師の口調で正樹に部屋の中に入るように促す。
「はっはい」
正樹はこくんと頷くと、少しかび臭い匂いのする部屋の中に入っていった。
準備室として使われているだけあって部屋の中は幾つもの木棚が立ち並び、そこかしこに地図を入れた大筒や、一抱えもある天体望遠鏡に、地球儀、そのほかにも雑多な物が山と積まれている。
資料の日焼けを防ぐためだろう、全ての窓には黒い遮光カーテンが引かれ、薄暗い室内を照らす唯一の光源は、正樹が入ってきた入り口から差し込む光だけだった。
「あの、僕は何を手伝ったら………」
正樹が何気にそう言いながら振り返ったその時、
ぴしゃりとドアが閉められ素早くカギが落とされるのと同時に、少年の体が甘く柔らかい女性の腕に包まれる。
「もうご主人様の……ばか」
薄暗い部屋の中、美貌の女教師はその豊満な胸に自分の小柄な生徒を抱きしめ、いとおしそうに髪の毛に顔をうずめる。
「さっ沢木先生」
「だ〜め、二人っきりの時は薫子っでしょ、ご主人様」
ちゅっとその額に唇をあてると、薫子は潤んだ瞳で少年を見下ろす。
黒い瞳に宿る光は学年一の人気教師沢木薫子ではなく、ただ一人の少年に隷属することを誓った忠実なメス犬のそれだった。
「うっうん」
正樹は、昨日と同様の年上女教師のあまりに突然の変貌についていけず、驚いたように目をしばたたかせながら、なんとか頷く。
教室で薫子に呼ばれた時は、もしかしたらっと甘い期待をもったのだが、廊下を颯爽と歩きながら生徒達ににこやかに挨拶する教師らしい彼女の毅然とした姿を見るうちに、本当にただ手伝いをするために呼んだだけかもと思い直していたぐらいなのだ。
「ご主人様ったらなかなか来ないんだもの、私もう寂しくて……ほんとにもう、ペットを一人っきりにしちゃだめでしょ、ご主人様っ」
クンクンと鼻を鳴らしながら薫子は腕の中の小さなご主人様の体をしっかりと抱きしめ、その豊満すぎる胸をぶにゃっと擦りつける。
朝の光に輝く廊下を颯爽と歩く女教師の立ち振る舞いと、今のトロンと溶けた妖艶な媚態のギャップに正樹はごくりと唾を飲み込んでいた。
「ごっごめんなさい、今日も電車で……その……昨日会ったマイカさんとレンさんに」
おもわず暖かい胸に抱きしめられ、正樹はバカ正直にも言わなくいていいことまで口走ってしまう。
「えっ?それって昨日言ってた電車の中の人達のこと?」
「あっ……うっうん」
正樹は女教師の自分を抱き締める腕の力がきゅっと強くなったことを感じながら、今朝起きた痴態をポツリポツリと語りだす。
薫子先生は正樹の話を聞きながら、髪の毛にキスを繰り返したり、柔らかな腰や胸を少年に擦りつけたりと穏やかに優しく話を促していく。
やがて、淫らな正樹の悩み相談が終わる頃には、少年の股間はスカートから伸びたスベスベの太腿の刺激と、顔に何度も押し付けられる絶品の質量と柔らかさをほこる爆乳のおかげで、すっかりいきり立っていた。
「なるほどねぇ、そんなことがあったとは……」
全てを聞き終えた薫子は腕の中のご主人様の瞳を覗き込んで今までになく真剣な声をだす。
「その人たちは信頼できるのね?」
それは正樹にとっては予想もしない質問だった。
「え?……うっうん多分」
「だったら、ご主人様の思うようにしていいわ、ただし、担任としてご主人様が悪い人に引っかかるのだけは見過ごせないからね」
勿論、ちゃんと釘をさしておくのを忘れない。
「え?うっ、うん」
あまりといったらあまりの展開に正樹は豊満な胸の谷間でコクコクとただ頷くだけだった。
そんな、素直なご主人様をいい子、いい子っと頬ずりしながら、薫子は心の奥で麻耶と弥生に相談する算段を考えていた。
正樹の魅了の力に自分と同様に堕ちたからといっても安心できない、ここはご主人様のためにも独自に調べる必要があるだろう……
でも、今のところそれより最重要なことが一つ。
「それと………」
ちらりと少し上目づかいで薫子は愛しい少年を見つめる。
「ちゃんと薫子も可愛がってよね」
「え?」
「駄目なの?もう私のことは飽きちゃたのかしら?」
く〜〜んと寂しげに鼻を鳴らすように少年を見つめる美貌の女教師。
「そっそんなこと、うん、絶対そんなことない」
正樹はギンギンと痛いほどの股間を、担任教師の白い太腿に擦りつけながら否定の声をだす。
こんな最高の美人先生を飽きることなんてあるはずがない。
正樹は心のそこからそう思いながらブンブンと首をふる。
「えへへ、嬉しいっ」
小さなご主人様の自分への独占欲を感じて薫子は今まで以上にきゅっと抱きしめる力を強くする。
ぶるんっと震える大きなバストが、萌黄色のワイシャツ越しに少年の顔を包み込み、抜群の柔らかさと大きさを余すところ無く伝えてくれる。
その柔らかなおっぱいに埋もれた正樹は、顔中で弾むような弾力を感じながらもごもごと声をだす。
「んんっ……あの……怒ったりしないの?」
正樹にとって昨日の保健室での、三人の女教師の怒ったふりのお芝居が相当心に残っていたのだろう。
まぁ普通の考えなら怒る怒らない以前のとんでもない話なのだが………
まだ人生経験の圧倒的に足りない正樹は、ただわけもわからず大きな胸に顔を埋めたままの姿勢で担任教師を見上げていた。
そんな頼りなげなご主人様の様子に薫子は、はぁっとため息をつくと「ふぅ、もうぜんぜんわかってないんだから」と心の中で嘆息する。
すでに正樹の力に進んで堕ちてしまったこの美女にとって、物事の価値観の中心は全て腕の中の小柄な少年を中心に回っていた。
薫子自身、理性的な一人の大人の女であり、一般常識的にみれば自分の方がおかしいことぐらいわかっている。
でも、理屈ではないのだ。
彼女の体中が、心の奥が、望んでいる。
正樹に、この少年に隷属したいと……
すべてを捧げる相手なのだと……
昨日そのことはしっかりご主人様に伝えたつもりだったのに……
こんな解りきった当然のことで不安げな顔をするなんて。
「そうね!ここはちゃんと私がご主人様のモノだって再確認させてあげないと!」
薫子は小さくだが熱意の籠もった声でそう呟くと、メラメラとご奉仕に燃える心に火をつける。
勿論、この心意気をご主人様に教えてあげる方法はただ一つだけだ。
「えへへへっ」
にんまりと教師とはかけ離れた淫らな笑みを浮かべ、瞳の奥がトロンと蕩けだす。
「ねぇ、ご主人様、私はご主人様専用のペットよね?ちがったかしら?」
柔かい胸肉に溺れる少年の耳元に、真っ赤に塗れたルージュの唇がそっと近づけ、まるで秘密の囁きのように声を忍ばせる。
「え?」
「どうなのかなぁ?」
年上の美女に面と向かってそんな質問をされる照れで真っ赤になってしまう正樹。
「ほら、先生に教えて、どうなの?先生は正樹様のペットよね?」
しかし、じっと返答を待ちこちらを見つめる美女の目線にせがまれて、正樹は恥ずかしさに震えながらも彼女の望む答えをなんとか喉の奥から絞りだしていた。
「……うっうん……薫子先生は僕の大事なペットだよ」
「はい、よくできました」
花丸満点といった感じで薫子は微笑むと、ちょっんとその筋の通った鼻先を正樹の頬に擦りつける。
「そうよ、私はご主人様専用のペットなの、ご主人様の命令ならな〜んでも聞いちゃうお犬さんなの、だったらわかるでしょ?」
薫子は「わかってるわよね」と言うように、ご主人様の頬に白くたおやかな指先をそっと添える。
「えっ……え〜と」
問題を答えられないダメな生徒の唇の周りを白い指先は扇情的になぞっていく。
「もう、ダメなご主人様ね、覚えておいてね、ペットにとってご主人様の幸せが一番の幸せって……わ・け・よ」
さも当然と言わんばかりに薫子は少年の耳元に正解を囁いていた。
「そこんとこを今からたっ〜ぷり教えてあげるわ♪」
暗幕の引かれた薄暗い準備室で美貌の女教師は淫らに微笑んでいた。
二人がいる社会科準備室は、その性質上、空き部屋に授業用の教材を押しこんだ倉庫のような部屋だった。
普段人がめったに使うことのないこの薄暗い部屋には、黄ばんだ国土地理院の全国地図やら、何処のモノかわからない様々な鉱石、ガラス瓶に詰められた世界各地の砂、部品のかけた光学顕微鏡、大人ほどの大きさの巨大な恐竜の骨格模型、その他雑多なものが未整理で棚に積み上げられたり、木箱の中に放り込まれたりしていた。
そんな薄暗い部屋の一角、棚と棚に挟まれた片隅に、古いがしっかりとした作りの大きなデスクと、黒い皮ばりの大きな背もたれのついた椅子が置かれていることを知る者はほとんどいないと言ってよかった。
まるで商社の重役用デスクのようなこれらは、すでに退官した老教師が運び入れた物で、一人で落ち着いて書き物などをする時に使っていたけっこう値が張る重厚な一式だった。
しかし老教師が去って久しい今、こんな薄暗い部屋でこの机と椅子を使う人などいないはずだっのだが……
現在、そこには一人の小柄な少年が、半分身を沈めるように大きな椅子に腰掛けていた。
正確には無理やり座らせられたと言うところなのだが。
「えへへへ、ここ良いでしょ、去年管理を任せられた時に見つけたの、まさかこんなことに使うとは思わなかったけどね」
そう言いながら、椅子に腰掛ける少年、高梨正樹に覆い被さるように圧し掛かるのは、正樹をここに導いた張本人の美人女教師、沢木薫子だった。
準備室の窓に張られた暗幕の隙間から微かに差し込む明かりでさえ、その美貌と類まれなバストラインを隠すことはできない。
いつのまにかジャンバーを脱ぎ捨て、椅子に腰掛ける男子生徒にぐいっとその魅力的なスタイルで詰め寄っている。
その情熱的に輝く大きく理知的な黒い瞳には、椅子に座り自分を見つめるご主人様の姿だけしか映りこんでいなかった。
「ねえ、ご主人様ぁ」
薫子は甘えるように鼻を鳴らしながら、椅子に腰掛ける若すぎる彼女の飼い主へ精一杯の親愛の情を見せつけるように頬を摺り寄せる。
その長い黒髪から覗く大きな瞳はうるうると潤み、少し上目づかいでちらりと覗き込んでくる仕草はまさに主人のご機嫌を伺う忠実な犬のようだった。
「なっなんですか、先生」
まぁこんな状況になれば、いかに正樹でもこの美貌の担任教師がナニを求めているか一目瞭然なのだが、それでもおどおどと質問してしまうのは彼の性分のなせる技だろう。
「くぅん、ご主人様ったらひどいんだ、わかってるくせにぃ」
その天然のじらしに、薫子は小鼻鳴らして不満を訴えるとすりすりと柔らかく甘い匂いのする肌を摺り寄せ、正樹の膝の上に乗りかかっていく。
「ねっねっねっ、いいでしょ?ねっ」
形のいい鼻先が少年の頬をつんつんと突き、うに〜とまるで伸びをするように背筋を反らせると、シャツのボタンを弾け飛ばしそうな勢いの爆乳がぶるっと震え、その圧倒的な質量を強烈にアピールしだす。
「うっうん」
正樹は思わず今日何度目かわからない生唾をごくりと飲み干すと、吸い寄せられるように眼下で揺れる豊かすぎるバストの虜になっていた。
いつ見ても、おっきすぎ……
正樹に擦り寄ろうと両腕を前に出しているからだろう、スラリとした二の腕に挟まれた女教師のバストは、むにゅっという擬音が聞こえてきそうなほど形を淫靡に変え、ワイシャツをこれでもかと言うぐらい押し上げている。
スケベな肉汁のつまった巨大なスイカが二つ押し込まれているかのような見事な爆乳だった。
「ふふふふ、ご主人様ぁ、真っ赤になっちゃってか〜わぁいい………あら?薫子の胸元に何か付いてるのかしらん?」
正樹の欲望に忠実なメス犬女教師は、生徒の視線の先が自分の胸元に集中しているのを確認すると、嬉しそうに微笑んでわざとらしい質問をする。
その間にも、両腕を主人の頭に回しさらに豊満なバストの揺れを押し付けるスケベなサービスだって忘れない。
「ふふふふ、正樹様は先生のおっぱい、そ〜んなに好きなんだぁ」
ニヤニヤ笑う巨乳美女は、椅子に腰掛ける正樹の膝の上でちょうど対面になる状態に馬乗りとなり、少年を抱きしめ自慢の胸で顔を挟みこむ格好になっていた。
「かっ薫子先生っ」
どんっと目の前でボリューム満点にゆれるバスト。
シャツから覗く肉の谷間からは、爽やかな香水の香りと大人の女性の甘いフェロモンが混じりあって漂い、正樹の理性を蕩かしていく。
「いいのよ、ご主人様の好きにして」
高まる興奮に油を注ぐように、薫子のルージュの引かれた赤い唇がそっと耳元に近づき、まるでピンク色の息を吐くように甘くねっとりと囁きかける。
「ご主人様が好きなだけ薫子を抱いていいのよ、好きな時に好きなように、この胸だってそうなんだから」
まるで空気自体がとろっと濡れ出しそうな色気を含んだ息が少年の頬を撫で、耳の奥に潜り込んでくる。
目の前で魅惑的に張り出すバストは、その柔らかく張りのある見事な曲線を余すことなく伝え、美女の甘い呼吸とともにタプンタプンと淫らに揺れていた。
「ふふふ、どうしたのご主人様?」
薫子は少年が自分の肢体に見とれているのを承知で優しくその髪の毛を撫でながら、さらに扇情的に耳元に息を吹きかける。
「あっ…かっ薫子先生っ」
正樹は年上の美女の甘い攻撃に、もう脳髄の奥まで蕩けてしまいそうだった。
目の前でゆれる豊かなバスト、膝の上で下腹部を刺激するように微妙に動く細いウェストライン。
さらにはぴっちりとしたタイトスカートに包まれた魅力的なヒップが、少年の高まりをズボン越しにじらすように押し付けられている。
そして、そのずり上がったスカートの端からのぞく眩しいほどの白い太股に、少年が昨日つけたキスマークが生々しく残っていた。
「ふふ、復習よ、私はご主人様のなんだっけ?」
まるで砂糖菓子でできた蜘蛛の糸のように正樹に絡みつく甘い声。
「うっうん、先生は…その……ぼっ僕のペットです」
正樹はまるで夢見心地で促されるまま答えていた。
「はい、ご主人様よぉくできました、私は正樹様のペット、ご主人様のお情けで生きていけるメス犬なのよ、……んふふふ、だからぁ、たっぷりご奉仕しないといけないわけよん、わかるわよねぇ、ご主人様」
ふぅっと吐き出すような甘い吐息とともに、ピンク色の舌先が正樹の耳の奥にぬるっと差し込まれていく。
くちゅ ちゅく くちゅ
まるでそれが至上の一品だと言わんばかりに、先を尖らせた女教師の舌先は少年の耳の穴に潜り込み、ぐちゅぐちゅと嘗めまわしていく。
「あぁっ、先生っ、ぼっ僕もうっ」
正樹はその舌の動きに,最近ではあるのかどうかさえ危うい理性を軽く溶かされると、お約束どおり目の前で揺れる爆乳に両手を広げ抱きついていた。
薄暗い準備室の片隅で、古びた椅子に腰掛ける少年、そしてその少年に覆い被さるように圧し掛かる見事なスタイルの美人女教師。
「あっあぁぁぁ、はぁ、あぁぁ」
「そんなに舐めちゃ…あぅ」
ぼんやりと浮き上がる白い指先はその男子生徒の髪を優しくそして淫らにかき乱し、唾液の糸を引いて開かれた魅惑的な唇から伸びた舌がくすぐるように丁寧に耳を愛撫している。
「ご主人様ぁ、んんっ、ちゅくっ、あぁっ、んんっ、お胸……あぁ」
「はぁはぁはぁ」
そして椅子に腰掛ける男子生徒も、自分の膝の上で嬌態をみせる女教師の見事な胸元に手を差し込むと、形が変わるほど揉みしだいていた。
そんないちゃつく二人からは、まるで恋人同士のようにクスクスと楽しげな声が響きあう。
「んっんっ、ご主人様ぁ、んっ」
「あっ先生、くすぐったいですよ」
「駄目よ、んっんっ、ここも舐めちゃうわよん」
とろっと肉厚の淫らな舌が少年の耳の周りを嘗め尽くすと、今度は耳たぶを甘噛みしながらちゅるちゅると口腔内へ含んでいく。
その唾液にまみれた淫らなスキンシップは的確に少年の性感帯を刺激していた。
「ダメですって、うは」
「あん、動いちゃだめ、あん、ご主人様ぁ、いやんっ、お耳が逃げちゃうでしょ、んんっ………もう、今度はここを舐めたげるわ、ほら、お顔を向けて、んっ…ぺろ」
まるで毛づくろいをするように胸にかき抱いた少年の横顔に口付けと舌を這わせる薫子先生。
もしこんな彼女を見たとしても全校生徒の誰も信じはしないだろう。
中等部男子の憧れ、社会科担当の美貌の女教師、沢木薫子が嬉しそうに男子生徒に抱きつきキスの雨を降らしているのだ。
どの生徒にも公平で親しみのもてる性格の彼女に、憧れる男子生徒、好意を抱く男性教諭の数知れず
そのサッパリとした姉御肌の信頼をもてる態度に「お姉さま」と本気で目を輝かせる女生徒もいるほどの人気ぶりなのだ。
そんな学園一ともいえる人気教師が、だれもこない準備室で男子生徒にその身を任せると、その抜群のプロポーションを誇る体を積極的に絡め、淫らな欲望に溺れている。
おそらく十人に言っても十人ともが信じられないと首を振る光景だった。
だが、当の本人はいたって嬉しそうに大事なご主人様の顔をペロペロと嘗め回し、とろっとした唾液で舐め清めている。
「んっ!あらんっ、ナニがお尻に当たっているのかと思ったら、ふふふふ、ここにこ〜んな子がいたのね」
わざとらしくニンマリと笑い正樹の横顔にキスしながらヒップをくねらす薫子先生。
「あっ、こっこれはその…」
「んふふふ、いいのよ、もう凄い元気なんだから……あんっ…これは徹底的にきち〜んとご奉仕しちゃわないといけないわね」
膝の上に乗りかかる美貌の教師は、正樹のズボンの上からテントを張った強張りをぎゅっと握り締める。
「あうぅ、先生……もう」
「はいはい、お任せくださいご主人様、この薫子がすぐに楽にしてあげますからね」
冗談めかしてそう言うと、美人教師はぺろんっと正樹の鼻先を舐め上げそのまま顔をゆっくりと下げていく。
萌黄色のワイシャツと丸いヒップの形を浮かび上がらせたタイトスカートの姿の女教師が、腰をくねらせ少年の膝の上からずり落ちると、スケベな体を密着させたまま椅子の下に潜り込んでいく。
そんな二人の間では、淫液がたっぷりとつまった爆乳が風船のように押しつぶされ、むにゅむにゅと淫らなゴム鞠と化して蠢いていた。
「あっあぁぁ」
そのむっちりと温かい肉の塊の感触に正樹はうっとりと声を漏らす。
「ふふふっ、もっと気持ちいいことしてあげるわよ、ご主人様」
やがて、魅惑的な担任教師の肢体は、重厚な椅子に腰掛ける正樹の脚の間にすっぽり納まっていた。
「かっ薫子先生、そのなっ何を…」
「んふふふ、正樹様はらく〜にしてて、ほら椅子にもたれてぇ」
えへへっと笑みを浮かべる薫子は正樹を見上げると、盛り上がった股間にくんくんと鼻を鳴らしながら顔を寄せていく。
「もうスケベな匂いがいっぱいしてるわね……んっ、これ邪魔っ」
薫子先生の白い歯がカチリと正樹のズボンのチャックを咥えると手を使わずにまるで犬のように、くいくい顔を動かしてチャックを下ろしていく。
「んしょ……んしょ…んっ」
綺麗に並んだ白い歯がジッパーを咥えたまま、ケダモノよろしくジッパーを全て引き下げてしまっていた。
「んふふふ、でてきたわよ、ご主人様ぁ」
そして自分の仕事に満足そうに笑みを浮かべるメス犬美女は、開けたチャックの間からムクムクとそそり立ってくる正樹の肉の象徴をうっとりと眺める。
「んふ、んふふふ」
見下ろす正樹の目線の下で、メス犬に堕ちた美貌の担任教師は頚木を外れ踊り出た生徒のペニスにいとおしげに鼻先を寄せていた。
その顔は本当に嬉しそうで……淫らだった。
「あうっ」
美女の吐息が剥き出しの肉棒くすぐり、ビクンッと無意識のうちに正樹の腰が跳ね上がる。
ぴゅっっ
「きゃあぁん」
ぺたんと床に手をついてお座りの格好をする女教師は可愛らしい声をだすと、端正な鼻筋に飛んだ先走りの汁を嬉しげに見つめていた。
「んふふふふ、ここ、凄いわね」
女教師は膝の間から少年を見上げながらにっこり微笑み、その鼻先をビクビクひくつく肉棒の先にちょんっと当てる。
「それにご主人様の匂いがとっ〜ても濃くて……クラクラしちゃいそう」
クンクンと小鼻をひくつかせるメス犬は、椅子に座る少年の足の間にちょこんと座り恍惚とした表情を浮かべていた。
「そっそんなところの匂いなんて……」
「あら、昨日あんなに飲ませておいて、それはないんじゃないの?もう体中に染み付いちゃった匂いなんだから」
こともなげにそう言うと薫子は迷うことなく正樹のヒクつくペニスの先に、水気をたっぷり含んだ麗しい唇を寄せていく。
「んふ、それじゃ、いただきまぁす、あぁ〜ん」
黒い髪がサラサラと揺れ、薫子先生の小さな顔が、口でアイスキャンディーを飲み込むかのように、ドクドクと脈打つ亀頭の先端に今まさに覆い被さっていく。
「かっ薫子先生っ」
あ〜んとピンクの唇を開けて、その先端を口腔内に潜り込ませようとしていた薫子は、突然のその声にきょとんと上を仰ぎ見る。
「なぁに、ご主人様?」
その表情はご馳走を前に、主人に「待て」といわれて必死に耐える飼い犬そのものだった。
「そっその…あのぉ……こんなことは…」
「そんなぁ今さらになって……昨日だってしたじゃない、ね?」
相変わらずの曖昧な正樹に、薫子はいやいやっと小首をふる。
「だいたい私をこんな風にペットにしちゃったのはご主人様なのよ……ねぇ…ご主人様ぁ、いいでしょ?食べちゃダメなの?ねぇ、お願い、お願いよ、正樹様のおち○ぽ、先生のお口でくちゅくちゅさせてください」
ねちゃっと唾液の糸をひいて半開きにされた唇、トロンと蕩けたような黒い瞳。
ぺたんと床にお尻をおろし、両手を前についたその腕の間ではまるでメロンのように張り出した豊満すぎるお乳が縦にむにゅっとつぶれ、ふるふる揺れている。
「ご主人様ぁ、お願いです、おち○ぽください、ご主人様のドロドロのザーメンを薫子のお口の中に注ぎ込んでくださいぃ」
薫子先生は口内射精を哀願しながら我慢できずチラチラと自分の目と鼻の先で盛り上がる肉棒に視線を送っている。
それでも正樹は足元にはべるメス犬を見つめたまま、声をだしてはくれない。
「ね、ね、ご主人様ぁ、お願い、ペロペロしたいの、ね?……もっもう我慢できないのよぉ」
目じりに涙の粒をためながら、「待て」の姿勢でけなげに主人を見上げる薫子の体の疼きは限界にまで達しようとしていた。
昨日夜から夢にまでみた大事なご主人様にまた愛してもらえる。
それだけでもうトロトロと溶けだしていた薫子の女の部分が、懐かしく大好きなご主人様の匂いで一気に高まった、その瞬間のお預けだ。
「くださいぃ……正樹様ぁ、おち○ちん、おち○ちん、欲しいのぉ、体がおかしくなっちゃうの…あぁ・…もうダメェ、ごっごめんなさい」
そう言いながらへたり込む女教師は、その右手をそっと自分のタイトスカートの中に忍ばせていた。
くちゅっ
「あっ…かっ薫子先生……」
「まっ正樹様が悪いんだからね、私だって本当はこんな……こんな恥ずかしいこと……しっ……んっ…したくないんだから」
薫子の白く長い指先は太腿の間をすり抜け、タイツと下着越しに自分の大事な秘所をさすりだす。
くちゅ ちゅく
「あっ……あひぃ…んっ、ご主人様ぁ」
フェラチオ寸前でのお預けを我慢しきれなかった女教師は、生徒の前で恥ずかしげに首を振りながらオナニーを始めていた。
タイトスカートに差し込まれた手が淫らに前後に動き出すと、空いている手でまるで自分の爆乳を揉みつぶすかのようにぐいっと下からおっぱいを掴みあげ、シャツの上からもぎ取るようにひねり回す。
くちゅ ちゅく ちゅく
すぐに、たっぷりと女の蜜を放ち濡れきっていた下着から、粘着質な音をたてて吸収しきれなかった淫液が指先を伝わり流れ出していた。
「あふぅ…くっく〜ん…んんっ」
美貌の女教師はピクピクと震え乱れたタイトスカートの中の下着をぐっしょりと濡らしていく。
「ごっご主人様ぁ、ご主人様ぁ、あぁっ…あぁぁ…んんっ…おっ…おち○ぽくだっ…ください」
目の前の椅子に腰掛ける一回りも年下の少年に嘆願の声を出しながら自慰行動にふける女教師。
熟れた薫子の体はビクビクと震え、手だけがまるで別の生き物のようにじゅくじゅくと塗れたショーツを捏ねくりまわしている。
昨日晩、薫子が家に帰ってからも寝ても覚めても思うのは御主人様、高梨正樹様のことだけだった。
あれほど好きじゃなかった自分の大きな胸でさえご主人様に可愛がってもらえるのだと思うといとおしく思えてくる。
そう明日は朝からご主人様に抱いていただいて、それからこの胸を捧げ、そしてたっぷりとご奉仕するのだ。
なにせ自分は彼に隷属する一匹のメス犬になったのだから。
そう、高梨正樹専用のペットになれたのだ………
そう思って、まるで夢をかなえた幼い子供のように、ドキドキしながら幸せな眠りについていたのだ。
明日からもたくさんたくさん可愛がってもらえることを夢見て……
それなのに……
「はひっ、あっ…ひっどいよぉ…ごっご主人様ぁぁっぁ」
くちゅ くちゅ
いやいやと小刻みに顔をふり、長い黒髪を揺らしながら薫子は手淫を続ける。
今のこの恥ずかしすぎる痴態をご主人様に見られていると思っただけで、お腹の奥からじんと熱くなり、下着越しに秘所を押さえつける卑猥な指の動きも激しくなってしまう。
「いやっ……とっ止まんない…あっ…んっ……ご主人様に…ご主人様に可愛がって…もらいたいのに……あぁん…んっ」
大きなデスクの足元に隠れるように座り込んでいた担任教師のヒップが自然と上がりだし、ページュのストッキングに包まれた太股がもっと指を感じようと汗ばみながらゆっくりと開いていく。
「んっんんっ……こっこんな」
きゅっと白い指先が、ストッキングを傷つけ小さな切れ目を作ると、自我を失った薫子の指は我先にと小さな切れ目を押し広げ殺到し、ショーツをずらして潜り込み直に自分を慰めだす
「あっ…あっあぁぁ……ごっご主人様ぁ」
ぽたぽたっと愛液の雫がタイトスカートの中から零れ落ち、女教師はその体をビクビクと震わせ、涙まじりの潤んだ瞳で目の前の椅子に腰掛ける少年を見上げていた。
「ごっごめんなさい…がっ我慢できないの…おち○ぽ…ご主人様のおち○ぽ食べさせてくださいっ…あぁ…トロトロになっちゃう…手が…手がとまんないよぉ…ご主人様ぁ」
くちゅ くちゅう ちゅう
「かっ薫子先生」
正樹はそのあまりにも淫蕩すぎる年上の担任教師の痴態を呆然と見つめていた。
深い意味があって薫子に待ったをかけたわけではない。
いつも通りの煮えきらない正樹らしいと言えば正樹らしいセリフだったのだが……
恥ずかしげに頬を染め、目線をそらして自慰行動に耽りだした美女のあまりのいやらしさについつい止めるのも忘れて見入っていたのだ。
「んっ…ねっ…ねぇ…ご主人様ぁ……お願いしますぅ……薫子に…貴方様のメス犬にお情けをくださっ…いぃ…このメス犬のお口を使ってください…お願い…あっん」
自分の意志ではもうどうにもできないのだろう、まるで発情期のケダモノのように薫子先生はスカートの中に差し入れた指で膣肉をほじくり返し、たっぷりと淫汁のつまった肉を広げボタボタと淫液を零しながら哀願する。
その白い太股まで、とろっと滑光る液体が溢れ出していた。
「かっ薫子先生…」
そう呼びかける少年の声に、年上の大人の美女はびくっんと身体を震わせ忠実なドレイように足元に佇み、期待に満ちた瞳で見上げてくる。
服従の姿勢が正樹に目の前の美女が自分の所有物であることを痛烈に実感させていた。
そうだ…薫子先生は今僕の奴隷なんだ。
どんな言うことでも……命令だって聞いてくれる。
そう思うとドクンと今までに無い、征服感が正樹の胸に湧き上がってくる。
「ご主人様ぁ」
目線の下では、机の下でしゃがみこんだ美女が自分の次の言葉を待ちながら、んんっと喉をならしてオナニーを続けている。
めっ命令……してみよっかな…
正樹は意を決すると、脚の下から湧き出す濃密な空気に飲まれたように椅子の上で身じろぎし、座ったままでおもむろにぐいっと腰を前に突き出す。
「……かっ薫子」
「はい、ご主人様」
呼び捨てにしても眼下の女教師は、それをまるで当然のように返事をする。
その様子に調子乗った正樹は、おもむろに机の下に手を伸ばしていた。
「……あっあん」
トロンと焦点の合わない瞳で見上げる薫子先生の長い黒髪が、少年の手でぐいっと掴まれる。
「ご主人様ぁ」
そんな少しばかり荒々しい行為でさえ、薫子は自らの身体に主人の手が触れてくれたと言う嬉しさで快楽に変えてしまう。
正樹は、ごくりと唾を飲み込むと興奮した気持ちと裏腹に、わざと冷静な声で一言命令を下していた。
「僕の咥えて」
一瞬の沈黙の後、
「はい、承知しましたわ」
ねちゃっと淫らな糸を引くような美女の真っ赤な口が開かれ、粘液の触れ合うねとつく音を立てながらそそり立つ肉棒に寄せられていく。
その様子はもしも尻尾があれば左右にちぎれんばかり振り回しているほど、嬉しそうに震えている。
ちゅ くちゅ
床にへたり込む大人の女の妖艶な口元に、不釣合いなドクドクと脈打つ肉棒がゆっくりと潜り込んでいた。
「んぐっ…んんっ」
だが、散々淫らな担任教師の一人エッチというショーを見せられていた正樹はそれだけでは満足できない。
おもむろに、女教師のしなやかな黒髪を掴んだ手に力をこめると、ぐいっと引っ張り上げる。
「薫子、もっとだよ」
「はっはい……んぐっ」
少年になすがままにされる大人の美女の頭は、髪の毛をひっぱられ無理やり椅子に腰掛ける幼い股間に押さえつけられる。
ずずずずっ
「……んっんん…んふぅ」
喉の奥に突き立てるように刺し入れられた肉棒に、薫子は息を詰まらせ、くぐもった呻き声をあげる。
それでも正樹の手は、サラサラとした美女の黒髪を掴み、すっと通った鼻筋が自分の股間にぴったりと引っ付くまで手放そうとはしなかった。
「ううっ気持ちいい」
そう、むしろ手放すことができなかったのだ。
こんな気持ちの良い肉奴隷の口を手放せるはずがない。
「んっんんっ……んふぅ」
少年の腰にぴったりと美貌をつけペニスを咥えこんだ女教師も、すぐに主人の意図をさとって力を抜くと、主人に頭を揺すられるのに任せフェラチオに没頭しだす。
ずちゅ にゅちゅ にゅちゅ
卑猥な粘着質な音と、肉鞘と唇の間からもれる空気の音が、寂れた社会科準備室に響き渡る。
「あっ…あぁぁ、薫子」
正樹は椅子に深々と腰を降ろし、ペニスを包み込む生暖かい美女の口腔内を堪能しながら、ぐいぐいと頭を抑えた手を前後に動かし続ける。
「ふぐっ、んっ、んあっ、んっ」
ずっ ずっ ずっ ずっ
正樹の手の動きで無理やり薫子先生の美貌が上下に揺すられると、そのルージュのひかれた唇の間を肉棒が出たり入ったりを繰り返す。
その度に、薫子の形の良い鼻筋が肉棒の根元までぴたりと当たり、次の瞬間にはずろろっと唾液と先走りに濡れたシャフトを吐き出しながらずり上がる。
「ふぐっうぅぅ」
そしてまた後頭部を正樹の手に押しこまれ、まるで手品のように怒張した勃起を根元までずるずると飲み込んでいく激しいイラマチオを繰り返す。
その間にも、薫子は健気に奴隷らしく溢れる唾液を啜り上げ舌を肉鞘にからませると、亀頭を喉奥で締め付け主人の肉欲を受け止め続ける。
ずちゅ ずちゅ ずちゅ ずちゅ
単調だが驚くほど深い口での性交が、やがてお互いの高まる欲望をうけて徐々にリズムを速くしていく。
「んっんっんっんっ、んんんっんふぅ」
「うっうっ、うっ、あぁ、気持ちいいっ」
正樹がやがて訪れる快感に耐えるように目をぎゅっと瞑り、薫子は喉の奥に出してもらえるだろう白濁液の食感の期待に頬を染め、さらに激しくお互い手と頭を前後に動かし出す。
ずっずっずっずっ ずっぅぅ
「んふ、ずるっ、んっんっんっ…ずずずっんんっ」
「ううっ、薫子、でっ出そうです」
「んぐぅ、ふぐうぅっう」
正樹がぎゅっと腰を震わせ、ザーメンを注ぎ込むために担任教師の頭を股間に抱え込むように押さえつけた。
ちょうどその時。
「おいっ〜す、高梨いるかぁ」
ガラリとドア開けてクラスメイト、金髪頭の賀川がひょっこり顔を覗かせていた。
「!!」
「……っっん」
思わずビキッと凍りつく先生と生徒。
それでも股間の逸物は萎えるどころか、女教師の口の中でビクンビクンと脈打っている。
「かっかっ………かっ賀川…くっ君?」
「おうそうだよ」
金髪の賀川はそう答えながら、ガラガラと古びたドアをさらに開けると室内に入ってくる。
そのドアの端には、錆び付き壊れたカギの残骸が引っかかっていた。
おそらく勢い良く開けた本人は、カギがかかっていたことにも気が付いていないのだろう。
「どっどっどっどうしたの?」
「いやさぁ、ほら、手伝ってやろうと思ってさ」
そう言いながら賀川はキョロキョロと薄暗い部屋中を見渡している。
運良く、薫子先生はドアと相対する角度で置かれた大きな机の下に潜り込んでおり、賀川からは椅子に腰掛けている正樹しか見えていないようだった。
「まぁ本当のことをいうと、薫子ちゃんが目当てなんどけどな」
びくっんと正樹の足元の担任教師が肩をすくませる。
こっこれはまずい。
正樹は下半身を少しでも隠すために椅子をギシリと鳴らし机に近づけるように身体を動かすと、脚元にいる薫子を机の下にさらに押し込むように脚を密着させる。
だが、ぐいっと押した調子に正樹の股間で元気に跳ね上がっていた肉棒が、薫子先生の鼻先にぺたりと引っ付いてしまう。
「あんっ」
思わず反応した薫子先生の甘い声。
「え?」
「えっ?ごっゴホン、ゴホン、う〜、ゴホゴホ」
正樹は青い顔で、ドンドンと机を叩きながら咳払いを繰り返し、音を掻き消そうとする。
「??だっ大丈夫か?」
「ゴホゴホ……うっうん、はは、やだね、ほこりっぽくて」
あはははっと、頭を掻きながら正樹は心の中でどっと冷汗をかいていた。
もう本当に勘弁してよぉ。
あまりのギリギリの緊張感に涙が出そうになってくる。
だが、堪えしのんでいるのは正樹だけではなかったのだ。
机の下に押し込まれるようにして身を縮める担任教師も、ある誘惑に堪えに堪えていたのだ。
その誘惑とは…
突然の二人の密会に割り込んできた賀川少年…ではなく。
ぐいっとその美貌に押し付けられるご主人様の肉棒だった。
ついさっきまで、彼女の口の中でドクドクと脈打っていた愛しい肉の塊。
トロトロと口の中で舐めしゃぶり、咥え込み、今まさに白濁液を吐き出そうとしてくれていたはずだったのだ。
そう、本当だったら今ごろご主人様の匂いいっぱいのザーメンで口の中を満たして、ゴクゴクと見せつけるようにして飲んで差し上げていたはずだったのに……
そのペニスが、ぺっとりと頬に張り付きピクピクと脈打っている。
あとちょっと、あとちょっと顔を動かせば、お口の中に含んであげられる。
薫子は思わず「く〜ん」と鼻を鳴らしそうなるのを必死に堪えて、潤んだ瞳でご主人様を見上げていた。
(ねぇ食べちゃだめ?だめなの?)
完璧にスケベなメス犬モードに入ってしまっている薫子はくんくんっと鼻を鳴らして頬をすりすりペニスにすり寄せて哀願し続ける。
(なっ何言ってるんだよ、薫子先生!正気になってよ…ダメ、ダメだからね)
子犬のような視線で訴える年上の美女に、正樹は必死で「待て」っと首を横に振っていた。
「おい、ほっ本当にだいじょうぶか高梨」
「えええ?うっうん、大丈夫…うん……ダメだって……あっいや、その……なっ何でもないよ」
正樹は大汗をかきながら、チロチロと舌を伸ばそうとするメス犬を牽制する。
「ふ〜ん、まぁいいや、なぁところで薫子ちゃんは?」
そんな正樹の張り詰めた緊張など知らない賀川は、この部屋にきた最大の理由が見当たらず、正樹に問いただす。
「えっ……しっ知らないよ、うん、本当に、うん、薫……沢木先生いないよ、ここには、うん絶対」
まさか今、机の下で僕のペニスにむしゃぶりつこうとしていますなんて言えやしない、ただパタパタと手をふって嘘をつき続けるだけだ。
「え?まじで?ここに高梨と一緒に来たって聞いて来たんだけど」
「なっなんか用事があるんだって…ついさっき行っちゃったよ…うん」
「そっかぁ残念」
賀川は心底がっかりした声を上げながら、とほほほっとうなだれると、側にあった木棚にもたれ掛かる。
「ところでさ、高梨はそんなとこで何してんの?椅子に座ってさ」
薫子がいないことがよほどショックだったのか、賀川はつまらなさそうに木棚に置いてあった恐竜の化石のレプリカをいじりながら話しかけてくる。
「えっ…今?そっそれは…その……そっ掃除、そう掃除を頼まれたんだよ、この部屋の…それでね疲れたから、ここに座って休んでたって……そんな感じ」
もうしどろもどろに、あたふたと手を振り回して正樹はなんとか意味の通った返事を作り上げる。
「へ〜、だったら俺もなんか手伝おうか?」
正樹の混乱など知らず、賀川は暢気にそう言いながら、今度は側に立てかけてあった大きな古地図を物珍しげにマジマジと見つめる。
「いっ、いいよ」
賀川に申し訳ないがはやくココから立ち去って欲しい正樹は慌てて返事をする。
しかし……
(あんっ♪いいのね、うふん、それじゃいただきます)
その声に反応したのは正樹の足元で「待て」の姿勢で淫らに待機していた一匹のメス犬だった。
スケベな思考で動くメス犬は、勝手に正樹のセリフを都合のいいように判断すると顔を傾けていく。
(あ〜ん…っんんぅ)
べろん んちゅ
ちゅるんっと正樹のペニスが唾液のたっぷり詰まった口腔内に飲み込まれると、絡みつくように舌が亀頭をじゅるりと包み込んでいく。
「!!!、あぁぁ!!ひゃ…ううぅ」
「どした高梨?」
突然のただならぬ正樹の様子に賀川は古地図から顔を上げると、歩み寄ろうとする。
「なっ何でもないよ!本当、うん!何でもないから!」
必要以上に大声をはりあげる正樹。
「そっそか……まぁそんならいいんだけどさ」
なんだか先程から妙な具合に鬼気迫る転校生の様子に、賀川は少しびびりながら歩みを止める。
(んちゅ…ご主人様のおち○ちん、んふふふ、もうビンビン……待っててね、すぐに濃いザーメン吸い出してあげるわ、んふっ)
そしてそんな二人の間に横たわる机の下で、ねっとりと男子生徒のペニスに密かに舌を這わす淫乱な女教師はやる気まんまんだった。
その舌先をきゅっと尖らせて少年の亀頭の先をつつくと鈴口の中にこじ入れたり、生暖かい頬肉で亀頭を包み込んだりと、やりたい放題にペニスを弄び最大限の愛撫を与えだす。
(だっダメだって先生ぃ)
正樹は青い顔になって小声で机の下の淫らなペットに小声で話しかける。
(んちゅ…ちゅ…あら?さっき「いいよ」って言ったわよ…じゅるるっ)
こちらも、ひそひそ声のメス犬教師は意地悪げにそう答えるとまた肉棒を含みだす。
むふっと淫らに微笑んで少年を悪戯っ子のように見上げるその美貌は、大好物の餌をぱくつくき幸せそうに瞳をトロンと蕩めかせていた。
(ちゅる…ちゅくっ……んふぅ、ご主人様のおち○ぽ大好きぃ)
真っ赤な唇は、少年の焦りとは裏腹にはむっと肉鞘を横咥えにすると、ベロベロと舌で舐めまわしている。
自分が教師であることも、その前に人間であることも忘れたまさにメス犬の本性全開の場所も時もわきまえない淫らな口腔奉仕が激しさを増していく。
一応音を立てないように配慮をしているが、それでもいつまで持つか怪しいものだった。
(んちゅ…ふっん、んんっ、ぺろっ、あぁん、もう先っぽから漏れ出して……んちゅ、美味しいわん♪)
「…ぅ………ぅぅ……」
肉棒をねぶり上げるような絶妙の犬舐めに正樹は歯を食いしばって我慢する。
そんなご主人様の様子をみた薫子は、むふっと淫らに笑みを浮かべるとじゅるりとペニスをさらに飲み込んでいく。
(んふふふ、ご主人様たらまだまだ余裕ありそう……ふふふ、そうだ…こんなこともしちゃおっかなぁ)
淫らな飼い犬を自称する美女、沢木薫子は頬を窄めてまるで根っこから正樹のペニスを吸い取るようにバキュームフェラを開始しだす。
(んぐぅ、んんっぅぅぅ、んふぅ、ずずずずっ)
ずっぽりと少年のペニスが根元まで薫子先生の朱唇の中に飲み込まれて、窄まった頬の奥に吸い込まれるように包まれる。
「…ぁぁ…ぅっ」
(んふぅ…んぐぅ…ずちゅ…じゅるじゅる)
机の下で秘密の交わりを続ける女教師は、んふふっと目を細めながら、昨日さんざん突かれた喉の奥の粘膜で正樹の亀頭を吸いまくり、肉厚の舌でベロベロと頬肉に包まれたペニスの周りをしゃぶりだす。
「ぅぅぅうううっ、かっ薫子……先生ぃ」
ついに正樹の口から堪えきれない声が漏れていた。
「え?薫子先生がどうかしたのか?」
今度は正樹の呻き声を聞き逃さなかったクラスメイトは、なぜか眉間にしわを寄せて難しい顔をしている正樹を、きょとんとした顔で見つめる。
「どうした、高梨?」
「いっいや、何でもないよ…ぅぅ…そっその、沢木先生どうしてるかなってさ」
あははっとごまかし笑いをしながらも、正樹は腰から抜けるような快楽に、びくびくと背筋を痙攣させていた。
「だよなぁ、今まで自習っていったら薫子ちゃんはいつも教室でおもろい話をしてくれたのになぁ…今日はどうしたんだろ」
答えは簡単、目の前の机の下に潜り込んでクラスメイトのペニスを舐めしゃぶるのに忙しいのだ。
「そっそうだね…ぅぅ…あははは」
冷や汗を流しながら愛想笑いをする正樹は、ぎゅっと机の端を握り締め股間を吸い上げる生暖かい溶けるような美女の口腔奉仕に必死にたえていた。
(だっダメだって…あぁぁ)
(んふぅ、ご主人様ぁ…んぐぅぅ、んっ、喉の奥でビクビクって震えてるぅ、もうすぐ出ちゃうのね、く〜ん)
少年の性の匂いに酔った薫子はぺたんと両手とお尻を床につけた姿勢で、んぐんぐと喉の奥を動かし口の中にスペルマを搾り取ろうとさらに激しく吸引する。
自分の憧れの担任教師が、すぐ側の机の下でクラスメイトの肉欲を処理しているとはまったく知らない賀川は、肉棒を女教師に咥えさせている当の級友相手に世間話をはじめる。
「ところでさ、高梨は部活とか決めたわけ?」
「…ぁぁ…えっ?なっ何?」
くちゅくちゅとペニスを嬲り、真っ赤な唇で絞り上げる美女の妙技にとろんっとなっていた正樹の意識はすでに何度も飛びそうになっていた。
「ホント大丈夫か?何だか息も荒いし」
賀川は薄暗い部屋の中で目をこらし、心配そうに歩み寄ると件の机を挟んでちょうど正樹と相対する位置まで近づいてくる。
「だっ大丈夫だよ、えっとなんだっけ…くっクラブだっけ…クラブは茶道同好会に…かっ仮入部したよ…うん」
「へぇ、茶道ねぇ、また変わった所にはいったなぁ」
そう言う賀川の足元、ほんの1メートル離れていないところで、薫子先生が小刻みに頭をふりながら正樹のペニスを、頬をすぼめて吸い続けている。
「うっうん、ぶっ部員、ぼっ僕一人なっ…なんだ」
正樹は太腿をビクビクと震わせ、こみ上げる射精感をこらえながら、引きつった笑みを浮かべていた。
もうその目の焦点はあってはいない、部屋が明るければその口元からとろっと涎が垂れていたことに気がつかれていただろう。
(もっもうダメだ…でるでちゃうよぉお)
「へ〜、だったら暇だろ?どうだい掛け持ちでもいいから軽音やんないか?」
すかさず勧誘をかけるクラスメイト。
「ぅぅっ、かっ…考えて…おくよ…ぅ」
ぎゅゅっと薫子先生の唇がさらに引き締まり、ドロドロになった舌が、はやく出してっとばかりに亀頭の裏をくすぐりかき回す。
(あぁぁ、もう何が何だか・…あっ頭の中がぼ〜っとしてきて…ううぅ、気持ちいいぃ、先生の舌が絡みついて、あぁぁまた吸われてるぅ)
椅子に深く腰掛けたままの正樹がチラリと下に目線を落とすと、そこには肉棒を朱色の口に含んだ美女が、淫らにこちらを見上げながら一心不乱に顔を振りたてていた。
「今度の学園祭に向けて練習してるんだけどさ、今度見に来る?」
クラスメイトの声が何処か遠くから聞こえてくる。
正樹の目に映るのは、黒髪と爆乳を揺らして自分を慕う生徒のすぐ側で、こっそり肉棒をしゃぶり中学生の精液を搾り取ろうとする女教師の淫らな姿だけだった。
「どうだ?楽しいぜ……薫子ちゃんクラスとはいかないけど、けっこう可愛い子もいるしよ、来ないか?」
賀川の中で最高クラスにランキングされている担任教師は、自分の両手で巨乳を服越しに下からむにゅっと掴み上げると、そのはちきれんばかりの大きさを生かして咥えこんだペニスを下から包み込む。
(んふぅ・…ご主人様ぁ・・…だしてぇだしてくださいぃ…薫子のお口の中にドロドロの精液流しこんでぇ…あぁぁん、はやくぅ、はやくぅ)
ワイシャツの胸元からはみ出す盛り上がった肉球の谷間と、むぐっと咥えた口腔で正樹自身を隙間無く覆い尽くすと、どろどろと唾液を垂れ流してシュッシュッと小刻みに動き出す。
(ううぅう…おっぱいまで…あぁ…きっっ気持ちよすぎだよぉぉ…だっだめになりそぅ)
賀川に気づかれてはいけないという極度の緊張とプレッシャーが上半身を、そして薫子先生のケダモノのような激しい口腔奉仕が生み出す蕩けるような快楽が下半身を交互に襲い正樹は酔ったようにぽわんっとしていく。
「高梨?」
返事もせずに椅子にもたれかかり息を荒げるクラスメイトに賀川が不信気な声をかけてくる。
(こっ答えないと、ばれちゃうよ、あぁぁ、何だっけ?練習?…あぁ先生の舌が…うぅ…すっすごい、絡みついて暖かっくて、あぁぁ…だっダメだ、答えないと…ううぅ…ぬるぬるのおっぱいが擦れて、あぁあぁ、いくぅ、いくぅうう)
「…いっいく……いくぅ…ぅぅ」
背もたれに頭を擦りつけるように身体を反らせ、かすれた声をあげる正樹。
どくっん どぴゅ どぴゅ どぴゅ どくどくどく
その瞬間、薫子の口の中に含まれていたペニスの先端から、溜まりに溜まった精液が吹き上げていた。
(あはっん…ご主人様のザーメンだぁ、んぐっ、んぐうぅ、んぐっんぐぅ、おいひいぃ、あんっ喉に絡みついちゃう、んんっ、んぐぅ)
机の下で白い喉をゴクゴクとならしてこってりと濃い精液を飲み干していく女教師。
正樹はうつろな瞳でその様子を見ながら、自分の排泄物が美女の口の中に消えていく様子にさらに興奮しドクドクと残ったザーメンを放出していた。
「…ぁぁ…いくぅ」
「あっ…ああ、来てくれるならいいんだけど…そんなに連呼しなくたって」
んっとゆれるクラスメイトの妖しげな様子に賀川は何故だか目線を逸らしてしまう。
薄暗い社会科準備室で頬を染め、妙に色っぽくとろんっとした表情を見せる線の細い転校生。
ふっ二人っきりなんだよな。
実際にはもう一人、机の下で大きなバストとスケベなお口で奉仕する美女が控え、どくどくと口腔内に注がれる少年のスペルマを飲み干しているが、賀川はそんなことは知りもしない。
ほのかに漂いだした肉欲の香りも手伝って、賀川は変にあせりだしてしまう。
「ぁぅっ…」
どくっ
(んんんっ・・…んぐっ)
そんな賀川の目の前で、美女の口の中にたっぷりスペルマを搾り出した正樹は、はうっと息を吐くと、どさっと椅子に背中を預け、そのまま軽く意識を失ってしまう。
「たっ高梨、まっマジで大丈夫か…その・…」
賀川は何故かどもりながら、椅子の上で力なく放心している正樹の方にゆっくりと歩み寄りだす。
大きく重厚な机の横を回り込み、正樹の顔を覗き込もうとした……
その時、外の廊下が、がやがやと騒がしくなりだしていた。
「!!あっもう授業終わったのか?」
「…えっ?…あっあれっ?…あっ…かっ賀川君……どっ…どうしたの?」
トロンと目を蕩けさせ、頬を染めた正樹が今まさに、机の下が覗き込める位置に移動しようとしていたクラスメイトをぼんやりと見上げる。
「えっ…あっ…なっ何でも…ねえよ、そっそうだ、俺日直だから次の時間の準備しないと…すまんな高梨、先いくわ」
正樹の視線に慌てた賀川はバタバタと何故か後ずさりすると扉の位置まで戻っていた。
「うっ…うん、じゃあね」
そんなクラスメイトの様子をぼんやり見つめながら、腰からまるでぬるま湯に溶け込んだようなけだるい様子で正樹はクラスメイトに軽く手を振っていた。
「おっおうよ、じゃな」
賀川はそう言うと、シュタッと片手をあげて、迷いを断ち切るように薄暗い準備室を後にするとピシャッとドアを締める。
「なっなんだったんだ……正樹調子わるかったのかな…そうだ、きっとそうだ…よな」
頬をそめて椅子にもたれるクラスメイトの残像を頭からブンブンと消し飛ばすと、賀川は教室にむかって駆け戻っていた。
誤字脱字指摘
6/4 あき様
ありがとうございました。
6/4 あき様
ありがとうございました。